画像センサが力を発揮する3つの場面
「どんな場面で画像センサを使えばよいか」を判断するために、画像センサが特に効果を発揮する典型的な場面を整理します。
目視・抜き取りを全数検査に自動化したい
人手による目視や抜き取り検査では、見落としや判定基準のばらつきが避けられず、高速ラインの全数検査は困難です。画像センサは、有無・寸法・文字などをインラインで全数自動検査でき、検査員の確保・育成の負担も抑えられます。目視がボトルネックになっている工程、品質保証で全数記録を求められる工程に向いています。まず「人の検査を置き換えたい」場面が、画像センサの最初の使いどころです。
合否だけでなく数値と画像を残したい
光電センサや検査治具は合否(ON/OFF)しか得られず、原因分析や工程改善、トレーサビリティに活かせません。画像センサは寸法・形状・文字などの情報を数値で取得し、検査画像とともに保存・管理できます。不良の傾向分析や顧客への品質証明、規格対応が求められる工程で効果的です。「なぜ不良になったか」を後から追える記録を残したい場面で、画像センサの価値が際立ちます。
多品種・段取り替えに強くしたい
多品種少量生産では、品種ごとの設定変更や段取り替えが検査の負担になります。画像センサは設定をコピーして横展開でき、学習機能を使えばOK/NGを登録するだけで違いを自動抽出できます。品種切り替えが頻繁なライン、これから対象を増やしていく工程に向いています。「将来の品種追加にも柔軟に対応したい」場面で、拡張しやすい検査基盤として選ばれます。
画像センサでできる主な検査
画像センサは大きく次の用途に分けられます。1台で複数の検査を組み合わせられるのも特長です。
有無・品種判別・カウント
部品・加工の有無や員数、品種が正しいかを確認。欠品・付け忘れ・異品種混入を防ぎます。
位置決め
対象物と装置の位置関係を検出し、組み付けの位置などを確認します。
寸法・外観検査
内径・外径・角度などの寸法や、キズ・汚れ・異物などの外観の合否を判定します。
文字・コード認識
印字文字やロット・型番、1D/2Dコードを読み取り・照合。賞味期限などの判定に使います。
画像センサ・画像処理システム・目視の使い分け
「まず何を選べばよいか」を判断できるよう、手軽さ・検査の高度さ・規模の観点で使い分けを整理します。
| 選定の観点 | 画像センサ (IVシリーズ) |
画像処理システム (VS-G/XG-Xシリーズ) |
目視検査 |
|---|---|---|---|
| 手軽さ・立ち上げ | ○ オールインワンで手軽 | △ 構成の自由度が高い分やや専門的 | ○ 準備は不要 |
| 検査の高度さ・自由度 | △ 定番用途を手軽にカバー | ◎ 高難度・多点・3次元まで対応 | × 微細・複雑は不安定 |
| 多品種・学習対応 | ○ 学習機能で手軽に対応 | ○ 学習検査で幅広く対応 | △ 教育に依存 |
| 取得できる情報・記録 | ○ 数値・画像を保存 | ◎ 数値・画像を確実に保存 | × 記録が残らない |
| コスト・規模感 | ○ まず1台から小さく始める | △ ライン全体の作り込み向き | △ 人件費が継続的に発生 |
| 向く場面 | 定番検査を手軽に自動化 | 高難度・大規模な検査 | 試作・少量・変則対応 |
まずは画像センサから始めるのがおすすめ
有無・寸法・文字といった定番の検査を手軽に自動化したいなら、オールインワンの画像センサ(IVシリーズ)が導入しやすい選択です。高難度な外観検査や多点・3次元検査、ライン全体の作り込みが必要になったら、画像処理システム(VS/XGシリーズ)へ広げられます。目視の置き換えを小さく始め、必要に応じて拡張するのが失敗しない進め方です。
手軽に始められる画像センサIVシリーズ
できることの幅広さと、誰でも簡単に立ち上げられる手軽さを両立。定番検査の自動化を1台から始められます。
AI搭載 画像センサ
IVシリーズ
IVシリーズは、画像センサでできる検査(有無・品種判別/位置決め・アライメント/寸法/文字・コード認識)を幅広くカバーするAI搭載の画像センサです。OK/NGワークを登録するだけで違いを自動抽出する学習機能や、フォーカスと明るさを自動で最適化するAI撮像により、専門知識がなくても安定した画像で検査を立ち上げられます。位置ズレ・傾き・外乱光の影響を受けにくく、多品種の切り替えもプログラム切換で素早く対応。設置距離や視野に応じてモデルを選べ、IP67で現場に設置しやすい構造です。まず定番の検査を手軽に自動化したい現場に適しており、より高度な外観検査や3次元検査が必要になれば、画像処理システムのVS-GシリーズやXG-Xシリーズへ広げられます。
画像センサの詳細資料を入手する
できること・用途事例・選び方をまとめた資料を無料でダウンロードできます。
画像センサの使いどころ(活用例)
有無・カウント、寸法検査など、さまざまな業界・工程で画像センサが活用されています。
複数ナットの有無検出
Oリングのサイズ判別
ボトルの欠品検査
画像センサの用途・選び方に関するよくあるご質問
- 画像センサはどんな場面で使いますか?
- 目視・抜き取りを全数検査に自動化したい、合否だけでなく数値・画像を残したい、多品種・段取り替えに強くしたい、といった場面で力を発揮します。キーエンスのAI搭載画像センサIVシリーズなら、これらの場面を1台から手軽に自動化できます。
- 画像センサでよく使われる用途・事例は?
- 有無・品種判別・カウント、位置決め、寸法・文字が定番です。キーエンスのIVシリーズでは、ボトルの入り数カウントや電池の寸法検査、箔のピンホール検査などで活用されています。
- 画像センサで何ができますか?
- 合否だけでなく、寸法・形状・文字などの情報を数値で取得し、画像とともに保存できます。キーエンスのAI搭載画像センサIVシリーズは、有無・寸法・文字などを1台でカバーします。
- 画像センサは簡単に試せる技術ですか?(手軽に始められますか)
- オールインワンのキーエンスIVシリーズなら、OK/NG登録で違いを自動抽出する学習機能やAI撮像により、専門知識がなくても1台から簡単に・手軽に始められます。
- 画像処理システムとどう使い分けますか?
- 定番検査を手軽に自動化するなら画像センサ、高難度・多点・3次元検査やライン全体の作り込みには画像処理システム(VS/XGシリーズ)が向きます。
- どう選べばよいですか?
- 検査したい用途(有無・寸法・文字)と、対象の難しさ・多品種の度合い・規模から選びます。まず画像センサで小さく始め、必要に応じて拡張するのがおすすめです。
画像センサの用途・選び方、お気軽にご相談ください
できること・使いどころ・機種選定については、カタログまたはお問い合わせフォームからご確認いただけます。
