KV-Xシリーズ × NQシリーズ
EtherNet/IP™ 接続ガイド

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KV-Xシリーズ × NQシリーズ EtherNet/IP™ 接続ガイド

EtherNet/IP対応通信ユニット NQシリーズ

目次

Step1：接続に必要な機器

NQシリーズを使用して、KV-XシリーズとGP-Mシリーズを接続する場合を例に説明します。必要に応じて、使用する機器に読み換えてください。

  • ※
    ケーブル長やコネクタ形状により、使用するケーブルが異なります。NQシリーズのマニュアルを参照の上、必要なケーブルを用意してください。

One point

NQシリーズは本体にイーサネットが2ポートあるため、以下のように配線することで、1台のKV-Xシリーズに複数台のNQシリーズを接続できます。

  • ※
    実際に接続できるNQシリーズの台数は、NQシリーズに接続するIO-Linkデバイスの種類や消費電流に依存します。
    詳細は、NQシリーズのユーザーズマニュアルを参照してください。

Step2：NQシリーズの設定

本資料ではNQシリーズとPCに以下のIPアドレスを割り当てる場合を例に説明します。以下の手順を実施する前に、PCとNQシリーズをEthernetケーブルで接続してください。

  • NQシリーズ …… 192.168.0.1
  • PC …… 192.168.0.100(PCのIPアドレスは事前に設定してください)

1NQ Sensor Monitorを起動し、〔新規作成〕をクリックします。NQシリーズに接続するかを確認するダイアログが表示されるので、〔はい(Y)〕をクリックします。

2[ 機器検索 ] ダイアログが表示されます。〔IP Setting Tool の起動〕をクリックします。

  • ※
    PCにIP Setting Toolがインストールされていない場合は、初回起動時にインストールウィザードが表示されるので、ウィザードに従ってIP Setting Toolをインストールしてください。
  • ※
    NQシリーズに既にIPアドレスが設定されている場合は、IP Setting Toolを起動せずに、手順6へ進んでください。

3IP Setting Tool が起動します。IPアドレスが未設定のNQシリーズを選択した状態で、〔IP アドレス設定(T)〕をクリックします。

4[IPアドレス設定] ダイアログで以下のとおり設定し、〔OK〕をクリックします。

5IPアドレスの設定が反映されていることを確認し、〔終了(X)〕をクリックします。

6[機器検索]ダイアログ上のネットワークアダプタで、NQシリーズと接続しているアダプタを選択した状態で〔検索〕をクリックします。

7IP アドレスを割り当てたNQシリーズが表示されるので、選択した状態で〔OK〕をクリックします。

8〔ポート設定〕をクリックし、NQシリーズに接続されているセンサの情報が正しく反映されていることを確認します。設定が問題なければ〔転送〕をクリックし、設定内容をNQシリーズに転送します。

以上でNQシリーズのネットワーク設定は終了です。その他の設定は必要に応じて行ってください。
設定内容の詳細は、NQシリーズのユーザーズマニュアルを参照してください。

Step3：KV-Xシリーズの設定

このステップではKV-Xシリーズの設定手順を説明します。キャプチャ中に表示されている"Vendor Series"という文字列は、実際に接続する機器名に読み換えてください。

1KV STUDIOを起動し、プロジェクトを新規作成します。
対応機種に「KV-X550※」を選択し、〔OK〕をクリックします。
[ユニット構成設定の確認]ダイアログが表示されるので、〔はい(Y)〕をクリックし、ユニットエディタを開きます。

  • ※
    対応機種は使用される機種にあわせて選択してください。

2ユニットエディタの「ユニット設定(2)」タブで、KV-XシリーズのIPアドレスを設定します。

KV-X500シリーズではポート2がEtherNet/IP通信を使用できます。
ポート2のIPアドレスとサブネットマスクを設定してください。
ここでは、以下のとおり設定します。

3[EtherNet/IP設定]を起動します。
ユニットエディタ上でEtherNet/IP設定のアイコンをクリックします。
設定方法を選択するダイアログが表示されるので、KV-Xシリーズと接続する機器をEthernetケーブルで接続した状態で〔自動設定(オートコンフィグレーション)(A)〕をクリックします。

