レーザ刻印・マーキングの深さ検査ソリューション

刻印の深さを非接触で測定
オートスキャン3Dの高さ画像で全数検査

レーザ刻印やマーキングの彫り込み深さを、観察でなく数値で管理。オートスキャン3DセンサLJ-S8000シリーズが、高さ画像で刻印の深さ・段差を非接触・インラインで全数測定します。

刻印・マーキングの深さを「数値」で管理できないと起きる課題

レーザ刻印やマーキングは、有無・視認性だけでなく彫り込みの深さが強度・耐久性・可読性を左右します。深さを数値で捉えられないと品質のばらつきが後工程まで流出します。

平面情報では刻印の「深さ」が分からない

レーザ刻印やマーキングは、有無・かすれは目視やカメラで確認できても、彫り込みの深さは平面の情報からは分かりません。深すぎればワーク強度の低下やクラック、浅すぎれば摩耗や洗浄で消えて識別不能になります。深さを数値で捉えられないと、良否の基準が担当者の感覚に依存し、トレーサビリティ用マーキングの読み取り不良や強度不足が完成品まで流出します。刻印を「見る」だけでなく、深さを数値で管理する視点が欠かせません。

表面の濃淡・光沢に左右され安定検査が難しい

2Dカメラによる検査は、印字色と地色のコントラストや、鏡面・光沢面の反射に左右されます。地色と同系色の刻印や金属光沢のワークでは、文字や凹みが背景に埋もれて安定して捉えられません。表面状態が一定でない対象では、照明や撮り方を作り込んでも、ワークが変わるたび、また個体差が出るたびに再調整に追われます。濃淡だけに頼らず、高さ情報で凹凸を捉えられる仕組みが、安定した刻印深さ検査の鍵になります。

抜き取り・目視では全数管理と条件出しができない

刻印深さを抜き取りや目視でしか見られないと、レーザ出力やスキャン速度のドリフトを検知できず、不良ロットの流出や後追いの手戻りが発生します。加工条件へ数値をフィードバックできないため、条件出しが職人任せになり再現性が下がります。また、触針式の粗さ計は測定に時間がかかり、全数・インラインには不向きです。全数を数値で残せて初めて、加工条件の見える化と品質管理(トレーサビリティ)が両立します。

3Dで刻印・マーキングの深さを測る進め方

刻印の彫り込みを「高さ」で捉えると、表面の濃淡に左右されず深さを数値化できます。次の流れで進めます。

STEP①
01

高さ画像を取得

スキャン機構を内蔵した光切断方式で高さ画像を取得。ステージ・エンコーダ・照明などの付帯機器なしに、取り付けるだけで高精細に撮像します。

STEP②
02

深さ・段差を数値化

刻印の彫り込みを高低差として抽出し、閾値で良否を判定。表面の濃淡や色に左右されず深さを数値化します。

STEP③
03

OCRも同時に実施

3次元データから高さを強調したグレー画像を生成してOCRを実施。地色と同系色の刻印や、湾曲・表面状態が不均一なワークでも安定します。

STEP④
04

インライン全数検査

全方向位置補正で位置決め不要。置くだけ・搬送中の傾きやズレも自動補正し、最速0.2秒の撮像で全数検査します。

刻印・マーキング深さの測定方式を比較する

深さの数値化・表面状態への強さ・全数対応などの観点で、刻印深さの測定方式を比較します。

測定の観点 LJ-S8000シリーズ
(オートスキャン3D)
触針式
(接触式粗さ計)
顕微鏡観察 2Dカメラ
(濃淡のみ)
深さ・段差の数値化(非接触) ◎ 高さ画像で非接触に数値化 △ 接触で測定 △ 定量は困難 × 高さは測れない
表面の濃淡・光沢に左右されない ◎ 高さ情報で安定 ○ 表面色に非依存 △ 反射で不安定 × コントラスト依存
広い面・大物への対応 ◎ 最大640 mm×640 mmの視野 × 局所のみ × 視野が狭い ○ 視野は広い
インライン全数(速度) ◎ 最速0.2秒撮像で全数 × 低速・抜き取り × オフライン ○ 高速
位置決めの手間 ◎ 位置補正で置くだけ △ 位置決めが必要 △ 位置決めが必要 ○ 比較的容易
文字OCRと深さ検査の同時 ◎ 高さ+濃淡を同時取得 × 不可 △ 別々に実施 △ 文字のみ
多品種・多用途対応 ◎ 1台で測定・外観・形状・判別 △ 粗さ中心 △ 観察中心 ○ 外観中心

