品種判別・異品種混入対策

画像処理で品種・機種を判別
異品種混入をAIで見分ける

品種判別とは、形状・色・表裏などの違いから異品種や機種を見分ける検査です。画像処理による判別方式と工程での位置づけを解説。AI搭載画像センサIV4シリーズなら多品種にも強く全数で見分けます。

品種判別(異品種・機種判別)が重要な3つの理由

多品種を同じラインで扱う現場では、異品種の混入や機種取り違えが起きやすく、正しく品種判別できないとさまざまな損失につながります。

異品種混入・機種取り違えが流出する

形状や色がよく似た製品を同一ラインで生産・搬送すると、異品種の混入や機種の取り違えが起こります。誤った品種が後工程や出荷に流れると、組立不良やリコール、顧客クレームに直結します。特に段取り替え直後や多品種少量生産では取り違えが起きやすく、品種を工程内で確実に見分ける仕組みがないと、流出リスクをゼロにできません。

目視・治具による判別には限界がある

人の目による品種判別は、似た形状・色の識別で見落としが生じ、判断が作業者の熟練度に左右されます。品種ごとに専用治具を用意する方法は、段取り替えのたびに交換や調整が必要で、多品種対応ではコストと手間が膨らみます。抜き取りでは混入を見逃すため、全数を自動で見分けられる非接触の手段が求められます。

位置ズレ・外乱で従来手法が不安定になる

ワークの位置ズレや傾き、外乱光や背景の変化があると、単純なパターンマッチや光電・カラーセンサでは判別が不安定になり、誤判定が増えます。品種が増えるほどしきい値やテンプレートの登録・調整が煩雑になり、設定負荷が高まります。多品種・変動環境でも安定して品種を見分けられる方式が必要です。

画像処理による品種判別の主な方式

品種判別は、対象物の特徴に応じて方式を使い分けます。IV4シリーズはこれらをAIで統合し、位置ズレや外乱に強い判別を実現します。

方式①
01

AI学習サーチ

OK/NGを登録するだけでAIが特徴を抽出し、位置ズレ・傾き・外乱光に影響されず品種を見分けます。

方式②
02

輪郭・形状・寸法

輪郭や幅・直径などの形状差から品種を判別。似た形の機種の取り違えを検出します。

方式③
03

カラー(色)判別

色味の違いで銘柄・グレードを見分けます。表裏・方向の違いの判別にも活用できます。

品種判別の方式比較

判別方式によって、多品種・形状差への対応や、位置ズレ・外乱光への強さ、設定の手軽さに差があります。

比較項目 IV4シリーズ
(AI学習サーチ)
目視判別 光電・カラーセンサ 従来パターンマッチ
多品種・形状差への対応 ○ 学習で幅広く対応 △ 熟練度に依存 × 単機能で限定的 △ 品種ごと登録が必要
位置ズレ・傾き耐性 ○ 位置補正で安定 △ 見る角度で変わる × 位置固定が前提 × ズレで誤判定
外乱光・背景変化への強さ ○ AIが影響を吸収 △ 環境に左右される △ 反射で誤検知 × しきい値調整が煩雑
設定の手軽さ ○ OK/NG登録だけ ○ 設定不要 △ しきい値調整 × テンプレ登録・調整
異品種混入の検出 ○ 全数で判別・混入確認 × 抜き取りで見逃し △ 単純な違いのみ △ 登録品種に限る
役割(得意領域) ◎ 多品種の品種判別を全数・安定 簡易確認(低速) 単純な色・有無 固定品種の判別

IV4シリーズを選ぶ理由

IV4シリーズは"見つけるAI"と"見分けるAI"を凝縮した学習サーチにより、位置ズレ・傾き・外乱光・背景変化の影響を受けずに品種を判別します。OK/NGワークを登録するだけで違いを自動抽出し、品種ごとのテンプレート調整や治具交換を最小化。多品種少量生産でも異品種混入を全数で防げます。

品種判別に対応するIV4シリーズ

AIを搭載した画像センサ。多品種の異品種・機種判別を、非接触・全数で安定して行います。

IV4シリーズ AI搭載 画像センサ 品種判別・異品種混入検査用
品種判別・異品種混入検査に対応

AI搭載 画像センサ

IV4シリーズ

IV4シリーズは、"見つけるAI"と"見分けるAI"を1ツールに凝縮した学習サーチを搭載したAI画像センサです。OK/NGワークを登録するだけで違いを自動抽出し、位置ズレ・傾き・外乱光・背景変化の影響を受けずに品種・機種を判別します。輪郭・幅・直径などの形状ツールやカラー判別、学習カウントによる異品種混入確認も1台で構成でき、車種・機種の判別から部品の表裏・方向の判別まで幅広い品種判別に対応します。AI撮像がフォーカスと明るさを自動最適化し、金属光沢や表面状態の影響を抑えて安定した画像を取得。設置距離50mm〜3m以上、狭視野から広視野まで選べ、多品種の切り替えもプログラム切換で素早く行えます。アンプ内蔵スマートカメラと小型モデルから、設置環境に合わせて選定できます。

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画像処理による品種判別の活用例

車種・機種の判別から異品種混入の判別、部品の表裏判別まで、さまざまな対象物で品種判別が活用されています。

車種(機種)の判別

車体パネルの形状差から車種をAIの学習サーチで判別。位置ズレや外乱光に影響されず、機種の取り違えを防ぎます。

車種 機種の判別 車体パネル 形状差 AI学習サーチ IV4シリーズ

パーツフィーダー上の異品判別

フィーダー上を流れる部品の異品種混入を判別。多品種が混在する供給工程でも混入を全数で検出します。

パーツフィーダー上の異品判別 異品種混入 部品 IV4シリーズ

チップ抵抗器の表裏判別

表示面の有無で部品の表裏(品種)を判別。微小な部品でも位置ズレに強く、安定して見分けます。

チップ抵抗器の表裏判別 表示面 品種判別 IV4シリーズ

品種判別(IV4シリーズ)に関するよくあるご質問

品種判別とは何ですか?
形状・色・表裏などの違いから、製品の異品種や機種を見分ける検査です。画像処理で行うと、多品種を同一ラインで全数・非接触に判別できます。
画像処理による品種判別にはどんな方式がありますか?
AI学習サーチ、輪郭・形状・寸法による判別、カラー(色)判別などがあります。IV4シリーズはこれらをAIで統合し使い分けられます。
AIと従来のパターンマッチはどう違いますか?
従来はテンプレート登録やしきい値調整が必要で位置ズレに弱い一方、AI学習サーチはOK/NGを登録するだけで、位置ズレ・外乱光・背景変化に強く判別します。
多品種でも設定は簡単ですか?
簡単です。OK/NGワークの登録で違いを自動抽出でき、品種ごとの治具交換や細かな調整を最小化。プログラム切換で多品種にも素早く対応します。
ワークが位置ズレしても判別できますか?
判別できます。位置補正機能とAI学習サーチにより、位置ズレや傾きがあっても安定して品種を見分けます。
異品種の混入も検出できますか?
検出できます。学習カウントは異品種混入の確認にも利用でき、供給・搬送工程での混入を全数で検出します。

品種判別・異品種混入対策、お気軽にご相談ください

判別方式・設置構成・仕様についてはカタログまたはお問い合わせフォームからご確認いただけます。