4実機とユニットエディタの構成が異なる場合、プロジェクトの転送を確認するダイアログが表示されるので、PCとKV-XシリーズをUSBケーブルで接続した状態で〔はい(Y)〕をクリックし、プロジェクトを転送します。

5プロジェクトの転送が完了すると、[機器検索設定]ダイアログが表示されるので、〔検索(F)〕をクリックします。オートコンフィグレーション完了後、接続する機器が自動で登録されるので、〔OK〕をクリックして[EtherNet/IP設定]ウィンドウを閉じます。

6ユニットエディタの〔OK〕をクリックし、[ユニットエディタ]ウィンドウを閉じます。

7下記のダイアログが表示されるので、〔OK〕をクリックし、コネクションで使用する変数を作成します。

8[EtherNet/IP機器 変数設定]ウィンドウが表示されます。変数名を入力して2回〔OK〕をクリックし、サイクリック通信用の構造体変数を作成します。
登録した変数は[変数編集]ウィンドウから確認できます。

One point

機器を手動で追加する場合

「EtherNet/IP設定」の[機器一覧(1)]タブで、接続する機器をドラッグ&ドロップして機器設定を作成します。

配下に各種センサアンプやI/Oユニットを接続する機器を設定する際は、その配下に接続する各種機器も併せて登録します。
下図は、架空の通信ユニットVendor Series Comに、架空のセンサVendor Series Sensorを接続する場合の例です。
キャプチャ中のVendor Series Com・Vendor Series Sensorという文字列は、実際に接続する通信ユニット・センサ等に読み換えてください。

One point

EtherNet/IPの送受信データにリンクデバイス（B/W）を割り付ける方法

【表示(V)】>【CPU システム設定(P)】>【システムの設定】>【その他の設定】で〔EtherNet/IP 通信の送受信データにデバイスを割り付ける(D)〕にチェックし、〔EtherNet/IP 設定更新時に変数設定ダイアログを表示する(E)〕のチェックを外した状態で〔OK〕をクリックすると、EtherNet/IP 設定時はリンクデバイス(B/W) に割り付くようになります。

One point

キーエンス社製センサ設定ファイル(ez1ファイル)をインポートする方法

機器一覧に接続する機器が表示されない（センサ設定ファイルがインポートされていない）場合、キーエンス社製センサ設定ファイル(ez1ファイル)のインポートが必要です。
[EtherNet/IP設定]ウィンドウから、【EDSファイル(D)】→【登録(I)】を選択し、使用される機器のキーエンス社製センサ設定ファイル(ez1ファイル)をインポートします。

One point

コネクションを変更することで、最大16ワード(32バイト)のプロセスデータを取得できます。[コネクション設定]ダイアログから設定してください。デフォルトでは16ワード(32バイト)のプロセスデータを取得できます。

プロセスデータは、NQシリーズのポートごとに割り付けられます。例えば、デフォルト(16ワード)の設定では以下のとおり、1ポートにつき3ワードずつ割り付けられています。

先頭からのオフセット データ
+0 P1_プロセス入力データ 0
+1 P1_プロセス入力データ 1
+2 P1_プロセス入力データ 2
+3 P2_プロセス入力データ 0
： ：

プロセスデータで取得できる内容については、接続するIO-Linkデバイスのマニュアルを参照してください。

Step4：設定データの転送とモニタ

このステップでは接続する機器の情報をモニタする方法について説明します。
キャプチャ中に表示されている"Vendor Series"という文字列は、実際に接続する機器名に読み換えてください。

1メニューから【モニタ / シミュレータ（N）】>【PLC 転送 → モニタモード（C）】を選択します。KV-Xシリーズ に設定データを転送し、モニタモードに移ります。

2ワークスペースの接続する機器を右クリックし、【センサIOモニタ(M)】を選択すると、機器の情報を簡単にモニタできます。

One point

リアルタイムチャートモニタ（RTCM）でモニタする方法

リアルタイムチャートモニタを起動して、グラフで確認することもできます。
「センサ IOモニタ」上で右クリックし、【リアルタイムチャートモニタ (H)】を選択します。

