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  4. 【3Dプリンターについて】インクジェット方式による精度向上

インクジェット方式による3Dプリンターの精度向上

3Dプリンターの登場によって積層造形機はより身近な存在になりました。それまでは試作を依頼する側だった設計部門で自ら3Dプリンターを導入して評価することが当たり前になりつつあります。当初は造形品質の問題から形状の評価がメインでしたが、すぐに評価できるメリットはとても大きく、より多くの検証をするために造形品質の向上が望まれました。そこで、3Dプリンターの簡便性を持ったまま造形精度の向上を目的に開発されたのが、インクジェット方式の3Dプリンターです。

造形の仕組み

造形の仕組み

インクジェット方式はのヘッドから少量の液体UV樹脂を吐出させられるため積層ピッチを細かくすることができます。また、ヘッド幅方向に複数のノズルがあってに面で造形できるため、積層ピッチは細かく造形スピードもそれほど変わりません。3Dプリンターで比較したときには、もっとも高精度で高性能な方式と言えます。

高精度化への歩み

  • 大企業の一部が光造形機を利用し始める

    光造形機は導入費用が高額なためにほんの一部の大企業か試作を仕事とする会社が業務用で使用するに留まりました。費用面以外にも設備がとても大型であることも導入が一部にとどまる要因でした。

  • 3Dプリンターの登場

    費用が手軽な3Dプリンターの登場によりこれまで導入できなかった会社にも浸透することになりました。ただ、形状を確認レベルの精度だったので、より高性能な企業用の3Dプリンターの登場が期待されました。

  • インクジェット方式による精度アップ

    積層ピッチが小さくなることで造形物の精度が大きく向上しました。それにより組付け確認や簡易機能検証ができることになり、それまでは外部に依頼しなくてはならなかった試作が内製化されました。

価格帯とユーザーの変化

黎明期(1980年~2000年) 発展期(2000年~現在)

3Dプリンターの黎明期には方式や価格の選択肢がとても少なく業務用として限られたユーザーに使われていました。時が経ち価格帯や方式が選べるようになり、多くのユーザーが業務用として3Dプリンターを使用するようになりました。また、これまで外部に試作を依頼していた方が、低価格な機種の登場によりお試しで安価な機種を導入するケースも増えています。

カタチの確認↓評価範囲の拡大

最近になってお試しで低価格な3Dプリンターを導入したユーザーが実際に使ってみた結果、より評価の幅を広げるために高精度な機種の導入を検討する傾向にあります。また、これまで国産の3Dプリンターと言えば光造形機か熱溶解方式が一般的でしたが、手軽に使えて高精度な3Dプリンターのニーズが高まることで、国産のインクジェット方式3Dプリンターの登場が期待されていました。

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