
より小さく - 使用部材の削減 -
光電センサ PRシリーズ
独自のハイブリッド構造を採用し、従来比5倍の耐衝撃と-81%の小型化を実現。クラス最小サイズでありながら、センサの機能を大幅に向上させた光電センサ。
Sustainability
当社は事業活動や商品を通じて、環境保護をはじめとする社会的責任を果たしていきます。
当社は地球温暖化防止を含む地球環境保全が地球全体のために最重要であると認識し、当社の企業活動のすべての領域において地球環境の保全と向上に誠意をもって配慮し行動する。
当社は、自動制御機器、計測機器、情報機器および関連する電子応用機器、オプトエレクトロニクス機器ならびにこれらのシステムを開発、製造、販売していることを踏まえ、以下の方針に基づき環境負荷の低減に取り組んでいく。
キーエンスの商品自体が、環境に配慮することはもちろん、商品をご利用いただくお客様の現場や、お客様の商品・サービスを利用される社会全体の環境負荷を低減する、それがキーエンスの考える環境貢献です。
つまり、より少ない資源・エネルギーで大きな付加価値を持った商品を生み出し、また、その商品が製造現場の生産性を向上させ、環境負荷を低減させます。常により大きな付加価値を追求していくことが環境貢献へとつながっていきます。
CO2排出量削減 省エネ化
有害物質の削減 ゼロエミッション
・当社商品自体による環境貢献
・製造現場の環境負荷低減
さらにお客様の
原価低減/収益改善にも貢献
光電センサ PRシリーズ
独自のハイブリッド構造を採用し、従来比5倍の耐衝撃と-81%の小型化を実現。クラス最小サイズでありながら、センサの機能を大幅に向上させた光電センサ。
セーフティライトカーテン GL-Rシリーズ
破損による部品交換を最小限にする「全方位堅牢」を実現。破損が最も多い光学面の保護のみならず、表示部まで保護するビッグツインバンパー構造を採用し、取付金具にも耐衝撃性の高い堅牢性を実現しています。
ハンディターミナル BTシリーズ
バッテリーの寿命を延ばす劣化抑制アルゴリズムを搭載
劣化抑制アルゴリズムにより、バッテリーの寿命が大幅に延び、交換頻度を低減します。
当社は一般社団法人JBRCに加盟しており、BTシリーズで使用する小型充電式電池のリサイクルに取り組んでいます。
※回収はJBRCが窓口になります。商品を通じてCO2削減活動に貢献します。
商品例:流量計/圧力センサ/レベル計
コンプレッサの前後にある配管に、流量計や 圧力センサを設置することで、配管毎の流量や圧力値を「見える化」を実現します。これにより、機器の稼働状況や機器からのエアのリーク量を把握することができ、具体的な問題点の抽出、対策の実施、効果測定が可能となります。
商品例:ペーパレスレコーダ/プログラマブルコントローラ(PLC)
「見える化」された数値を収集し、機器を通じて記録しておくことで、設備ごとのエネルギー使用量の変化や対策効果が正確に把握できるようになります。
省エネに貢献する商品
包装印字の常識を変える UVレーザプリンタ FP-1000シリーズ
フィルム表面にインクを転写する従来のサーマルプリンタとは異なり、UVレーザ光を照射して、フィルムの印刷層を発色させて印字する方式です。
従来のサーマルプリンタではインクリボンを使用するため、使用済みインクリボンを廃棄処理する際にCO2の排出が生じていました。
UVレーザプリンタはインクリボンを使用しないので、従来発生していたCO2はゼロになります。
仮に1日4本インクリボンを交換、月25日稼働の工場の場合、年間で1200本ものサーマルリボン廃棄が発生していました。
インクリボン1本500グラムの場合、1200本だと600キログラム、廃棄時のCO2排出量に換算すると約1.2トンにのぼります。
UVレーザの場合はインクリボンを使用しないので、従来発生していたCO2排出量はゼロになります。
紙材の回収管理も徹底して行っています。従来は紙を使用していた申請書を電子化するなどの取り組みに加え、各フロアにリサイクルBOXを設置し、オフィスで出た紙は古紙会社へと回収され、製紙会社に納入されています。リサイクルの工程を経て、ダンボールなどへと再生されています。
環境負荷低減への取り組みとして、CO2排出量の低減を実現するため、本社オフィスビル、物流拠点は全館LED照明へ切替えています。LED照明化により、従来と比較して約64%のCO2削減効果があります。
消費電力を削減できる省エネ機器や、使用材料を削減した省スペース製品など、CO2排出量を削減する環境に配慮した機器への切替えを進めています。
環境負荷を低減するため、国内の営業活動に使用する社用車を環境配慮型車両へ順次入れ替えています。
