真空炉・真空装置 プロセス記録 向けソリューション

真空炉の温度+圧力を同時記録
到達真空度と温度を同一時間軸でロギング

真空炉・真空装置の温度と圧力(到達真空度)を、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズで同一時間軸に同時収録。熱電対と真空計・圧力トランスミッタの信号を1台に混在入力し、昇温・排気プロセスを長時間連続記録します。真空蒸着・熱処理の工程条件を残し、再現性を担保します。

真空炉の温度・圧力を「別々に記録」していると起きる3つの課題

真空プロセスの品質は、温度(昇温・保持)と圧力(排気・到達真空度)の兼ね合いで決まります。片方だけの記録や、別々に取ったデータでは工程条件を正確に残せません。

温度と圧力を別々に記録すると工程条件を再現できない

真空炉・真空装置では、昇温カーブと排気による到達真空度が互いに影響し合いながら工程が進みます。温度と圧力を別々の機器で記録すると、記録開始時刻やサンプリング周期が異なり、「どの温度のときに真空度がどこまで下がっていたか」を後から正確に突き合わせられません。工程条件を数値で残せないと、良品を作れた条件を再現できず、歩留まりのばらつきや品質不良の再発につながります。

真空計・熱電対など異なる信号を1台にまとめにくい

温度は熱電対、真空度はピラニ・電離真空計や圧力トランスミッタの電圧・電流出力と、真空プロセスでは信号の種類がばらばらです。それぞれ専用の表示器・記録器で見ていると、機器が分散して配線・設定が煩雑になり、同一時間軸のデータとして一元管理できません。信号ごとに機器が分かれていると測定の手間が増え、記録の取りこぼしや設定ミスによる工程トラブルを招きます。

単発の計測では到達真空度に至る過程を追えない

真空計の数値表示だけでは、その瞬間の値は分かっても、排気開始から到達真空度に至るまでの推移や、昇温に伴う圧力変動の過程を連続で残せません。真空蒸着・熱処理では、この過程そのものが工程条件です。過程を記録できないと、異常が起きたときに原因の切り分けができず、条件出しやトレーサビリティの根拠として使えません。

真空炉の温度・圧力 同時記録のポイント

熱電対と真空計・圧力信号をNR-Xシリーズに一元入力し、昇温・排気プロセスを同一時間軸で連続収録して工程条件を残します。

測定①
01

温度と圧力を
NR-Xに一元入力

炉内・ワークに取り付けた熱電対と、真空計・圧力トランスミッタの電圧・電流出力を、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズの各入力ユニットに混在接続します。

測定②
02

温度と圧力を同一時間軸で同時収録

複数点の温度と真空度・圧力を1台で同期サンプリングし、同一時間軸の波形として連続記録。温度と圧力を同じタイムスタンプで突き合わせられます。

測定③
03

到達真空度・
昇温プロファイルを
可視化

排気開始から到達真空度に至る圧力推移と、昇温・保持の温度カーブを波形で重ねて確認。真空度と温度の前後関係を把握します。

測定④
04

工程条件の記録・
再現性の担保

良品を作れた温度・圧力の条件を数値データとして保存し、真空蒸着・熱処理のレシピ再現やトレーサビリティ、条件出しの根拠に活用します。

真空炉の温度・圧力 記録方式の比較

記録方式によって、温度と圧力の混在入力・同一時間軸での同時収録・長時間の連続記録への適合に大きな差があります。

比較項目 NR-Xシリーズ
(マルチ入力データロガー)
紙記録計・ペンレコーダ 真空計単体(数値表示) PLCデータ収集(制御用)
温度+圧力の多入力混在 ○ 熱電対と真空計信号を
1台に混在
× 主に温度など最低限の
入力のみ
× 圧力のみ △ 専用ユニットが必要
同一時間軸での同時収録 ○ 多点を同期サンプリング △ チャンネル数が限られる × 単体では突き合わせ不可 △ 制御周期に依存
長時間の連続記録
(昇温・排気)
○ 長期の連続ロギングに
最適
△ 用紙・インク制約 × 記録機能がない △ 保存容量に依存
到達真空度の記録・トレース ○ 排気〜到達の過程を
波形で保存
△ 圧力入力に制約 × その瞬間の値のみ △ 構成に依存
設置・拡張 ○ ユニット追加で
拡張が容易
△ 設置スペースが大きい △ 表示器が分散 × 制御設計と一体で手間
役割(得意領域) ◎ 温度・圧力を同時記録し
工程条件を担保
連続の傾向記録 現在値のモニタ 制御・監視用のデータ収集

