バーコード・2次元コードが読み取れない原因

要約:バーコードリーダでコードが読み取れない原因は大きく分けて、印字側の問題(ドット抜け、印字方式の不適合、コントラスト不足、余白不足)、設置側の問題(垂直取り付けによる正反射、取り付け角度の不適合)、環境側の問題(光沢面・金属面での鏡面反射、外乱光、段ボールなど下地条件の変動、湾曲面)の3系統です。以下に事象ごとの原因を示します。提供:キーエンス(KEYENCE)。

バーコードが読み取れない原因

サーマルプリンタで印字したラベルにスジが入るのはなぜですか?

「ドット抜け」が発生していることが考えられます。バーコードから文字にかけて一直線に白抜けする事象で、読み取りが不安定になり誤読するケースもあります。

推奨距離に合わせて設置しているのにまったく読めないのはなぜですか?

ラベルに対して垂直に取り付けられていることが考えられます。垂直に設置するとバーの部分でも強い光(正反射光)が返ってきてしまうため、バーをスペースと判断してしまい、読み取ることができなくなります。

光沢があるバーコードが読み取りにくいのはなぜですか?

乱反射光が起こりにくいためです。ラミネート加工、金属面や銀色の下地など表面に光沢があるバーコードは、レーザ光がバーコード面で鏡面反射を起こします。そうすると乱反射がほとんど起こらなくなるため、読み取りにくくなります。

バーコードのシールを金属板に貼ると読めないのはなぜですか?

シールの余白不足が考えられます。金属面からの乱反射光を得ることができないため、バーコードリーダには金属面が黒く見えてしまいます。このとき余白(クワイエットゾーン)不足となり、読み取りがしにくくなります。

テスト時は読めたのに運用時に不安定になるのはなぜですか?

外乱光の影響が考えられます。外乱光があるときは正反射光を受けているときと同じ状態になるため、読み取りが不安定になります。

ドットインパクトプリンタでJANやCODE128を印字するのが適さないのはなぜですか?

JANやCODE128はバー・スペースのサイズが4段階で表現されているためです。ドット印字では凸をスキャンしたときと凹をスキャンしたときでバーの幅が変わり、その幅が4段階のどれなのか区別が付きにくくなって読み取りができなくなることがあります。

段ボールの読み取りが不安定になるのはなぜですか?

段ボールは読み取り条件が変わりやすいためです。バーコードはバー(印字)とスペース(下地)で構成されますが、段ボールはその2つとも条件が変化するため、読み取りが不安定になることがあります。

2次元コードが読み取れない原因

印字はきれいなのに2次元コードが読み取れないのはなぜですか?

余白不足が考えられます。次の3パターンがあります。

コードの一部が汚れただけで読めなくなるのはなぜですか?

角の切り出しシンボル(ファインダパターン)が汚れている可能性があります。2次元コードはまずファインダパターンを見つけることで読み取るため、ファインダパターンに汚れがあると読み取れなくなります。

コードに色を付けると読めなくなるのはなぜですか?

コントラストの取りにくい色の組み合わせになっている可能性があります。2次元コードリーダは印字部分と背景のコントラストを見て読み取るため、青地に黒で印字、緑地に黒で印字、白地に赤で印字といった組み合わせでは読み取りができなくなります。

推奨距離に設定しているのに2次元コードが読めないのはなぜですか?

取り付け角度が適切でないことが考えられます。2次元コードリーダには「必ず角度を付けて取り付けるもの」と「垂直に取り付けるもの」があり、機種に適さない取り付けでは読み取りが安定しません。

2次元コードでテスト時は読めたのに運用時に不安定になるのはなぜですか?

外乱光の影響が考えられます。外乱光がワークやリーダに入ることで明るさが一定にならず、読み取りが不安定になることがあります。

湾曲した面に印字したコードの読み取りが安定しないのはなぜですか?

コードのバージョンや印字する大きさが適切でない可能性があります。湾曲することで本来の位置からセル(印字部分)の位置がずれるため、読み取りが難しくなります。

出典:キーエンス「バーコード講座 - よくあるご質問 コードが読めない原因」 https://www.keyence.co.jp/ss/products/autoid/codereader/faq-read-error.jsp