刻印を「観察」でなく「深さの数値検査」に

LJ-S8000シリーズはスキャン機構内蔵のオートスキャン3Dセンサで、刻印・マーキングの深さ・段差を高さ画像として非接触で数値化します。表面の濃淡・光沢に左右されず、最大640 mm×640 mmの広い面や大物ワークもインラインで全数検査。多種のセンサヘッドから対象の刻印サイズに応じて選定できるほか、位置補正機能で置くだけ、文字のOCRと深さ検査を1台で同時に行え、刻印を観察でなく品質管理の数値検査に変えられます。

刻印・マーキングの深さ測定に対応するオートスキャン3Dセンサ
LJ-S8000シリーズ

スキャン機構内蔵の3D。刻印の深さ・段差を高さ画像で非接触測定し、OCRと深さ検査を1台で行えます。

レーザ刻印・マーキングの深さ測定に対応

オートスキャン3Dセンサ

LJ-S8000シリーズ

LJ-S8000シリーズは、世界初のスキャン機構内蔵を実現したオートスキャン3Dセンサです。モータスキャン光切断方式により、ステージやエンコーダ・照明などの付帯機器なしで、取り付けるだけで高精細な3D画像(高さ画像)を撮像します。刻印・マーキングの彫り込みを高さ・段差として捉えるため、印字色や地色のコントラスト、鏡面・光沢面の反射に左右されず、深さを非接触で数値化できます。高さ画像と濃淡画像を同時に取得でき、濃淡で読める文字は濃淡画像で、地色と同系色で濃淡では読みにくい刻印は高さ抽出でOCR。同一ワークで刻印のOCRと深さ検査を両立します。最大640 mm×640 mmまでの広い視野をカバーするヘッドを揃え、大物や曲面の刻印にも対応します。最速0.2秒の撮像と全方向位置補正機能により、位置決め不要で置くだけ・搬送中でもインライン全数検査が可能です。撮像ナビで専門知識がなくても短時間で立ち上げられ、出荷時校正済みで、校正証明書の発行にも対応します。

刻印・マーキング深さの測定資料を入手する

測定方式・活用例・仕様をまとめた資料を無料でダウンロードできます。

レーザ刻印・マーキングの深さ測定・検査の活用例

高さ画像で表面状態に左右されず、刻印の深さ・段差を捉える活用例です。

モータケースの刻印OCR・深さ検査

湾曲や表面状態が不均一なモータケースでも、高さ抽出で刻印文字を安定して読み取り、彫り込みの深さを非接触で数値化。文字のOCRと深さ検査を1台で同時に行えます。

プラスチックケースの刻印深さ測定

高さデータを用いることでカメラでは見えづらい曲面・同系色・光沢のある対象物のレーザ刻印を正確に読み取り、深さも測定することが可能です。

刻印・マーキング深さの測定(LJ-S8000シリーズ)に関するよくあるご質問

レーザ刻印の深さは非接触で測れますか?
測れます。オートスキャン3DセンサLJ-S8000シリーズは、刻印・マーキングの彫り込みを高さ画像(高低差)として非接触で捉え、深さを数値化します。触針を入れずに全数の深さ管理ができます。
表面の濃淡や光沢に左右されず測定できますか?
対応できます。高さ情報で捉えるため、印字色や地色のコントラスト、鏡面・光沢面の反射に左右されにくく、同じ色の凹みでも深さで安定して検出できます。
文字の読み取り(OCR)と深さ検査は同時にできますか?
できます。高さ画像と濃淡画像を同時取得。濃淡で読める文字は濃淡画像で、地色と同系色で濃淡では読みにくい刻印は高さ抽出画像(高さを強調したグレー画像)でOCRし、高さ画像で深さ・段差を同一ワークで検査します。
広い面や大物ワークの刻印にも対応できますか?
対応できます。最大640 mm×640 mmまでの広い視野をカバーするヘッドを揃え、大物や曲面上の刻印・マーキングの深さも3Dで検査できます。
刻印深さを全数検査・インラインで管理できますか?
できます。最速0.2秒の撮像と全方向位置補正機能により、位置決め不要で置くだけ・搬送中でも全数検査に対応。加工条件へ数値をフィードバックできます。
触針式(接触式粗さ計)や顕微鏡観察と何が違いますか?
触針式は微細な刻印の底に入り込めず柔らかい面を傷めることがあり、顕微鏡観察は深さの全数・定量管理が困難です。LJ-S8000シリーズは非接触の高さ画像で深さを数値化し、そのまま良否判定に使えます。

刻印・マーキングの深さ測定の課題、お気軽にご相談ください

対象物・刻印の種類に合わせた測定方式や仕様は、カタログまたはお問い合わせフォームからご確認いただけます。