振動測定 向けソリューション

振動を非接触で測定
レーザ変位計で振幅・振れを捉える

設備・部品の振動を、レーザ変位計LK-G5000シリーズの非接触測定で捉えます。センサを貼れない対象でも、製造ラインの良否検査として振幅・振れを測定します。

振動を接触式センサで測ると起きる3つの課題

加速度ピックアップなど接触式の測定には限界があり、測りたい対象ほど貼れない・測れないという矛盾が起きます。

センサを貼れない・貼ると測れない対象がある

高温・赤熱ワークや高速回転体、微小・軽量な部品は、加速度ピックアップを取り付けにくく、貼っても配線や設置が現実的でない場合があります。測りたい対象ほど接触式が使いにくいという矛盾が起こり、振動の管理が抜け落ちる原因になります。管理から外れた振動は後工程で異音や寸法ばらつきとなって現れ、最終製品の品質低下や良否検査での見逃しにつながります。

質量負荷で振動そのものが変わる

微小・軽量物に加速度センサを貼ると、センサの質量が対象の振動(振幅・周波数)を変えてしまい、本来の挙動を測れません。超音波溶着のホーンやピエゾ素子のような対象では、対象に何も付けない非接触の測定が必要になります。実際と異なる値で管理すると、後工程での溶着不良や動作不良を招き、良否検査が本来の品質を判定できなくなります。

高速振動はサンプリング不足で過小評価される

振動周波数の10倍以上のサンプリング周波数で測定しないと、実際よりピーク値(振幅)が小さく算出されます。製造良否の判定では、高速振動に追従できる測定器でなければ、振幅の見逃しがそのまま不良の流出につながります。過小評価された振幅で合格と判定された製品は、後工程や最終製品で破損・性能不足となって顕在化する恐れがあります。

非接触で振動を測る考え方と測定ポイント

対象の選定から良否判定まで、非接触レーザ変位計で振幅・振れを確実に捉えます。

手順①
01

対象の選定

加速度センサが貼れない/質量負荷を嫌う対象(高温・回転体・微小・軽量物)を、非接触レーザ変位計で測定します。

手順②
02

高速サンプリング測定

最速392kHzで変位波形を取得。振動周波数の10倍以上のサンプリングで、振幅のピークを取りこぼさず捉えます。

手順③
03

振幅・振れの評価

取得した変位波形から振幅・振れを評価し、製造の良否判定に用います(周波数・固有振動数の評価にも活用)。

手順④
04

良否判定・記録

全数で振幅・振れを記録。非接触のため止めずにインラインで安定測定し、不良の流出を抑えます。

振動測定方式の比較

測定方式によって、非接触性・質量負荷・振幅の直接測定・高速振動への追従に大きな差があります。

比較項目 LK-G5000シリーズ
(レーザ変位・非接触)
接触式 加速度ピックアップ レーザドップラ振動計(LDV) 接触式変位計(ダイヤルゲージ等)
非接触・取り付け要否 ○ 非接触・対象に貼らない × 対象へ貼り付け・配線が必要 ○ 非接触 × 接触が必要
微小・軽量物への質量負荷 ○ 負荷をかけにくい × 質量負荷で振動が変化 ○ 負荷なし × 接触圧の影響
振幅(変位)の直接測定 ○ 変位=振幅を直接 △ 加速度から換算 △ 速度を測定 △ 静的変位中心
高速振動への追従(サンプリング) ○ 最速392kHz ○ 高速対応 ○ 高速対応 × 高速振動は不可
高温・回転体・狭所への適用 ○ 最大1m設置・高温/回転体可 × 貼り付け困難 △ 光学系・コスト次第 × 適用困難
役割(得意領域) ◎ 振幅・振れ(製造良否・全数) 設備診断・加速度 速度・研究計測 静的変位

LK-G5000シリーズを選ぶ理由

LK-G5000シリーズは非接触のレーザ変位測定で振幅・振れを直接捉え、最速392kHzサンプリングで高速振動のピークも取りこぼしません。対象へ貼り付けないため、微小・軽量物の質量負荷や高温・回転体への取り付け制約を低減します。製造ラインでのインライン適性も強みです。