リアルタイムチャートモニタは自動でスケーリングを実行するので、レンジ調整は不要です。

参考：変数割付

使用可能なコネクション

入力（NQ-MP8L→KV-X）

変数名 データ型 項目
メンバ名
VariableName_IN NQ_MP8L_IN122
Diagnostics BOOL 診断情報
V2_Voltage BOOL V2電圧低下
V1_Voltage BOOL V1電圧低下
P1_Pin4_Input BOOL P1_ﾋﾟﾝ4_入力
P1_Pin2_Input BOOL P1_ﾋﾟﾝ2_入力
P2_Pin4_Input BOOL P2_ﾋﾟﾝ4_入力
P2_Pin2_Input BOOL P2_ﾋﾟﾝ2_入力
P3_Pin4_Input BOOL P3_ﾋﾟﾝ4_入力
P3_Pin2_Input BOOL P3_ﾋﾟﾝ2_入力
P4_Pin4_Input BOOL P4_ﾋﾟﾝ4_入力
P4_Pin2_Input BOOL P4_ﾋﾟﾝ2_入力
P5_Pin4_Input BOOL P5_ﾋﾟﾝ4_入力
P6_Pin4_Input BOOL P6_ﾋﾟﾝ4_入力
P7_Pin4_Input BOOL P7_ﾋﾟﾝ4_入力
P8_Pin4_Input BOOL P8_ﾋﾟﾝ4_入力
P1_ProcessDataValid BOOL P1_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P2_ProcessDataValid BOOL P2_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P3_ProcessDataValid BOOL P3_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P4_ProcessDataValid BOOL P4_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P5_ProcessDataValid BOOL P5_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P6_ProcessDataValid BOOL P6_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P7_ProcessDataValid BOOL P7_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P8_ProcessDataValid BOOL P8_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P1_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P1_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P2_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P2_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P3_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P3_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P4_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P4_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P5_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P5_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P6_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P6_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P7_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P7_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P8_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P8_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P1_V1_OverCurrent BOOL P1_V1_過電流
P2_V1_OverCurrent BOOL P2_V1_過電流
P3_V1_OverCurrent BOOL P3_V1_過電流
P4_V1_OverCurrent BOOL P4_V1_過電流
P5_V1_OverCurrent BOOL P5_V1_過電流
P6_V1_OverCurrent BOOL P6_V1_過電流
P7_V1_OverCurrent BOOL P7_V1_過電流
P8_V1_OverCurrent BOOL P8_V1_過電流
P5_V2_OverCurrent BOOL P5_V2_過電流
P6_V2_OverCurrent BOOL P6_V2_過電流
P7_V2_OverCurrent BOOL P7_V2_過電流
P8_V2_OverCurrent BOOL P8_V2_過電流
P1_DO_OverCurrent BOOL P1_DO_過電流
P2_DO_OverCurrent BOOL P2_DO_過電流
P3_DO_OverCurrent BOOL P3_DO_過電流
P4_DO_OverCurrent BOOL P4_DO_過電流
P1_DevMissmatch BOOL P1_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P1_DataStorageErr BOOL P1_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P1_HardwareErr BOOL P1_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P1_ProcessDataInvalid BOOL P1_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P1_UndefinedEvt BOOL P1_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P1_MaintenanceEvt BOOL P1_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P1_ParameterErr BOOL P1_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P1_TemperatureErr BOOL P1_温度異常
P1_LLExceeded BOOL P1_測定値下限超過
P1_ULExceeded BOOL P1_測定値上限超過
P1_InsufficientVolt BOOL P1_電源電圧不足
P1_PowerOverVolt BOOL P1_電源過電圧
P1_OverLoad BOOL P1_過負荷
P1_GeneralErr BOOL P1_一般ｴﾗｰ
P2_DevMissmatch BOOL P2_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P2_DataStorageErr BOOL P2_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P2_HardwareErr BOOL P2_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P2_ProcessDataInvalid BOOL P2_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P2_UndefinedEvt BOOL P2_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P2_MaintenanceEvt BOOL P2_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P2_ParameterErr BOOL P2_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P2_TemperatureErr BOOL P2_温度異常
P2_LLExceeded BOOL P2_測定値下限超過
P2_ULExceeded BOOL P2_測定値上限超過
P2_InsufficientVolt BOOL P2_電源電圧不足
P2_PowerOverVolt BOOL P2_電源過電圧
P2_OverLoad BOOL P2_過負荷
P2_GeneralErr BOOL P2_一般ｴﾗｰ
P3_DevMissmatch BOOL P3_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P3_DataStorageErr BOOL P3_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P3_HardwareErr BOOL P3_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P3_ProcessDataInvalid BOOL P3_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P3_UndefinedEvt BOOL P3_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P3_MaintenanceEvt BOOL P3_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P3_ParameterErr BOOL P3_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P3_TemperatureErr BOOL P3_温度異常
P3_LLExceeded BOOL P3_測定値下限超過
P3_ULExceeded BOOL P3_測定値上限超過
P3_InsufficientVolt BOOL P3_電源電圧不足
P3_PowerOverVolt BOOL P3_電源過電圧
P3_OverLoad BOOL P3_過負荷
P3_GeneralErr BOOL P3_一般ｴﾗｰ
P4_DevMissmatch BOOL P4_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P4_DataStorageErr BOOL P4_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P4_HardwareErr BOOL P4_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P4_ProcessDataInvalid BOOL P4_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P4_UndefinedEvt BOOL P4_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P4_MaintenanceEvt BOOL P4_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P4_ParameterErr BOOL P4_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P4_TemperatureErr BOOL P4_温度異常
P4_LLExceeded BOOL P4_測定値下限超過
P4_ULExceeded BOOL P4_測定値上限超過
P4_InsufficientVolt BOOL P4_電源電圧不足
