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CHAPTER 1
包装機械

個装機械及び内装機械

1.充填機

ボトル充てん機は、飲料・食品や医薬品などの製品を容器(ボトル)に決められた分量を充填する機械のことです。生産能力によって、ロータリー式充填機とライン式充填機に大別されます。計量方式によって分類すると(1)液面規制方式(主に飲料・清酒など) (2)ピストン式(主に粘度があるもの) (3)ウェイト式(計量しながら) (4)フローメーター式(計量機能付き液面規制)などがあります。

ボトル以外には、缶・紙、近年では、環境面の配慮からバックインカートン(2L以上のものはバックインボックス)などに充填する機械があります。

充填機は、ボトル以外にも内容物に応じた様々な種類が存在する。

2.製袋充てん機

製袋充てん機は、気体・液体・粉体・粘体などを充填後、シールし所定の寸法に切断する機械のことです。製袋充てん機には、縦形ピロータイプ包装機、スティック包装機、三方シール(四方シール)などがあります。

縦形ピロータイプ包装機

縦形ピロータイプ包装機は、下記のような商品を供給する円筒(シリンダー)と包装材料を筒状に成形する金具(フォーマー)との組み合わせによって構成されます。

粉末(調味料・パン粉・コーヒーなど)・冷凍食品(ポテト・枝豆・ピラフなど)・畜肉水産(ウィンナー・チキンナゲット・おでんなど)・農産物(ピーマン・もやし・みかんなど)・ペースト食品(味噌・マヨネーズ・あんこなど)・飴菓子(キャンディ・キャラメル・ゼリーなど)・米菓(あられ・せんべい・ピーナッツなど)・スナック(ポテトチップスなど)

スティック包装機

スティック包装機は、縦形ピロータイプ包装機の一種で、細長い少量用個装に用いられます。スティック包装は、食品・医薬品・化粧品などの粉粒体、粘液体に幅広く使用されています。

三方シール包装機

三方シール包装機は、小袋包装の一形態で、包装材料を2つ折りにして折り辺以外の3辺をシールするものです。一方、四方シール包装機は、2枚の包装材料を組み合わせて4辺をシールする形態をいいます。四方シールは4辺を全てシールするために破れによる漏洩を防ぐことができ製品の見栄えもいいですが、内容量が少なくなります。(20~30%減)

製袋充てん機の包装例

3.容器成形充てん機

容器成形充てん機の中には、主にPTP包装機、ポーションパック包装機、ブリスター包装機などがあります。容器を成形しながら自動的に商品を充填していく機械です。

PTP包装(Press Through Package)

容器側から中身を押し出して上蓋を破り取り出す包装形態を実現するものです。主に医薬錠剤の包装形態として幅広く使われています。

ポーションパック包装機(Portion Pack)

ポーション、つまり一人前の包装形態となります。プリンやゼリーなどのデザート食品やジャム・マーガリン・シロップなどの個包装に使用されています。

ブリスター包装機

透明なプラスチック容器(ブリスターケース)の中に商品を入れ、台紙で蓋する方式です。加熱圧着するシールブリスター包装とブリスターケースを折り返しその隙間に台紙を入れるスライドブリスター包装があります。

容器成形充てん機の包装例

4.シール機

食品などの保存のために外気の影響を遮断し密封する機械です。シール方式にも、ヒートシールやインパルスシールなどがあります。

シール機の包装例 外気を遮断し密封する。

5.結さつ機

結さつ機は、クロージャーとも呼ばれます。包装袋の封緘や商品の一部を取り出した後、再封することができます。プラスチックで被覆されたワイヤーを使い、ねじって袋の口を止める機械です。ワイヤー式だけではなくテープ式クロージャーもあります。

結さつ機の包装例 食パンやキャンディ等を袋に入れ、袋の口をメタル、ビニタイ、テープ等で結び密封する。

6.ラベル貼機

ラベル貼機は、一般的にはラベラーと呼ばれます。あらかじめ一枚ずつシート状になったラベルを貼る枚葉(まいよう)ラベル貼機、ロール状に巻かれたラベルを切断して取り出すロールラベル貼機、粘着(タック)性の糊をあらかじめラベル裏面に塗布してあるラックラベル貼機があります。仕上がりの良さからシュリンク包装機も増加しています。

