現場改善のヒント

「稼働率」、それとも「可動率」?

とある工場。朝礼で工場長の口から「カドウリツをしっかり意識して取り組んでください」というフレーズが登場し、新人の頭上には「?」マークが。

その新人と朝礼の内容についてディスカッションしてみると、どうも会話が噛み合いません。
どうやら「稼働率」と「可動率」を混同していたようです。意味も読み方も異なるこれらの言葉。それぞれの意味や解釈をおさらいしてみましょう。

「稼働率」、それとも「可動率」?
この記事でわかること

稼働率とは

稼働率=実際にできた生産高/機械を24時間稼働させてできる生産計画高

「稼働率(かどうりつ)」は、納品ロットに対する生産計画と捉えることができます。たとえば、受注製造の現場における「稼働率を下げろ」には、機械を稼働させ続けて受注した数量より多く製造し続けても、納品できず在庫になるだけという意味が読み取れます。すぐに在庫と同じ製品を受注できればいいですが、仕様変更などがあれば、その在庫はロスになってしまうリスクがあります。 見かけ上の稼働率だけを追っていると、「つくりすぎのムダ」を招いてしまうことがあります。

可動率とは

可動率=実際にできた生産高/今日つくる必要のある生産高

一方、漢字だけ見ると「かどうりつ」とも読める「可動率(べきどうりつ)」。その分母は「今日つくる必要のある生産高」で、納期や人員・設備稼働のスケジュール管理が要になります。分子は「達成すべき生産高」ともいえます。つまり、可動率は100%が目指すべき姿ということになります。

言葉の伝達・認識の重要性

このように「稼働率(かどうりつ)」と「可動率(べきどうりつ)」では、大きく意味が異なります。書物によっては、可動率の読みが「かどうりつ」とされている場合があったり、それと区別するために、稼働率は「のぎへんかどうりつ」と呼ばれたりする場合もあります。また、こうした用語は、状況や立場によって伝えたい趣旨が異なるケースもあります。まずは、用語の意味を理解して、認識違いによる伝達ミスには、日ごろから気をつけたいところですね。

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