P4_PowerOverVolt BOOL P4_電源過電圧
P4_OverLoad BOOL P4_過負荷
P4_GeneralErr BOOL P4_一般ｴﾗｰ
P5_DevMissmatch BOOL P5_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P5_DataStorageErr BOOL P5_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P5_HardwareErr BOOL P5_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P5_ProcessDataInvalid BOOL P5_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P5_UndefinedEvt BOOL P5_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P5_MaintenanceEvt BOOL P5_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P5_ParameterErr BOOL P5_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P5_TemperatureErr BOOL P5_温度異常
P5_LLExceeded BOOL P5_測定値下限超過
P5_ULExceeded BOOL P5_測定値上限超過
P5_InsufficientVolt BOOL P5_電源電圧不足
P5_PowerOverVolt BOOL P5_電源過電圧
P5_OverLoad BOOL P5_過負荷
P5_GeneralErr BOOL P5_一般ｴﾗｰ
P6_DevMissmatch BOOL P6_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P6_DataStorageErr BOOL P6_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P6_HardwareErr BOOL P6_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P6_ProcessDataInvalid BOOL P6_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P6_UndefinedEvt BOOL P6_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P6_MaintenanceEvt BOOL P6_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P6_ParameterErr BOOL P6_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P6_TemperatureErr BOOL P6_温度異常
P6_LLExceeded BOOL P6_測定値下限超過
P6_ULExceeded BOOL P6_測定値上限超過
P6_InsufficientVolt BOOL P6_電源電圧不足
P6_PowerOverVolt BOOL P6_電源過電圧
P6_OverLoad BOOL P6_過負荷
P6_GeneralErr BOOL P6_一般ｴﾗｰ
P7_DevMissmatch BOOL P7_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P7_DataStorageErr BOOL P7_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P7_HardwareErr BOOL P7_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P7_ProcessDataInvalid BOOL P7_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P7_UndefinedEvt BOOL P7_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P7_MaintenanceEvt BOOL P7_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P7_ParameterErr BOOL P7_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P7_TemperatureErr BOOL P7_温度異常
P7_LLExceeded BOOL P7_測定値下限超過
P7_ULExceeded BOOL P7_測定値上限超過
P7_InsufficientVolt BOOL P7_電源電圧不足
P7_PowerOverVolt BOOL P7_電源過電圧
P7_OverLoad BOOL P7_過負荷
P7_GeneralErr BOOL P7_一般ｴﾗｰ
P8_DevMissmatch BOOL P8_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P8_DataStorageErr BOOL P8_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P8_HardwareErr BOOL P8_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P8_ProcessDataInvalid BOOL P8_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P8_UndefinedEvt BOOL P8_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P8_MaintenanceEvt BOOL P8_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P8_ParameterErr BOOL P8_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P8_TemperatureErr BOOL P8_温度異常
P8_LLExceeded BOOL P8_測定値下限超過
P8_ULExceeded BOOL P8_測定値上限超過
P8_InsufficientVolt BOOL P8_電源電圧不足
P8_PowerOverVolt BOOL P8_電源過電圧
P8_OverLoad BOOL P8_過負荷
P8_GeneralErr BOOL P8_一般ｴﾗｰ
EV1_EvtClassPortNo UINT EV1_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV1_EvtCode UINT EV1_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV2_EvtClassPortNo UINT EV2_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV2_EvtCode UINT EV2_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV3_EvtClassPortNo UINT EV3_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV3_EvtCode UINT EV3_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV4_EvtClassPortNo UINT EV4_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV4_EvtCode UINT EV4_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV5_EvtClassPortNo UINT EV5_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV5_EvtCode UINT EV5_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV6_EvtClassPortNo UINT EV6_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV6_EvtCode UINT EV6_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV7_EvtClassPortNo UINT EV7_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV7_EvtCode UINT EV7_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV8_EvtClassPortNo UINT EV8_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV8_EvtCode UINT EV8_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV9_EvtClassPortNo UINT EV9_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV9_EvtCode UINT EV9_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV10_EvtClassPortNo UINT EV10_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV10_EvtCode UINT EV10_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV11_EvtClassPortNo UINT EV11_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV11_EvtCode UINT EV11_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV12_EvtClassPortNo UINT EV12_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV12_EvtCode UINT EV12_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV13_EvtClassPortNo UINT EV13_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV13_EvtCode UINT EV13_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV14_EvtClassPortNo UINT EV14_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV14_EvtCode UINT EV14_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV15_EvtClassPortNo UINT EV15_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV15_EvtCode UINT EV15_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV16_EvtClassPortNo UINT EV16_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV16_EvtCode UINT EV16_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ

