3Dプリンタの可能性導入のメリット
3Dプリンタを使うと、いままでクレイモデルやモックアップの作成にかかっていた時間や手間が大幅に省けます。試作検証は、開発期間だけでなく、製品の確認や後工程での不具合の予知などにも役立ちます。
フロントローディングを進めるために
不具合の発見が下流工程になるほど、コストや時間のロスが大きくなります。そこで最近では、上流での検証に重点を置くフロントローディングという考え方が導入されています。しかし、検証に時間をかけると、それだけ設計者の負担が増えます。その負担を軽くするのが3Dプリンタ本来の役目なのです。
フロントローディングの概念図
早い段階で修正するほどトータルコストが抑えられます
生産の負担をラピッドツーリングで減らす
治具などのツールを事前に検証することで、生産工程の省力化が図れます。ラピッドツーリング(rapid tooling)という考え方で、現場ではフロントローディングに通じる実践的な方法です。