• 文字サイズ
  • 標準
  • 大きく

レーザマーカによる加工
「塗装剥離」

レーザ加工の事例から見る「塗装剥離」

部品の塗装を除去して下地の基材や塗装を見えるようにする加工を「塗装剥離」と呼んでいます。従来であれば印刷で再現したり、離剥剤(リムーバー)などを使って塗装を除去したりする必要がありましたが、レーザ光を使うことで手軽に塗装の剥離ができるようになりました。こちらでは、レーザマーカを使った塗装剥離の特徴やメリットについて、代表的な加工例を交えてご説明します。

レーザマーカによる塗装剥離の基本的な原理

レーザ光を活用した塗装剥離の技術は、自動車の照光スイッチやパチンコ台の装飾などに活用されています。たとえば自動車のギアポジションを知らせるためのシフトレバーの照明。これも黒く塗装された樹脂を除去することで光を透過させています。また、多重塗装された樹脂の「黒の部分だけ」「黒と赤」「黒と赤と緑」のように、塗膜ごとに除去できる点もレーザを使った塗装剥離の特徴です。

レーザ光による塗装剥離の基本的な原理

塗装剥離の事例~照光式インパネスイッチの塗装剥離~

背景と問題点

自動車用インパネスイッチの塗装剥離を題材にご説明します。以前は2色印刷が採用されていた自動車向けインパネスイッチ。しかし、近年では照光式スイッチを採用した車種が増え、レーザ加工を活用して塗装剥離するケースが増加傾向にあります。この事例でもレーザ加工を用いて、樹脂パーツの塗装を任意のデザインに除去しています。

背景と問題点

レーザ加工によるメリット

熱影響を最小限に抑えて、エッジまで忠実に再現できます

高ピークパワー・ショートパルスのYVO4レーザマーカを使用することで、瞬間的に高いエネルギーを対象物に照射することができます。これにより、加工部分の周囲には熱影響を与えず、エッジまでシャープに仕上げることが可能。意匠面まで含めて高品質な加工を実現します。

レーザ加工によるメリット

3次元制御により、曲面にも正確な加工ができます

3次元制御に対応した機種であれば、曲面の塗装剥離も正確に行うことができます。従来の2次元レーザマーカは焦点距離が固定されていましたが、3次元レーザマーカなら形状を選ばずに鮮明な塗装剥離が可能です。

3次元制御により、曲面にも正確な加工ができます

溶剤などが不要なので安全、ランニングコストの削減にもつながります

レーザ光で塗装を剥離するので離剥剤(リムーバー)などが不要。溶剤を使わないのでランニングコストを抑えることができます。また、溶剤の場合は処理に手間と費用がかかりますが、レーザ加工ならそのような心配もいりません。

レーザについて学ぶ

「そもそもレーザってなに?」「どんな原理?」といった基礎知識から、発振器の仕組みなどのマニアックな内容までわかりやすく解説した技術読本です。

ダウンロードはこちら

ダウンロードはこちら