リークテスト・気密試験 データ収集 向けソリューション

リークテストの圧力を波形で記録
気密試験の圧力降下を多chで同時ロギング

エアリーク・気密試験の圧力降下データを、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズで多チャンネル同時収録。圧力トランスミッタの信号を1台に入力し、リークテスト工程の圧力波形を同一時間軸で連続記録します。判定のトレーサビリティを確保し、良否の根拠となる圧力降下データを残します。

リークテストの圧力降下を「判定結果だけ」で管理していると起きる3つの課題

気密試験・エアリーク検査の信頼性は、圧力降下の波形をどう残すかで決まります。OK/NGの結果だけを記録していると、判定の根拠やトレーサビリティが不足します。

判定結果だけでは良否の根拠が残らない

リークテスト機のOK/NG判定だけを記録していると、その判定に至った圧力降下の推移が残りません。境界付近の微妙な差圧や、圧力が落ち着くまでの過程を後から確認できず、なぜNGになったのかを検証できません。根拠が残らないと、クレーム対応や工程改善の際に判定の妥当性を示せず、トレーサビリティを求められる場面で説明責任を果たせません。

複数ワーク・多工程の圧力を同時に残せない

複数のワークを同時にテストするラインや、加圧・保持・排気といった複数工程では、それぞれの圧力を別々に記録すると時間軸がずれて突き合わせられません。同じ瞬間にどのワーク・どの工程がどんな圧力だったかを一元管理できないと、リークの発生箇所やタイミングを特定しづらくなります。多点を同期記録できないと、異常の切り分けに手間がかかり、原因究明が後手に回ります。

微小な圧力降下の波形を連続で捉えられない

エアリークによる圧力降下はごくわずかで、保持時間中の緩やかな変化として現れます。数値表示や粗いサンプリングでは、この微小な降下の傾きを波形として捉えきれません。圧力降下の推移を細かく連続記録できないと、リーク量の定量やしきい値の妥当性検証ができず、過検出・見逃しの調整根拠を残せません。

リークテストのデータ収集ポイント

圧力トランスミッタの信号をNR-Xシリーズに入力し、加圧・保持・判定の圧力波形を同一時間軸で連続収録してトレーサビリティを確保します。

測定①
01

圧力信号をNR-Xに入力

気密試験・エアリーク検査の圧力トランスミッタ(差圧・ゲージ圧)の電圧・電流出力を、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズの入力ユニットに接続します。

測定②
02

加圧〜保持の圧力波形を同時収録

加圧・保持・排気の各工程や複数ワークの圧力を1台で同期サンプリングし、同一時間軸の波形として連続記録します。

測定③
03

圧力降下の傾きを可視化

保持時間中の圧力降下の傾きや差圧の推移を波形で確認し、エアリークの有無・大小を定量的に把握します。

測定④
04

判定の記録・トレース

良否判定に至った圧力降下データをワーク単位で保存し、リークテスト工程のトレーサビリティやしきい値の妥当性検証に活用します。

リークテストのデータ収集方式の比較

記録方式によって、圧力波形の連続記録・多チャンネル同時収録・判定トレーサビリティへの適合に大きな差があります。

比較項目 NR-Xシリーズ
(マルチ入力データロガー)
リークテスタ単体
(判定のみ)
紙記録計・ペンレコーダ PLCデータ収集(制御用)
圧力波形の連続記録 ○ 圧力降下を波形で
連続保存
× OK/NGの結果中心 △ 用紙・分解能に制約 △ 保存容量に依存
多チャンネル同時収録 ○ 複数ワーク・工程を同期 △ 単一ワーク中心 × チャンネル数が限られる △ 制御周期に依存
微小な圧力降下の分解能 ○ 細かなサンプリングで
傾きを捕捉
△ 内部処理値のみ × 微小変化を捉えにくい △ 分解能が制御依存
判定トレーサビリティ ○ 判定根拠の波形を
ワーク単位で保存
× 結果ログのみ △ 紙での保管 △ 構成に依存
設置・拡張 ○ ユニット追加で
拡張が容易
△ 記録は別途必要 △ 設置スペースが大きい × 制御設計と一体で手間
役割(得意領域) ◎ 圧力降下を記録し
判定をトレース
その場の良否判定 連続の傾向記録 制御・監視用のデータ収集

