PCB実装ライン向け静電気対策

チップ実装ラインの
除電を最適化

工程別の機種選定とメンテナンスフリー

チップ実装・基板搬送・検査など各工程で発生する静電気を、完全メンテナンスフリーのSJ-F700シリーズが高精度に除電し、ESD破壊や異物付着を防止します。

実装ラインの各工程で静電気対策を怠ると起きる3つの課題

チップ実装ラインは工程ごとに帯電の発生要因が異なり、対策が不十分だと後工程・出荷後まで不良が流出します。

マウンタ工程でのチップ帯電によるESD破壊

マウンタでのチップピックアップ・搭載時は、部品と装置間の摩擦帯電が発生しやすく、電位差が生じた瞬間に静電破壊(ESD)が起こります。破壊は目視で分からず、検査を通過しても後工程や出荷後に不具合として顕在化するため、原因特定が難しく手戻りが大きくなります。ピックアップ直前での除電が欠かせません。

リフロー後・搬送工程でのESD/ESA(静電気吸着)

リフロー後や基板搬送工程では、コンベアやトレイとの接触・剥離により基板やコネクタ部が帯電します。帯電した基板同士が引き寄せられるESA(静電気吸着)が起きると、位置ズレや自動搬送エラー、搬送中の放電による実装部品の破壊につながります。搬送ライン全体を通じて継続的に除電しないと、原因不明の不良として後工程まで流出してしまいます。

コーティング前の帯電による異物付着・絶縁不良

基板コーティング前に静電気が残っていると、空気中の埃や異物を引き寄せてコーティング不良や外観不良の原因になります。異物付着は歩留まり低下だけでなく、微細な回路パターンのショートや絶縁不良にもつながりかねません。コーティング工程の直前で確実に帯電を取り除くことが、後工程の品質を左右する前提になります。

実装ラインの工程順で見る除電ポイント

マウント・搬送・コーティング前・検査。工程ごとの帯電要因に合わせて設置場所と機種を選定します。

工程①
01

マウント工程
ピックアップ工程

チップのピックアップ・搭載直前にイオナイザを設置し、部品の摩擦帯電をその場で除電してESD破壊を未然に防止します。

工程②
02

基板搬送工程

搬送ライン上に設置し、コンベア・トレイとの接触帯電を継続的に除電。ESA(静電気吸着)による位置ズレ・搬送エラーを防止します。

工程③
03

コーティング前工程

コーティング直前で基板の帯電を除去し、埃・異物の吸着によるコーティング不良・絶縁不良を防止します。

工程④
04

検査・出荷前工程

検査エリアの帯電を管理し、検査合格後・出荷後に顕在化する遅発ESD不良のリスクを低減します。

SJ-F700シリーズと従来イオナイザの比較

メンテナンス性・イオンバランス精度・稼働状態の見える化まで、実装ラインでの選定軸を比較します。

比較項目 SJ-F700シリーズ
(マルチセンシングイオナイザ)
従来ブロアタイプ
(制御なし)
バータイプ
(圧縮エア使用)
針の清掃 ○ 不要
オートクリーンで自動清掃
× 定期的な手作業清掃が必要 × 定期的な手作業清掃が必要
針の交換 ○ 不要
バリアブルDC方式採用
× 摩耗により定期交換が必要 × 摩耗により定期交換が必要
イオンバランス精度 ○ 本体±3V/SJ-FB01併用で±1V △ 経年で悪化しやすい △ 機種に依存
除電速度 ○ 最速0.5秒 △ 機種に依存 ○ 高速除電が可能
消費電力/エア使用 ○ エア不要・ブロアで低消費電力 △ 機種に依存 × 圧縮エアで消費電力が大きい
設備状態の見える化
(トレーサビリティ)
○ LCD+内臓メモリ
+SJ Managerで遠隔監視
× 稼働状態を確認する手段がない × 稼働状態を確認する手段がない
規格対応(ANSI-ESD等) ○ ANSI-ESD-STM3.1
JIS C 61340-4-7等に準拠
△ 機種に依存 △ 機種に依存
PLC/IoT連携 ○ Ethernetで簡単にPLC通信 × 接点出力のみで数値データを取得不可 × 接点出力のみで数値データを取得不可

