多重基板の両面コード読み取り
電子部品の実装ラインにおいて、プリント基板(PCB)を用いたトレーサビリティ管理は品質向上の要です。特に多重基板では、リフロー工程などを通過する中で、基板の両面に印字された2次元コードを正確に読み取る必要があります。しかし、コンベアの上下にコードリーダーを設置する際、スペースの制約や、熱による印字の滲み、搬送ブレによる読み取りエラーが大きな課題でした。
この課題を解決するのが、キーエンスのAI搭載コードリーダ「SR-Xシリーズ」を活用した両面コード読み取りソリューションです。業界最小クラスのコンパクトなボディにより、コンベアのわずかな隙間にも上下から簡単に設置でき、既存の生産ラインへの後付けも容易です。AI搭載の最新読み取りアルゴリズムが、DPM(ダイレクトパーツマーキング)で印字された微細なデータマトリクスや、熱影響を受けた難読コードでも瞬時にデコード。広視野・長距離性能と組み合わせることで、基板の位置ズレにも強く、タクトタイムを犠牲にすることなく安定した読み取りを実現します。これにより、電子部品製造における生産管理の精度を飛躍的に高め、完全なトレーサビリティシステムの構築に貢献します。