振動の非接触測定に対応するLK-G5000シリーズ

三角測距方式のレーザ変位計。最速392kHzサンプリングで変位波形を捉え、振幅・振れを非接触で測定します。

LK-G5000シリーズ コントローラ・センサヘッド構成 非接触 振動測定用 レーザ変位計
振動の非接触測定に対応

超高速・高精度 レーザ変位計

LK-G5000シリーズ

三角測距方式で対象表面までの変位を非接触測定。最速392kHzの超高速サンプリングにより、高速で振動・回転する対象の変位波形を確実に捉え、振幅・振れを安定して測定します。さまざまな色・材質・表面状態に対応する光量自動制御機能を備え、最大1mの設置距離で高温・赤熱ワークにも対応。耐屈曲ケーブルでロボットなどの稼働部にも取り付けられ、非接触ゆえセンサを対象に貼らず、微小・軽量物の振動を妨げにくいのが特長です。φ20µmの極小スポットで微細な対象も検出し、最大12ヘッドの同期サンプリングで多点を同時に測定できます。

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非接触 振動測定の活用例

超音波溶着機・ピエゾ素子・搬送アーム・エンジンなど、接触式が使いにくい対象の振動測定で活用されています。

超音波溶着機のホーンの振動測定

ホーンの振幅を非接触で測定。質量負荷をかけずに高速振動の振幅を捉え、溶着品質の良否を判定します。

超音波溶着機のホーンの振動測定 振幅 非接触 LK-G5000シリーズ

ピエゾ素子の振動測定

微小・軽量な素子の振動を非接触で測定。センサ取り付けによる質量負荷を回避し、本来の振幅を捉えます。

ピエゾ素子の振動測定 微小 非接触 質量負荷なし LK-G5000シリーズ

搬送ロボットアームの振動測定

稼働部の振動・振れを非接触で測定し、位置決めや動作品質の良否を確認。耐屈曲ケーブルで稼働部にも設置できます。

搬送ロボットアームの振動測定 稼働部 非接触 LK-G5000シリーズ

エンジンの振動測定

高速で振動する対象を最速392kHzサンプリングで捉え、振幅を取りこぼさず測定。高速振動の評価に対応します。

エンジンの振動測定 高速振動 392kHz 非接触 LK-G5000シリーズ

非接触 振動測定(LK-G5000シリーズ)に関するよくあるご質問

振動を非接触で測れますか?
測れます。レーザ変位計LK-G5000シリーズが対象表面の変位を非接触で捉え、振幅・振れを測定します。センサを対象に貼り付ける必要がありません。
接触式の加速度センサと何が違いますか?
加速度センサは対象に貼り付けて加速度を測りますが、LK-G5000シリーズは非接触で変位(振幅)を直接測定します。質量負荷をかけず、貼れない高温・回転体・微小物にも適します。
高速で振動する対象でも測れますか?
測れます。最速392kHzのサンプリングで、振動周波数の10倍以上の測定により振幅のピークを取りこぼさず捉えます。
超音波溶着機のホーンやピエゾ素子の振動も測れますか?
測れます。微小・軽量で質量負荷を嫌う対象こそ、非接触のレーザ変位測定が適します。対象に何も貼らないため、本来の振幅をそのまま捉えられます。
固有振動数の確認にも使えますか?
高速サンプリングで取得した変位波形は、振幅に加えて周波数(固有振動数)の評価にも活用できます。製造の良否判定とあわせてご利用いただけます。
製造ラインで全数測定できますか?
測定できます。非接触のため停止せずに測定でき、製造の良否検査として全数インラインで振幅・振れを記録できます。

非接触の振動測定・接触式センサが貼れない対象、お気軽にご相談ください

測定方式・設置構成・仕様についてはカタログまたはお問い合わせフォームからご確認いただけます。