射出成形 品質・条件出し 向けソリューション

射出成型時の温度と圧力データを波形で比較
ショットごとの条件を多点で確認し解析

射出成形機の金型温度・樹脂温度・射出圧力を、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズで多点同時収録。熱電対や電圧信号を混在入力し、ショットごとの温度×圧力波形を重ね合わせて良否判定・条件出しに活用します。

射出成形の温度・圧力管理・解析における3つの課題

成形品質はショットごとの温度と圧力の安定に直結します。単発の点計測や温度だけの収集では、条件のばらつきや不良の原因を捉えきれません。

ショットごとの条件ばらつきが不良に直結

金型温度・樹脂温度・射出圧力はショットごとに微妙に変動し、そのばらつきがヒケ・ショートショット・バリなどの成形不良を招きます。1ショットの代表値だけを見ていると、立ち上がりや保圧の波形形状に現れる異常を見逃します。良品ショットと不良ショットの波形を並べて比較できなければ、不良の発生要因を切り分けられず、条件出しが勘と経験に頼りがちになります。

温度だけ・圧力だけの記録では相関が分からない

温度と圧力を別々の機器で記録すると、同じ時間軸で重ね合わせられず、金型温度が下がった瞬間に射出圧がどう振れたかといった相関を読み取れません。熱電対(温度)と電圧出力(圧力センサ)のように異種信号を1台で同時収録できないと、時間同期のズレが解析の妨げになります。温度×圧力を同一波形上で見られてはじめて、条件安定の判断ができます。

装置を止めずに全ショットのデータを残せない

抜き取りでの手作業確認では、量産中の全ショットを連続で記録し続けることが困難です。不良が出た後で原因ショットの波形をさかのぼれず、トレーサビリティが確保できません。成形サイクルを止めずに高速サンプリングで全ショットを記録・保存できなければ、条件出しの根拠データも不良解析の証跡も蓄積できません。

射出成形の温度・圧力モニタリングの測定ポイント

多点の温度・圧力を同時収録し、ショット波形の比較から良否判定・条件出しまでを一気通貫で行います。

01

金型温度・射出圧を多点同時入力

NR-Xシリーズに熱電対(金型温度・樹脂温度)と圧力センサの電圧信号を接続し、異種信号を同一時間軸で多点同時収録します。

02

ショット単位でトリガ記録

射出開始の信号をトリガに、ショットごとの温度・圧力波形を高速サンプリングで切り出して記録。全ショットを連続保存します。

03

温度×圧力の波形を重ね合わせ

良品ショットと比較対象のショットの温度・圧力波形を重ね合わせ、立ち上がり・保圧・冷却の形状差から良否と条件のばらつきを判断します。

04

条件出し・不良解析へ活用

蓄積した波形データを基準条件と突き合わせ、条件出しの根拠と不良発生時のトレースに活用。品質保証の証跡として保存します。

射出成形の温度・圧力記録方式の比較

記録方式によって、温度と圧力の同時収録・ショット波形の比較・全ショット連続記録への適合に大きな差があります。

比較項目 NR-Xシリーズ
(マルチ入力データロガー)
紙記録計・ペンレコーダ オシロスコープ(短時間) PLC/PACによる収集
温度と圧力の同時収録 ○ 熱電対+電圧を混在入力 △ 温度中心・点数に制約 △ 電圧のみ・温度は別途 △ 変換器やユニット追加が前提
ショット波形の比較 ○ 波形の重ね合わせ・良否比較 × 記録紙で重ね合わせ困難 △ 単発観測は得意 △ 代表値中心で波形は不得手
全ショット連続記録 ○ トリガで全ショット保存 △ 連続記録は可・保存/検索が難 × 短時間観測が前提 △ 収集周期・容量に制約
高速サンプリング ○ 高速で波形形状を再現 × 応答が遅い ○ 高速 △ スキャン周期に依存
データ保存・トレース ○ PC/媒体へ保存・検索 × 記録紙管理で検索性低 △ 保存点数に制約 ○ 上位保存は可・構築負荷
役割(得意領域) ◎ 温度×圧力の多点同時波形記録 連続トレンドの紙記録 単発波形の詳細観測 制御・上位監視

