マレーシア編

マレーシア編

出張前に知っておきたいマレーシアの交通事情

出張前に知っておきたいマレーシアの交通事情 イメージ

クアラルンプールの交通事情は、ここ数年で大きく変化してきました。

車社会で朝夕の通勤時間にはひどい渋滞を起こしていた都市部は、都市鉄道の整備が進み、続々と新しい駅が完成。
今では駅を中心とした街並みに変化しています。

今回は出張時に役立つ、マレーシアの交通事情をご紹介します。

空港から市内へのアクセスは?

・KLIAエクスプレス
https://www.kliaekspres.com/plan-buy/our-services/
空港から市内への移動は、KLセントラル駅までをノンストップ28分で結ぶ「KLIAエクスプレス」が便利。鮮やかなピンクの看板が目印で、朝5時~深夜0時まで15~20分おきに運行しています。

車内は清潔でテレビ付き。シートも広々していて快適です。Wi-Fiも完備されているので、ちょっとした仕事もできます。

2016年1月1日より35RMから値上がりし、窓口で買うと片道55RM(約1360円)。割安で購入する方法は、往復割引で10RM引きの100RM(約2480円)、クレジットカード払いの自動販売機で片道49.5RM(約1190円)。または、マスターカードでネット購入すると往復80RM(約1980円)になります。

・KILAトランジット
空港からKLセントラル駅までを結ぶ普通列車です。所要時間は約40分で、プトラジャヤ駅など3つの駅に停車します。
運賃はKLIAエクスプレスと同じ55RMなので、途中下車する人以外は「KLIAエクスプレス」の方が便利でしょう。ピーク時は20分、それ以外は30分おきの運行なのでホームで待つこともしばしば。
利用の際は、時刻表をチェックしておきましょう。(http://www.kliaekspres.com/plan-buy/schedule/

・バス、タクシー
空港からKLセントラル駅まで最も安く移動するなら、バス(10RM/約250円)がおすすめ。
タクシーの場合は、70~100RM(1730円~2480円)で所要時間は約1時間ほどなので、
2~3人で乗り合うのであれば、列車よりタクシーの方が割安になります。
ただし、いずれも渋滞に巻き込まれることもあるので、時間に余裕をもって利用しましょう。

市内の移動は?

・LRT高架鉄道(Rapid KL)
クアラルンプールの新交通システム。南北線と東西線が約8分間隔で、平日は朝6時から夜の11時半まで運行しています。
切符はおもちゃのような青いコインToken。自動販売機で購入し、改札口でかざして利用します。(乗り換えの時は、一旦回収されてしまい買い直しが必要になります)

利用頻度が高い方は、日本のSuicaのようなICカードの「myrapid」や「Touch‘n Go」 が便利です。

現在、LRTは新しい路線や駅が続々と開通しているので、最新の路線図を確認の上で利用しましょう。
http://www.myrapid.com.my/rail/routes

・KLモノレール
KLセントラル駅からティティワンサ駅までの11駅を、約20分で結ぶモノレール。約7分間隔で朝の6時から夜の12時まで運行しています。
KLセントラル駅~繁華街のブキッ・ビンタン間(約10分)を、2.1RM(約50円)とリーズナブルに移動できるため、多くの人が、ブキッ・ビンタンへの移動手段としています。2両編成なので、混雑することもしばしば。

・タクシー
クアラルンプールを走るメーター制のタクシーは、赤×白の車体の一般タクシーと、青色の車体の高級タクシー(エグゼクティブタクシー)の2種類。初乗り料金は、一般タクシーが3RM(約70円)、高級タクシーはその2倍です。

外国人に割高な料金を請求したり、強盗などの凶悪事件も発生しているので、流しのタクシーにはできるだけ乗らないようにしましょう。

便利で安心なのは、予約アプリ「Grab」(旧「MY TEKSI」)。タクシーの乗車場所、行先などを入力すれば、すぐに配車してくれます。

車の種類は、Budget Taxi(通常のタクシー)、Grab Car(プライベートカーで登録されたドライバー)、TEKS1M(大き目のミニバンタクシー)Grab(Premium)、Executive Taxi(セダン・MPV)から選ぶことができます。
(※現金払いのみ)

利用料が2RM(約50円)がかかりますが、「Grab」に登録された運転手なので安心です。

また、世界展開している配車サービス、「Uber」を利用する渡航者も多いようです。日本ではまだあまり普及していませんが、「Uber」は、乗客とドライバーのマッチングサービス。
登録された一般ドライバーが自分の車で迎えにきて、目的地まで連れて行ってくれます。料金は距離と時間で決まるので、会計も明快で面倒な料金交渉なども必要なし。タクシーよりも割安で、サービスの質が良いという声も多いので、状況に応じて利用してみるのも良いでしょう。(※クレジット払いのみ)

・市バス
クアラルンプールとセントラルを中心に、市内をくまなく網羅している市バス。路線が複雑ですが、使いこなせることができれば安くて便利です。
バスには両替機が無く、お釣りをもらえないこともあり得るので、必ず小銭1~3RMを用意して乗りましょう。

いかがでしたか?
マレーシアの交通事情は、日に日に変化しています。
新しい交通機関やサービスを上手に利用して、スムーズに移動したいですね。

※2016年11月現在のレート『1マレーシアリンギット=24.78円』で表記しています。

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