歩留まりと品質を高めるトレーサビリティ

分析・活用 [トラブル解析・予防措置]

 ゼロディフェクトに向けもっとも重要なのは、収集したデータを分析し、日ごろの改善活動に活用すること。どんなに良いデータを取得しても、活用されなければ何の意味もなさないため、日常の改善活用に積極的に活用していくことがカギとなる。そのためには、「トレーサビリティは市場トラブルが発生した際に使うもの」という考え方をあらため、「工程内トラブル」に目を向けることが重要だ。
市場流出する不良より、工程内のチェックで除かれている不良のほうがずっと多いはずだ。見つかった不良に対し、全工程をトレースし、そのときの製品や設備の状態を押さえ、発生要因を正しく把握する。そしてそれを防ぐための予防措置を実施していくことで、ゼロディフェクトへ近づいていくのだ。

キーエンスだからできること

 キーエンスでは、トレーサビリティの基礎となる「印字」と「コード読み取り」、「製品状態の見える化」を実現する各種測定器や画像処理システム、そして「設備状態を見える化」するセンシング機器、兆候監視やドライブレコーダ機能を搭載したPLCなど、1社でトータル提案できる。
ネットワーク化の不安要素である既存設備やメーカー違いのPLCともすぐに通信できるため、より各工程を網羅した対応が可能だ。
また各商品が安定稼働につながる機能を有するため、同一メーカーならではの親和性と相まって、長期的な安定運用の仕組みが構築可能。

プログラマブルコントローラ

  • 設備の状態を常時監視
  • 兆候変化の要因を自動分析
  • ドライブレコーダ機能でトラブル前後を記録
プログラマブルコントローラ