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放射温度計使用上のポイント

放射温度計使用上の注意点

放射率の設定

設定した放射率が物体固有の放射率と異なる場合、測定誤差の要因となります。
放射率と物体の温度の関係はリニアではありませんので、異なる条件で測定した温度を後から修正・補正することができません。
(放射率の設定が1%異なったからといって温度も1%ずれるわけではありません。)

放射率の設定誤差と温度の測定誤差の関係(代表例)
物体温度 放射率の設定誤差(℃)
1% 5% 10%
0℃ 0.5℃ 1.5℃ 2.5℃
100℃ 0.6℃ 3.0℃ 6.0℃
200℃ 1.5℃ 6.5℃ 12.0℃
300℃ 2.0℃ 9.5℃ 18.0℃

スポット径と測定物体

安定して物体の温度を測定するためには、スポット径の1.5倍程度が物体に収まるようにしてください。

スポット径と測定物体

高温測定時

高温物体を測定する場合、物体からの赤外線により放射温度計本体が熱せられ、正確な温度を表示できないばかりか、最悪放射温度計の破損につながる場合があります。このような場合は以下のように測定に必要な赤外線以外遮蔽するようにしてください。

高温測定時

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計測器(レコーダ)への配線

4-20mA出力の計測

4-20mA入力を持つ計測器を使用する計測方法

20mA入力を持つ計測器を使用する計測方法

「4-20mA出力の最大負荷抵抗>4-20mA入力の負荷抵抗」となるようにしてください。
上記を満たさない場合は計測誤差を生じます。

シャント抵抗を使用して電流→電圧変換する計測方法

オームの法則(E=I・R)によりシャント抵抗に流れる電流が電圧に変換されます。
変換した電圧は、電圧入力レンジを持つ計測器で計測できます。

シャント抵抗を使用して電流→電圧変換する計測方法

「4-20mA出力の最大負荷抵抗>シャント抵抗の抵抗値」となるようにしてください。
上記が満たせない場合は計測誤差が生じます。

信号変換器を使用する方法

信号変換器を使用することで4-20mA出力を、電圧入力レンジを持つ計測器で計測できます。

信号変換器を使用する方法

4-20mA出力のパラ配線は可能?

電圧入力を使用する計測方法

可能です。

電圧入力を使用する計測方法
計測対象の4-20mA出力機器が他の4-20mA入力機器に接続されている場合は、電圧レンジを持つ計測器で直接計測できます。

他の4-20mA入力機器の負荷抵抗によって電流→電圧変換された電圧を計測します。

4-20mA入力を持つ計測器を使用する方法

4-20mA入力を持つ計測器を使用する方法

直列に配線することで同時に計測できます。

「4-20mA出力の最大負荷抵抗>2台の4-20mA入力の負荷抵抗の合計」である必要があります。また、負荷抵抗を直列に配線しますので各入力の-端子に電位差が生じます。電位差が生じても回路に問題ないことをご確認ください。

アナログ電圧出力の計測

アナログ電圧出力の計測

直接接続して計測できます。

出力電圧に応じて入力レンジを調整してください。

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