プレスの下死点位置と荷重を記録する3つの理由
プレス下死点・荷重のタイミング可視化、荷重ピークの取りこぼし防止、ばらつきの見える化は、成形条件の再現と品質保証に直結します。
プレス荷重と機械の位置を別々に測ると成形条件を再現できない
プレス荷重とクランク角・下死の位置を別系統で測ると同期が取れず、どの位置でどれだけの荷重がかかったかを後から確認できません。荷重×機械の位置を同期して記録できなければ、良品時の成形条件を正確に再現できず、条件出しや不良の原因究明が難航します。
高速プレスの荷重ピークを取り逃す
高速で動作するプレスの荷重において、ピーク値のタイミングは一瞬です。サンプリング周期が粗い記録計では、このピーク値やロードセルの立ち上がり波形を取り逃し、過負荷や成形不良の兆候を見逃します。高速サンプリングで荷重波形を確実にとらえなければ、金型保護や品質保証に必要なデータが残りません。
荷重・圧力・下死点のばらつきが見えない
荷重・圧力・下死点位置のショットごとのばらつきは、成形品のしわ・割れ・寸法不良に直結します。荷重・圧力・機械位置を同時に記録できないと、ばらつきの傾向や異常ショットを見える化できず、良否判定や条件管理が経験則に頼りがちになります。
プレス下死点・荷重のポイント
荷重・圧力・下死点位置データを収集し、荷重波形の取得からショットごとの良否判定までを1台でカバーします。
プレス荷重の高速データ収集
ロードセルやひずみゲージの信号を高速サンプリングでデータ収集し、ショットごとの荷重波形とピーク値を確実に取得します。
ダイクッション圧の記録
ダイクッション圧を荷重と同時に記録し、しわ押さえ力の推移やショットごとのばらつきを波形で見える化します。
荷重・圧力・下死点位置データの同期
クランク角・下死点タイミングの同一タイミングでデータ収集し、各データを重ね合わせます。
良否判定
良品時の荷重波形・タイミングを基準に、ショットごとの波形を比較して良否を判定。条件出しと品質保証に活用します。
プレス下死点・荷重・圧力の計測機器比較
計測手段によって、荷重×タイミングの同期・荷重波形の高速取得・長時間記録・ショット良否判定への適合に大きな差があります。
| 比較項目 | NR-Xシリーズ (マルチ入力データロガー) |
紙記録計・ハイブリッドレコーダ | オシロスコープ(短時間) | PLC・SCADA収集 |
|---|---|---|---|---|
| データの同期 | 複数のデータを簡単に同期可能 | △ ch数・同期に制約 | △ 少ch・短時間中心 | △ 周期が粗く同期が甘い |
| あらゆるデータをまとめて収集 | ○ ひずみ・電圧・圧力を1台でデータ収集 | △ 入力種が限定 | △ 電圧中心・要変換 | △ 別系統で時刻ずれ |
| サンプリング速度 | ○ 高速サンプリングでピークを確実にデータ取り | × 粗い周期でピークを取り逃す | ○ 高速取得は得意 | × 瞬時ピークが残らない |
| 長時間・全ショット記録 | ○ 連続収集で漏れなく確実にデータ保存 | △ 記録容量・紙送りに制約 | × 短時間の波形取得向け | ○ 長時間可・分解能は粗い |
| ショットごとの良否判定 | ○ 基準波形と比較して良否判定 | × 波形比較が困難 | △ 単発観測で全数は不向き | △ 閾値監視中心・波形は残らない |
| 主なメリット | ◎ 荷重×タイミングの同期+波形良否判定を1台で | 帳票用の連続記録 | 短時間の波形観測 | 設備監視・制御 |
NR-Xシリーズを選ぶ理由
マルチ入力データロガーNR-Xシリーズは、プレス荷重(ロードセル・ひずみゲージ)、クランク角・下死点位置などあらゆるデータを1台で混在入力し、かんたんに同期してデータ収集が可能です。高速サンプリングによりショットごとの急峻な荷重ピークも忠実に捉え、荷重×機械位置の波形を重ね合わせて成形条件を可視化。良品時の基準波形と比較することでショットごとの良否判定ができ、条件出し・金型保護・成形不良の原因究明に活用できます。