NR-Xシリーズを選ぶ理由

NR-Xシリーズは、熱電対による金型温度・樹脂温度と、圧力センサの電圧出力(射出圧力)を1台で同時収録できるマルチ入力データロガーです。異なるさまざまな信号の同期したデータを高速サンプリングで記録可能。ショット単位での温度×圧力の波形を重ね合わせて解析ができます。成形サイクルを止めずに全ショットを連続記録・保存できるため、紙記録計やオシロの単発観測、PLC収集の代表値管理では捉えにくい波形形状の変化とトレーサビリティを両立します。

射出成形の温度・圧力モニタリングに対応するNR-Xシリーズ

熱電対と電圧信号を混在入力できるマルチ入力データロガー。金型温度・射出圧力を多点同時に高速サンプリングで収録します。

射出成形の温度×圧力の多点同時記録に対応

マルチ入力データロガー

NR-Xシリーズ

電圧・熱電対・測温抵抗体・ひずみ・電流など異種の信号を、ユニットの組み合わせで多チャンネル混在入力できるマルチ入力データロガー。射出成形では、金型温度・樹脂温度(熱電対)と射出圧力(圧力センサの電圧出力)を同一時間軸で同時収録し、高速サンプリングでショット波形の形状を再現します。射出開始をトリガにショット単位で切り出して全ショットを連続記録し、良品と比較対象の温度×圧力波形を重ね合わせて良否判定・条件出しに活用。記録データはPCや媒体へ保存して不良解析やトレーサビリティに用います。単発の点計測や温度のみの収集では捉えられない、温度と圧力の相関と波形の変化を1台で見える化します。

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射出成形の温度・圧力モニタリングの活用例

金型温度の収録・射出圧力のショット波形・温度×圧力の条件比較など、成形の品質管理と条件出しで活用されています。

射出成形の金型温度収録

金型の複数箇所に取り付けた熱電対から、ショットごとの金型温度をNR-Xシリーズで多点同時収録。温度の立ち上がりと分布の変化を波形で把握します。

射出圧力のショット波形

圧力センサの電圧出力を高速サンプリングで収録し、射出・保圧・冷却の圧力波形をショット単位で記録。良品ショットの波形と重ね合わせて異常を検出します。

温度×圧力の条件比較

金型温度と射出圧力を同一時間軸で重ね合わせ、条件を変えたショット間で波形を比較。温度と圧力の相関から安定条件を見極め、条件出しの根拠データとします。

射出成形の温度・圧力モニタリング(NR-Xシリーズ)に関するよくあるご質問

金型温度と射出圧力を1台で同時に記録できますか?
記録できます。NR-Xシリーズは熱電対(温度)と圧力センサの電圧出力を混在入力できるため、金型温度・樹脂温度と射出圧力を同一時間軸で多点同時収録できます。
ショットごとに波形を切り出して比較できますか?
できます。射出開始などの信号をトリガにショット単位で波形を切り出し、良品ショットと比較対象の温度×圧力波形を重ね合わせて良否や条件のばらつきを判断できます。
成形サイクルを止めずに全ショットを記録できますか?
記録できます。高速サンプリングで連続収録し、全ショットをPCや媒体へ保存できるため、不良発生時に原因ショットの波形をさかのぼるトレーサビリティを確保できます。
紙記録計やオシロスコープと何が違いますか?
紙記録計は温度中心で波形の重ね合わせや検索が難しく、オシロは単発観測が前提です。NR-Xシリーズは温度と圧力を同時に多点収録し、全ショットの波形保存と比較を両立します。
条件出しの根拠データとして活用できますか?
活用できます。基準条件の波形と実際のショット波形を突き合わせられるため、安定条件の見極めや条件変更の効果検証を、勘や経験でなくデータで進められます。
熱電対や圧力センサ以外の信号も入力できますか?
入力できます。電圧・測温抵抗体・ひずみ・電流など複数の信号を入力ユニットの組み合わせで混在収録できるため、成形機の各種センサ信号をまとめて記録できます。

射出成形の温度・圧力モニタリングの課題、お気軽にご相談ください

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