NR-Xシリーズを選ぶ理由

マルチ入力データロガーNR-Xシリーズは、気密試験・エアリーク検査の圧力トランスミッタ(差圧・ゲージ圧)の信号を入力し、加圧・保持・排気の圧力波形を同一時間軸で連続収録します。リークテスタの良否判定だけでは残らない「圧力降下の推移」を波形として保存できるため、判定の根拠を示せ、トレーサビリティを確保できます。複数ワーク・多工程の圧力を多チャンネルで同期記録し、微小な圧力降下の傾きも細かなサンプリングで捉えるため、リーク量の定量やしきい値の妥当性検証に役立ちます。なお本ページは、気密リーク(圧力降下)のデータ収集に限定した内容で、絶縁の漏れ電流とは対象が異なります。

リークテストのデータ収集に対応するNR-Xシリーズ

圧力トランスミッタの信号を入力できるマルチ入力データロガー。圧力降下の波形を同一時間軸で連続収録します。

リークテストのデータ収集に対応

マルチ入力データロガー

NR-Xシリーズ

用途に応じた入力ユニットを組み合わせ、電圧・電流・温度など異なる物理量を1台に混在入力できるマルチ入力データロガー。気密試験・エアリーク検査の圧力トランスミッタ(差圧・ゲージ圧)の電圧・電流出力を受け、加圧・保持・排気の圧力波形を多チャンネルで同時収録し、同一時間軸で長時間連続記録します。リークテスタの良否判定だけでは残らない圧力降下の推移を波形として保存できるため、判定の根拠づけとトレーサビリティの確保に活用できます。細かなサンプリングで微小な圧力降下の傾きを捉え、複数ワーク・多工程を同期記録。チャンネル間絶縁により現場のノイズに強く、入力ユニットの追加でチャンネル数を柔軟に拡張できます。

NR-Xシリーズの詳細資料を入手する

仕様・入力ユニット構成・導入事例をまとめたカタログを無料でダウンロードできます。

リークテストのデータ収集の活用例

エアリークの圧力降下収録、気密試験データ収集、リーク判定の記録トレースなど、気密検査のさまざまな現場で活用されています。

精密機器の物流試験

輸送時の振動・衝撃を再現する物流試験で、梱包した精密機器にかかる加速度をNR-Xシリーズで長時間連続記録。発生時刻と大きさを波形で残す使い方は、リークテストの圧力降下の記録にも応用できます。

電子基板の性能保証検査

電子基板の複数測定点の電圧・電流をNR-Xシリーズで同時記録し、動作時の挙動と良否の根拠をデータとして保存。多チャンネルの物理量を同一時間軸で残す手法は、気密試験の圧力記録にも活かせます。

加工機の不良・異常解析

加工機の電流・圧力・振動などをNR-Xシリーズで長時間連続収録し、不良発生の前後をさかのぼって解析。圧力の変化を時系列で追う進め方は、リークテストの圧力降下による良否判定の記録にも通じます。

リークテストのデータ収集(NR-Xシリーズ)に関するよくあるご質問

リークテストの圧力降下を波形で記録できますか?
できます。NR-Xシリーズは圧力トランスミッタの電圧・電流出力を入力し、加圧・保持・排気の圧力降下を同一時間軸の波形として連続収録します。
リークテスタの判定結果だけでは何が足りないのですか?
OK/NGの結果だけでは、判定に至った圧力降下の推移が残りません。波形を記録すれば、境界付近の差圧や降下の傾きを後から確認でき、判定の根拠とトレーサビリティを確保できます。
複数ワークや複数工程の圧力を同時に記録できますか?
できます。入力ユニットを組み合わせることで、複数ワークや加圧・保持・排気といった多工程の圧力を多チャンネルで同期収録し、同一時間軸で一元管理できます。
微小な圧力降下も捉えられますか?
捉えられます。細かなサンプリングで保持時間中の緩やかな圧力降下の傾きを波形として記録できるため、リーク量の定量やしきい値の妥当性検証に活用できます。
計測した波形を重ねて確認することはできますか?
可能です。重ね書き機能や波形インポート機能を使えば、特定の波形を重ねて比較観察することが可能です。
判定の根拠をトレーサビリティとして残せますか?
残せます。良否判定に至った圧力降下データをワーク単位で保存できるため、クレーム対応や工程改善の証跡、しきい値の妥当性検証の根拠として活用できます。

リークテストのデータ収集・判定トレース、お気軽にご相談ください

入力ユニット構成・接続方法・仕様についてはカタログまたはお問い合わせフォームからご確認いただけます。