幾何公差(平行度)(3/3)

分類:
難易度の高い寸法測定

姿勢偏差の「平行度」とは

さまざまな姿勢を指定する幾何公差の中でも姿勢偏差にあたる「平行度」についてご説明します。平行度は、データムに対して平行であることが求められるときに指示する幾何公差です。通常であれば、加工によって大幅に平行度がずれることはありませんが、設計上必要な場合に指定します。

たとえば、下記のようなブロックがあり、データムを図のように指定し、上部の面の平行度を指定したとします。この場合は、データム平面と平行に離れた0.05mmの平面の間に上部の面が収まっていれば合格となります。ちなみに高さのバラツキなどは寸法公差で指定しているので、幾何公差では無視します。

非接触式測定

また、以下のような穴の平行度を指定したとしましょう。データムとして指定した下面に対して、穴の中心線が直径0.02mmの円柱内に収まっていれば合格となります。

非接触式測定

このように2つ以上の面や線が平行かどうかを指定する幾何公差が平行度です。あくまで平行という姿勢だけを規制するので、寸法公差とセットで考える必要があることを覚えておきましょう。

平面度と平行度の違い

幾何公差には、平行度のほかに平面度という似たものがあります。その違いは測定対象が1つか2つ以上かということです。平行度はデータムとなる面もしくは線を基準に別の面もしくは線の誤差を測定しますが、平面度は単純に1つの面の凹凸や歪みなどが測定対象になります。そのため、平面度ではデータムを指定しません。平面度は面の平らな度合い、平坦さを指定する幾何公差というわけです。

幾何公差も自動判定、高精度な三次元測定を実現!

非接触式測定

幾何公差の測定は手間がかかり、高い測定精度が要求され、さらに担当者によって誤差が発生しやすいという問題がありました。また、寸法公差と見比べながら総合的に判断する必要もあるため、検査に時間がかかるというデメリットも。しかし、高精度な機械加工に幾何公差の指定は必要不可欠です。そんな検査の手間と時間を大幅に削減できるのが、キーエンスのハンディプローブ三次元測定機XMシリーズです。

以前から幾何公差測定のために三次元測定機が利用されてきましたが、測定精度を高めるためにはポイント数を増やす必要があり手間と時間がかかり、測定者の経験によって結果が左右されるという問題がありました。しかし、ハンディプローブ三次元測定機XMシリーズであれば、ナビ画面を見ながらガイド位置に当てるだけなので測定者によるばらつきを排除。さらに公差を指定することで、自動でOK/NGの判定も可能です。

幾何測定の自動判定ができる測定器

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