枚葉(まいよう)ラベル貼機

あらかじめ一枚ずつ小さなシート状になったラベルを、ラベルの収納ケース(ラベルマガジン)から取り出したあとに糊付けをして容器に貼りつけるタイプのラベラーです。ラベルの取り出し方と糊付け方法によって、より細かい分類があります。

ロールラベル貼機

ロール状に巻かれたラベルをカッターによって一枚ずつ切って取り出し、糊付け工程を経て容器に貼り付けるタイプのラベラーです。ラベルの切断工程以降の機械構成は、枚葉ラベラーとほぼ同様です。しかし、枚葉ラベラーでは対応できない種類のラベル、例えばフィルムラベルや感熱ラベルなども扱えるという特徴があります。

タックラベル貼機

粘着(タック)性の糊をあらかじめラベル裏面に塗布してあるラベルを、台紙から剥離させて容器に貼り付けるタイプのラベラーです。セパレート紙とよばれる台紙に貼り付けられた状態でロール状に巻いて供給されます。

シュリンクラベル装着機(シュリンクラベラー)

シュリンクラベル装着機(シュリンクラベラー)とは、ペットボトルなどのさまざまな形状の容器に取り付けられるシュリンクラベル専用の包装機械です。印刷した筒状の熱収縮性フィルムをペットボトルなどの容器の胴部に自動で被せる装置です。

ラベルシュリンク包装機(シュリンクトンネル)

ラベルシュリンク包装機とは、ボトル形状の商品に商品名などが記載されたラベルを加熱しフィルムを収縮させる装置です。一般的に蒸気式は仕上がりが良好な反面、設備が大掛かりで収縮後の水滴除去も課題になります。熱風式は、仕上がりに問題があるとされていましたが、近年、熱旋風式シュリンク装置などが新たな市場を形成しています。

ラベル貼機の包装例 熱旋風式シュリンク装置とは?商品を中心に風を回転させ四方向から熱風を噴出することで、皺の発生を抑制する装置。

7.小箱詰機

一般的には、カートナーと呼ばれます。使用する包装材料(小箱)の加工の度合いによって、横型・縦形小箱詰機とラップアラウンドカートナーの2種類があります。

小箱詰機の包装例 横型・縦形、ラップアラウンドカートナーなどがある。

8.上包み機

上包み形式は、包装形態から折畳形式・ひねり形式・真空吸着式・収縮式などに大別されます。

折畳形式上包み機

折畳形式上包み機には、対象の商品により3つに分類されます。 (1)たばこやキャラメル、チョコレートなどの小箱などに使用されている方式。折り目が対称で仕上りの美しさを追求することができます。(2)柔らかく寸法誤差が出やすい食パンやロールケーキカステラなどにも使用できる方式。(3)饅頭などの和菓子やファンシーチョコレートなどの個包装に使用され全て底部に集めて折り込む方式。

ひねり形式上包み機

ひねり包装機は、ツイスト包装機とも呼ばれます。小粒のキャンディーなどのお菓子を対象に開発されたものです。

収縮式

シュリンクフィルム(収縮フィルム)が収縮する際の結束性を生かして、個包装・多数個包装に使用可能です。従来、段ボール箱や紙器などで包装されていたものが包装の簡素化でシュリンク包装に切り替えるケースが増えています。

ストレッチ式

ストレッチフィルムの持つ自己粘着性、透明性、手触りのよさから生鮮食品(青果・精肉・鮮魚)の包装に用いられています。主にスーパーマーケットなどで売られているトレーを包装するものです。

上包み機の包装例

9.真空包装機

真空包装機とは、ガスバリア性(ガス遮断性)の優れた包装材料を用いて、商品を真空または減圧密封包装する機械のことです。食品や工業品などが酸素と接触することによる変質防止が主な目的です。

真空包装機の包装例 真空または減圧密封して包装内の酸素を排除し、商品の変質を防止する。

10.ガス封入包装機

ガス封入包装機とは、包装内部に空気とは異なるガス(窒素ガス・炭酸ガスなど)を封入する機械のことです。目的は、真空包装機と同様ですが、商品の形状が崩れたり圧力で破損したり変形したりする内容物には最適な包装機といえます。ポテトチップスやかつお節、スライスチーズなどが対象の商品です。

ガス封入包装機の包装例 ガスを注入することで内容物の破損を防ぐ。

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