NR-Xシリーズを選ぶ理由

マルチ入力データロガーNR-Xシリーズは、熱電対による温度と、真空計・圧力トランスミッタの電圧・電流出力による圧力(到達真空度)を1台に混在入力し、同一時間軸で同時収録します。排気開始から到達真空度に至る圧力推移と昇温カーブを同じタイムスタンプで突き合わせられるため、真空蒸着・熱処理の工程条件を数値で残し、再現性やトレーサビリティを担保できます。長時間の連続記録で昇温・保持・冷却の全プロセスを取りこぼしなく保存します。

真空炉の温度・圧力 同時記録に対応するNR-Xシリーズ

熱電対と真空計・圧力信号を混在入力できるマルチ入力データロガー。昇温・排気プロセスを同一時間軸で連続収録します。

真空炉の温度・圧力 同時記録に対応

マルチ入力データロガー

NR-Xシリーズ

用途に応じた入力ユニットを組み合わせ、温度(熱電対)・電圧・電流など異なる物理量を1台に混在入力できるマルチ入力データロガー。炉内・ワークの温度と、真空計・圧力トランスミッタから出力される真空度(圧力)を多チャンネルで同時収録し、同一時間軸の波形として長時間連続記録します。排気開始から到達真空度に至る過程と、昇温・保持・冷却の温度カーブを同じタイムスタンプで突き合わせられるため、真空蒸着・熱処理の工程条件を数値で残せます。チャンネル間絶縁により現場のノイズに強く、条件出し・再現性の担保・トレーサビリティに活用でき、入力ユニットの追加でチャンネル数を柔軟に拡張できます。

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真空炉の温度・圧力 同時記録の活用例

真空炉の温度・圧力同時記録、到達真空度の記録、真空蒸着の工程条件記録など、真空プロセスのさまざまな現場で活用されています。

成膜工程ウエハの温度記録

成膜工程でウエハやステージに取り付けた熱電対の温度を、NR-Xシリーズで多点同時記録。チャンバ内の昇温・保持・降温の推移を同一時間軸で残す記録手法は、真空炉の温度・圧力記録にも応用できます。

滅菌機評価試験機の温度分布計測

滅菌機の評価試験で、庫内の複数箇所に配置した熱電対の温度をNR-Xシリーズで同時記録。温度分布と昇温・保持時間のばらつきを波形で可視化し、炉内の温度均一性を数値で評価できます。

熱処理の条件出し

熱処理炉のワーク温度を熱電対で多点測定し、NR-Xシリーズで昇温・保持・冷却のカーブを記録。条件を変えた試作の波形を重ねて比較でき、真空炉を含む炉の工程条件の作り込みに役立ちます。

真空炉の温度・圧力 同時記録(NR-Xシリーズ)に関するよくあるご質問

温度と圧力(真空度)を1台で同時に記録できますか?
できます。NR-Xシリーズは熱電対による温度と、真空計・圧力トランスミッタの電圧・電流出力による圧力を混在入力でき、多チャンネルを同一時間軸で同時収録します。
なぜ温度と圧力を同時に記録する必要があるのですか?
真空プロセスでは昇温と排気(到達真空度)が互いに影響し合うため、別々に記録すると工程条件を正確に再現できません。同時記録なら「どの温度のとき真空度がどこまで下がっていたか」を突き合わせ、条件を数値で残せます。
真空計や圧力トランスミッタの信号も入力できますか?
入力できます。ピラニ・電離真空計や圧力トランスミッタの電圧・電流出力を入力ユニットで受け、熱電対の温度と同じタイムスタンプで連続記録します。
真空ポンプの到達圧力に至る過程を残せますか?
残せます。排気開始から到達真空度に至るまでの圧力推移を波形として連続収録できるため、到達までの時間や途中のリーク・脱ガスの兆候を後から確認できます。
真空炉の熱処理そのものについて知りたい場合は?
熱処理の基礎や炉の種類については別途「真空炉の熱処理入門」をご用意しています。本ページは、温度と圧力を同一時間軸で残す「同時ロギング」に特化した内容です。
長時間の昇温・排気プロセスも連続で記録できますか?
できます。NR-Xシリーズは長時間の連続ロギングに対応し、昇温・保持・冷却や排気の全プロセスを取りこぼしなく記録して、工程条件の再現やトレーサビリティに活用できます。

真空炉の温度・圧力同時記録による工程条件管理、お気軽にご相談ください

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