包装・充填ラインで静電気を放置すると起きる3つの課題
計量・充填・シールの各工程で発生する静電気は、放置すると歩留まりロスや品質クレームに直結します。
粉黛の飛散・付着による
計量ミス・ロスが発生
粉体原料は充填時に帯電し、ホッパーやシュート内壁に付着したり周囲に飛散したりします。付着による詰まりは計量精度のばらつきを招き、飛散した粉体は歩留まりロスや作業環境の汚れにつながります。静電気を放置すると、これらのトラブルが繰り返し発生し、生産ラインの停止や再計量の手間が増え、後工程での充填量不足や規格外品の発生リスクも高まります。
トレー・容器の帯電による
搬送・整列不良が発生
樹脂素材のトレーや容器は搬送中の摩擦で帯電し、互いに吸着したり反発することで位置がずれ、コンベア上での整列不良や搬送詰まりを引き起こします。帯電した容器には周囲の異物も吸い寄せられやすく、外観検査で見逃すと出荷後のクレームにつながります。帯電したまま稼働を続けると、ライン停止や再調整の頻度が増え、生産性低下につながります。
シール工程での噛み込みによる
密着不良が発生
フィルムや容器口が帯電していると、シール直前に異物や粉じんを吸い寄せ、シール部に噛み込んだまま密封されることがあります。噛み込みによる密封不良は内容物の変質や微生物汚染のリスクを高め、出荷後の品質クレームや回収につながりかねません。シール前の帯電対策を怠ると、抜き取り検査だけでは不良の流出を防ぎきれません。
包装・充填ラインの除電ポイント
計量前から充填・搬送・シールまで、静電気トラブルの発生ポイントに合わせて除電します。
計量前の除電
(原料・ホッパー)
SJ-F700シリーズでホッパー・シューター内の粉体原料を除電し、帯電による付着・詰まりを防いで計量精度を安定させます。
充填時の除電
(ノズル・容器)
充填ノズルや容器の帯電を除電し、粉体の飛散や静電気による反発での充填ばらつきを抑えます。
トレー・容器整列時除電
(搬送コンベア)
コンベア搬送中のトレー・容器の静電気を除電し、位置ズレや張り付きによる搬送不良を防止します。
シール・キャッピング前の除電(密封工程)
シール・キャッピング直前での異物混入リスクを低減と、密着不良の原因となる嚙み込みの発生を防ぎます。
包装・充填ラインの除電方式の比較
メンテナンス性・除電速度・数値管理・トレーサビリティで方式ごとに大きな差があります。
| 比較項目 | SJ-F700シリーズ (マルチセンシングイオナイザ) |
従来型バータイプ | 従来型ブロアタイプ |
|---|---|---|---|
| 針のメンテナンス(清掃・交換) | ○ 清掃・交換ともに不要 | × 定期清掃・交換が必要 | × 定期清掃・交換が必要 |
| 除電速度 | ○ 最速0.5秒 | ○ 高速(エア必須) | △ 機種により数秒程度 |
| 消費電力・エア使用 | ○ エアレスで電力1/28(バー比) | × 圧縮エア消費が大きい | △ エア不要だが除電力に劣る |
| イオンバランスの数値管理 | ○ ±1V(フィードバックセンサ使用時)を常時監視 | × 数値管理なし | × 数値管理なし |
| 稼働状況の可視化(トレーサビリティ) | ○ LCD・内蔵メモリ・SJ Managerで遠隔監視 | × 可視化手段なし | × 可視化手段なし |
| 静電気対策規格への対応 | ANSI-ESD-STM3.1 RCJS-TR-5-4 等に準拠 |
△ 機種による | △ 機種による |
SJ-F700シリーズを選ぶ理由
SJ-F700シリーズは針の清掃・交換が一切不要な完全メンテナンスフリー設計で、ブロアタイプながらバータイプ同等の除電速度を実現。
イオンバランスを±1Vまで数値管理し、LCDディスプレイと内臓メモリで稼働状況を可視化。包装・充填ラインの静電気トラブルを工程全体で防止します。
包装・充填ラインでの除電に対応するSJ-F700シリーズ
完全メンテナンスフリーのマルチセンシングイオナイザ。計量・充填・シールの各工程を1台で除電します。
マルチセンシングイオナイザ
SJ-F700シリーズ
3つのセンサで最適なイオン供給をセンシングするマルチI.C.Cにより、本体のみでイオンバランス±3V、フィードバックセンサSJ-FB01使用時は±1Vを実現。電極針の自動清掃(オートクリーン)と、摩耗に応じて印加電圧を自動昇圧するバリアブルDC方式により、針の清掃・交換が不要な完全メンテナンスフリーを実現します。除電エリアは最大3m、除電速度は最速0.5秒。LCDディスプレイと内蔵メモリでイオンバランスや温湿度などの稼働データを最長1年分記録し、無料ソフトSJ Managerで最大100台の遠隔モニタリングも可能です。ブロアタイプでありながらバータイプと同等の除電速度を実現し、電力は従来比1/28に削減できます。
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包装・充填ラインの除電 活用事例
カップなど容器への異物付着防止をはじめ、シートの塗工前除塵や基板の除電など、帯電による異物付着の対策として活用されています。
カップ内への異物付着防止
コンベアで搬送されるカップは、成形時や搬送時の摩擦で帯電し、粉じんや異物を容器内に吸い寄せます。SJ-F700シリーズをライン上方から当てて広範囲に除電し、充填前の容器への異物混入を防ぎます。
塗工前のシート表面の異物除去
ロールから巻き出したシートは、巻き出し時の剥離帯電で微細な異物を吸い寄せます。塗工前にSJ-F700シリーズを上下から当てて除電・除塵することで異物の巻き込みを防止。包装フィルムの搬送でも同じ考え方が有効です。
包装・充填工程の除電(SJ-F700シリーズ)に関するよくあるご質問
- 包装・充填ラインのどの工程で除電すればいいですか?
- 計量前のホッパー・原料、充填時のノズルや容器、シール・キャッピング前の3ポイントが効果的です。SJ-F700シリーズを工程ごとに設置し、飛散・搬送不良・噛み込みを一貫して防止できます。
- 粉体の飛散や詰まりも除電で防げますか?
- 防げます。粉体は帯電すると互いに反発・付着し、飛散や詰まりの原因になりますが、SJ-F700シリーズで除電することでホッパーやシュートへの付着を抑え、計量・充填を安定化できます。
- メンテナンスは本当に不要ですか?
- SJ-F700シリーズは電極針の自動清掃(オートクリーン)とバリアブルDC方式により、針の清掃・交換がいずれも不要です。従来2週間ごとの清掃・2年ごとの交換が発生しません。
- 容器やキャップの帯電トラブルにも使えますか?
-
使えます。容器・キャップの異物付着や搬送不良にも対応します。より詳しい対策事例は樹脂容器の異物付着対策事例・キャップの搬送トラブル対策事例もご確認ください。
- 消費電力を抑えられますか?
- 抑えられます。エアを使わないブロアタイプでありながら圧縮エア式バータイプと同等の除電速度を実現し、電力は従来比1/28に削減できます。
従来のブロアタイプと比較しても、除電能力を担保しながらもECOモードにより、電力は従来比1/7に削除できます。
包装・充填ラインの静電気対策、お気軽にご相談ください
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