産業用IJPをお使いの方へ 労働安全衛生法改正により 2023年4月から ばく露対策が義務化されました

産業用インクジェットプリンタ MK-Gシリーズ

法令改正の概要

現場作業者の健康と安全を守るため、年々規制対象となる化学物質が増えています。
今回の法令改正では、規制対象となる化学物質が2900種類にまで増え、これまで努力義務とされていたばく露対策が義務化となりました。

※2026年にかけて順次追加予定
施行年 主な実施内容 対象物質
1974 以下4つの対象が義務
①作業主任者の選任 ②蒸気の発散源対策 ③作業環境測定 ④特殊健康診断
123物質
2016 リスクアセスメントの実施義務
健康障害の防止対策の努力義務
674物質
2023 (2022改正) リスクアセスメントの実施義務
ばく露を最小限にする義務
2900物質※

従来IJPの課題 各種メンテナンスシーンにおいて、現場作業者が化学物質にばく露するリスクを回避するため、保護具を装着して対策する必要がありました。

ヘッドの洗浄
有機溶剤の管理許容濃度:
200ppm に対して、
手元付近環境ばく露濃度:
1401ppm
フィルター交換
有機溶剤の管理許容濃度:
200ppm に対して、
手元付近環境ばく露濃度:
1922ppm

メンテナンスをおこなう際に要求される装備

上記のような従来機種のメンテナンスをおこなう際には、健康障害を防止する装備をした上で実施する必要があります。

保護メガネの装着 防毒マスクの装着 耐溶剤性手袋の装着

キーエンスIJPならキーエンスのMK-Gシリーズは、現場作業者を化学物質ばく露から守ることを開発コンセプトとした機体構造・機能を搭載しています。

オートシャワー洗浄機能搭載
有機溶剤の管理許容濃度:
200ppm に対して、
手元付近環境ばく露濃度:
23ppm
ワンタッチ部品交換
有機溶剤の管理許容濃度:
200ppm に対して、
手元付近環境ばく露濃度:
56ppm

MK-Gシリーズなら、日常の使用において、特別な対策は不要です。

さらに、インク成分でも安全面を考慮

有機溶剤予防規則にも非該当で安全な「ジエチルケトン」を主成分として採用。
現場作業者の方に安心してお使いいただけます。

※産業用インクジェットプリンタで使用されることの多い化学物質比較
労働安全衛生法特定化学物質 有機溶剤中毒予防規則 ばく露許容濃度
ジエチルケトン 非該当 非該当 200ppm
メチルエチルケトン 非該当 該当 200ppm
3-メチル-2-ブタノン 非該当 非該当 20ppm

さらに詳しい情報は下記よりお問い合わせください。

0120-716-516

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