従来は商品サイズごとに梱包箱を用意する必要があり、余剰なスペースには緩衝材を使用する必要がありました。自動梱包装置の導入により、梱包箱内の無駄なスペースを削減。これにより、緩衝材の削減を実現しています。また、梱包箱種類の統一化にもつながり、省資源・省スペースな運営を行っています。
事業活動や商品を通じて社会に貢献する当社の取り組みに対し、第三者認証機関からISO9001/14001の認証を得ています。
2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 | |
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CO2排出量(t)※ | 4,225 | 3,592 | 2,821 | 2,671 | 3,268 | 4,000 | 3,791 |
1tあたりの売上総利益(万円) | 7,890 | 12,047 | 17,140 | 16,900 | 13,493 | 15,530 | 19,909 |
水使用量(m3)※ | 26,052 | 26,102 | 26,091 | 27,084 | 24,364 | 25,835 | 27,174 |
1m3あたりの売上総利益(万円) | 1,280 | 1,658 | 1,853 | 1,667 | 1,810 | 2,404 | 2,777 |
電気使用量(MWh)※ | 8,005 | 7,910 | 7,596 | 7,431 | 7,610 | 7,910 | 8,076 |
1MWhあたりの売上総利益(万円) | 4,164 | 5,470 | 6,365 | 6,075 | 5,793 | 7,853 | 9,346 |
産業廃棄物(t)※ | 113 | 170 | 153 | 171 | 136 | 141 | 156 |
1tあたりの売上総利益(百万円) | 2,952 | 2,548 | 3,162 | 2,643 | 3,237 | 4,393 | 4,847 |
※ Scope1、2(対象範囲:本社ビル・クオリティラボ・高槻ロジスティクスセンター・生産管理センター・高槻事業所)
当社は、気候変動が事業に与えるリスクと機会を評価し、TCFDによる最終報告書に沿って、「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の4つの観点から、関連する情報の開示を進めてまいります。
気候変動は経営理念である「会社を永続させる」上で重要な課題であると認識しております。気候変動に関しては、各取り組みを推進する経営会議及び関連部門の責任者が参加する会議にて議論を行い、その取り組み内容については取締役会にて監督しております。
当社の事業は、「ものづくりの現場で起きている様々な課題を、商品を通じて解決すること」を目的としております。ものづくりのありかたは今後もさらに大きく変化していきます。その変化を支え、進化を加速させるために「今まで世の中になかった新たな価値」を生み出し続けることこそが社会への貢献であり、「事業活動や商品を通じて、環境保護をはじめとする社会的責任を果たしていく」ことが重要であると捉えています。小型化、省エネなど、当社商品自体による環境負荷低減に加え、商品を通じてお客様の環境負荷低減に貢献することで、温暖化対策や地球環境の保全に貢献してまいります。
電気電子製品に含有される化学物質に対する規制はグローバルに広がっております。
当社では、含有化学物質に関連するさまざまな基準をサプライヤーと共有しながら、使用する部品や材料のグリーン調達を推進し、欧州のRoHS指令やREACH規則に代表されるような、各国・各地域における含有化学物質規制をしっかりと遵守する取り組みを行っております。
商品の安全性を確保することは、品質向上を標榜する前提となります。商品の設計・開発・製造にあたり、製品安全に関する法令等を遵守した上で、さらにリスクを低減する取り組み等を行っています。
当社は、人類の健康や地球環境保護に貢献するために、商品から重金属などの有害化学物質を排除し、含有化学物質規制を代表するRoHS指令への対応を進めております。
EU加盟国内に上市する電気電子機器は、RoHS指令制限物質を含有することはできません。
鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテル、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)*1、フタル酸ブチルペンジル*1、フタル酸ジブチル*1、フタル酸ジイソプチル*1
*1 (EU)2015/863により追加された特定フタル酸エステル類。 当社商品の多くは2021年7月22日から規制対象となりました。