SJ-F700シリーズを選ぶ理由

SJ-F700シリーズは針の清掃・交換が不要な完全メンテナンスフリーで、工程ごとに設置してもメンテナンス工数が増えません。マルチI.C.C.とフィードバックセンサでイオンバランス±1Vを維持し、工程間で機種を統一しやすい点も選定の決め手になります。

チップ実装・基板の除電に対応するSJ-F700シリーズ

完全メンテナンスフリーのマルチセンシングイオナイザ。実装ラインの各工程に合わせて設置できます。

完全メンテナンスフリー&クラス最高の除電性能

マルチセンシングイオナイザ

SJ-F700シリーズ

SJ-F700シリーズは、電極針の自動清掃と自己診断を行うオートクリーンに加え、針の摩耗に応じて印加電圧を自動昇圧するバリアブルDC方式を採用し、針の清掃・交換が不要な完全メンテナンスフリーを実現します。3つのセンサでイオン量を制御するマルチI.C.C.により、本体のみでイオンバランス±3V、フィードバックセンサSJ-FB01を併用すると±1Vを維持。除電速度は最速0.5秒、除電エリアは最大3mに対応します。本体LCDディスプレイと内蔵メモリ(最長1年分)、無料の管理支援ソフト「SJ Manager」により、最大100台のイオナイザを遠隔監視・データ出力・レポート出力でき、実装ラインの除電状態をトレーサビリティとして残せます。ANSI-ESD-STM3.1、JIS C 61340-4-7等の規格にも準拠しています。

SJ-F700シリーズの詳細資料を入手する

工程別の設置ポイント・仕様・導入事例をまとめたカタログを無料でダウンロードできます。

チップ実装・基板の除電 活用例

実装作業ブースやテストハンドラ、基板の搬送ラインなど、ESD対策と異物付着防止の両面で活用されています。

実装作業ブースのESD対策

基板や電子部品を扱う作業ブースでは、作業者・治具・トレーの帯電が静電破壊(ESD)の原因になります。SJ-F700シリーズをブース内に設置して作業エリアを送風除電し、静電対策マットやリストストラップと併せてESDリスクを抑えます。

テストハンドラでのESD対策

テストハンドラのトレーやハンドリング部では、部品の着脱による摩擦帯電が繰り返し発生します。SJ-F700シリーズを装置上方に設置してトレー全体を除電し、チップの静電破壊や静電気吸着による搬送ミスを防ぎます。

基板への異物付着防止

搬送ライン上の基板は摩擦で帯電し、粉じんや異物を吸着します。SJ-F700シリーズで搬送中の基板を面で除電し、異物付着による実装不良や外観不良を防止。コーティングや検査の前の除塵にも有効です。

チップ実装の除電・イオナイザ選定に関するよくあるご質問

実装ラインのどの工程に除電が必要ですか?
マウンタでのチップピックアップ、リフロー後の基板搬送、コーティング前、検査・出荷前など、部品や基板が摩擦・剥離帯電しやすい工程ごとに除電が必要です。SJ-F700シリーズは各工程に合わせて設置できます。
針の清掃・交換の頻度はどれくらいですか?
針の清掃・交換は不要です。自己診断付きオートクリーンが電極針の付着物を自動除去し、バリアブルDC方式が針の摩耗に応じて印加電圧を自動調整するため、完全メンテナンスフリーで使用できます。
イオンバランスの精度はどれくらいですか?
本体のみでイオンバランス±3V、フィードバックセンサSJ-FB01を併用すると±1Vを実現します。3つのセンサによるマルチI.C.C.制御で、ESD対策に求められる高いイオンバランス精度を維持します。
複数台のイオナイザの稼働状況をどう管理しますか?
無料の管理支援ソフト「SJ Manager」で最大100台のイオナイザを遠隔監視・設定変更でき、ISOやANSI/ESD形式のレポート出力も可能です。本体内蔵メモリにも稼働データを最長1年分記録します。
従来のブロアタイプ・バータイプから置き換えられますか?
対応できます。ブロアタイプでありながらバータイプ同等の除電速度をエア消費ゼロで実現し、消費電力は従来のバータイプ比で大幅に抑えられます。工場エアの配管を増やさず置き換えられます。

チップ実装・基板の除電の課題、お気軽にご相談ください

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