プレス下死点・荷重の計測に対応するNR-Xシリーズ
ひずみ・電圧・圧力など、あらゆるデータを1台に集約できるデータロガー。下死点×荷重・圧力の波形データを簡単に同期できます。荷重×下死点位置の波形を同期収録します。
マルチ入力データロガー
NR-Xシリーズ
電圧・ひずみ・圧力・温度など多様な入力を1台で混在収録できるマルチ入力データロガー。用途に応じた入力ユニットを組み合わせ、多チャンネルを同期してデータ収集します。プレス・成形加工では、ロードセルやひずみゲージによるプレス荷重、ダイクッション圧、クランク角・下死点タイミングをまとめて高速サンプリングで記録。ショットごとの急峻な荷重ピークも忠実に捉え、荷重下死点位置の波形を重ね合わせて成形条件を可視化します。良品時の基準波形と比較することでショットごとの良否判定ができ、条件出し・金型保護・成形不良の原因究明やトレースに活用できます。
NR-Xシリーズの詳細資料を入手する
仕様・入力ユニット構成・導入事例をまとめたカタログを無料でダウンロードできます。
プレス下死点・荷重の活用例
プレス荷重波形の収録・ダイクッション圧の記録・荷重×タイミングの良否判定など、プレス成形のさまざまな現場で活用されています。
プレス機のストロークと荷重計測
プレス機のスライドストローク(変位)とロードセル・ひずみゲージの荷重をNR-Xシリーズで同一タイムベースに高速収録。ストローク位置ごとの荷重波形が得られ、下死点付近のピークやショットごとのばらつきを確認できます。
引張試験の荷重・ひずみ計測
材料試験機での引張試験で、ロードセルの荷重と試験片に貼ったひずみゲージの出力をNR-Xシリーズで同時収録。荷重とひずみを同一時間軸で対応づけ、破断までの挙動をプレス成形条件の検討に活かせます。
加工機の不良・異常解析
加工機の荷重・振動・電流などの信号をNR-Xシリーズでトリガ記録し、不良発生時の波形を良品時の基準波形と比較。異常の起きたタイミングを絞り込み、原因究明と条件管理に活用します。
プレス下死点・荷重の計測(NR-Xシリーズ)に関するよくあるご質問
- プレス下死点・荷重を同期して記録できますか?
- できます。NR-Xシリーズは荷重・圧力・クランク角などを同一タイムベースで同期収録できるため、どのタイミングでどれだけの荷重がかかったかを波形で突き合わせられます。
- ロードセルやひずみゲージの信号を入力できますか?
- 入力できます。ひずみ・電圧・圧力などを1台で混在入力できるため、ロードセルやひずみゲージによるプレス荷重をダイクッション圧やタイミングと同時に記録できます。
- 高速プレスの急峻な荷重ピークも捉えられますか?
- 捉えられます。高速サンプリングによりショットごとの急峻な荷重ピークや立ち上がり波形を忠実に取得できるため、過負荷や金型保護の判断に活用できます。
- ダイクッション圧のばらつきも見える化できますか?
- できます。ダイクッション圧を荷重と同時に波形で記録できるため、しわ押さえ力の推移やショットごとのばらつきを見える化し、しわ・割れなど成形不良の傾向を把握できます。
- ショットごとの良否判定に使えますか?
- 使えます。良品時の荷重波形・タイミングを基準に、ショットごとの波形を比較することで良否を判定でき、条件出しや品質保証、成形不良の原因究明に活用できます。
- 記録したデータはどのように活用できますか?
- 荷重・圧力・タイミングを同一タイムベースで蓄積するため、専用ソフトで波形比較や良否判定ができ、成形条件の再現・条件管理・トレースやレポート作成に活用できます。
プレス下死点・荷重の課題、お気軽にご相談ください
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