LONWORKS

ここではLONWORKSについて説明します。

概要

LONWORKS®とはアメリカのECHELON CORPORATIONにより開発されたオープンネットワークです。オープンシステムとして、同社がライセンスを無償許諾しているため、多くのメーカで対応機器が開発されてきました。現在ではLonMark Interoperability Associationにより運用されています。ビルオートメーションで多く用いられています。

配線方法と通信プロトコル

配線方法

通信ケーブルにはツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ファイバーケーブルなどが使用できます。使用するトランシーバにより通信速度などが異なります。5kbps~1.25Mbpsまで対応しています。基本的にはバス接続を使用して、最大64ノードまで使用できます。一部のトランシーバを採用するとスター型やループ型などのトポロジーにも対応できます。ネットワーク機器内ですべてのトランシーバの種類をそろえる必要があります。

通信プロトコル

通信プロトコルにはLonTalk®が採用されています。専用チップ(ニューロンチップ)を組み込んだセンサなどを組み合わせて使用します。ニューロンIDを保持している機器同士で、コマンド・レスポンス方式で通信します。ニューロンチップにデータの衝突(コリジョン)を防止する機能が組み込まれています。ニューロンチップの仕様はオープンにされており、各社で開発できる状態になっています。

特徴

LONWORKS®はコマンド・レスポンス方式で送受信を行ないます。マスタを介さずに、コマンドに対してレスポンスを返す方式のため、各機器間で任意のタイミングで通信できることが特徴です。

  • 記載されている会社名、製品名、ネットワーク名称などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。
  • 内容の一部(規格、仕様など)については記載当時から変更されている場合がありますのでご注意ください。

2015年11月

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