ダブルエマルションの高解像度撮影

分類:
産業分野
食品
化粧品
製薬・創薬

高解像度観察

乳化粒子は、大きい程、乳成分のコク、香り等の、特性が強く出ます。そのため、乳化粒子の大きさの制御により、風味まで含めた味のコントロールが可能です。

一方で、乳化粒子は油分のため、一般的には大きくするほどにコストが上がります。また、カロリーオフが好まれるご時世ながら、カロリーも上がってしまいます。

上記を解決するため、ダブルエマルジョン(二重乳化)という手法があります。乳化粒子の中に、更に水分を入れることで、見かけ上の乳化粒子を大きくし、それでいて、油分の総使用量は減らせるため、コストダウン、カロリーオフの効果があります。

ただ、そもそも、上記を安定して作ること自体はノウハウが必要で、生産条件の調整が難しかったり、熱処理前は二重乳化になっていたものが、熱処理をかけると二重乳化でなくなってしまったり、安定した生産と、消費者の口に入るまでその状態を保つ、ということのハードルは、まだ高いようです。

従来の問題点

安定した生産条件の設定、各種処理を加えたときの状態等、どういう条件で、実際にどうなっているかを確認するためには、顕微鏡観察が必要です。

ただ、二重乳化の内側の水(内水)は、数百nm程度と、非常に微細なため、一般的な光学顕微鏡では分解能が足りないケースもあり、観察が困難でした。サイズ的には電顕で見たい大きさですが、水分なので電顕での観察はなおのこと困難です。

オールインワン蛍光顕微鏡 BZ-X800を導入すれば
  • BZシリーズは、光学顕微鏡の中でも、最も分解能の高い、油浸100倍レンズにて観察可能です。カバーガラスから100μmの距離から、カバーガラスの真裏の物体を高分解能で観察できます。上記は、ダブルエマルジョンの内水まで、くっきりと観察できている様子です。
  • エマルションは、水と油で構成されますが、それぞれ、染色をすることで、よりコントラストを付けて観察することも可能です。
  • 油であればオイルレッド、水であれば、食用色素等を用いることで、染色可能です。例えば、油のみを染色すると、乳化粒子の内水以外のエリアのみを、赤蛍光で観察可能です。そうすると、視野内の乳化粒子の数、長径・短径、面積に加え、内水の大きさまでも、簡単に定量可能です。
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