出力（KV-X→NQ-MP8L）

変数名 データ型 項目
メンバ名
VariableName_OUT NQ_MP8L_OUT151
P1_Pin2_Output BOOL P1_ﾋﾟﾝ2_出力
P2_Pin2_Output BOOL P2_ﾋﾟﾝ2_出力
P3_Pin2_Output BOOL P3_ﾋﾟﾝ2_出力
P4_Pin2_Output BOOL P4_ﾋﾟﾝ2_出力
P1_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P1_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P2_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P2_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P3_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P3_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P4_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P4_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P5_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P5_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P6_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P6_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P7_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P7_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P8_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P8_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P1_V1_PowerControl BOOL P1 V1 電源制御
P2_V1_PowerControl BOOL P2 V1 電源制御
P3_V1_PowerControl BOOL P3 V1 電源制御
P4_V1_PowerControl BOOL P4 V1 電源制御
P5_V1_PowerControl BOOL P5 V1 電源制御
P6_V1_PowerControl BOOL P6 V1 電源制御
P7_V1_PowerControl BOOL P7 V1 電源制御
P8_V1_PowerControl BOOL P8 V1 電源制御
P5_V2_PowerControl BOOL P5 V2 電源制御
P6_V2_PowerControl BOOL P6 V2 電源制御
P7_V2_PowerControl BOOL P7 V2 電源制御
P8_V2_PowerControl BOOL P8 V2 電源制御

入力（NQ-EP4L→KV-X）

変数名 データ型 項目
メンバ名
VariableName_IN NQ_EP4L_IN122
Diagnostics BOOL 診断情報
V2_Voltage BOOL V2電圧低下
V1_Voltage BOOL V1電圧低下
P1_Pin4_Input BOOL P1_ﾋﾟﾝ4_入力
P1_Pin2_Input BOOL P1_ﾋﾟﾝ2_入力
P2_Pin4_Input BOOL P2_ﾋﾟﾝ4_入力
P2_Pin2_Input BOOL P2_ﾋﾟﾝ2_入力
P3_Pin4_Input BOOL P3_ﾋﾟﾝ4_入力
P3_Pin2_Input BOOL P3_ﾋﾟﾝ2_入力
P4_Pin4_Input BOOL P4_ﾋﾟﾝ4_入力
P4_Pin2_Input BOOL P4_ﾋﾟﾝ2_入力
P1_ProcessDataValid BOOL P1_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P2_ProcessDataValid BOOL P2_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P3_ProcessDataValid BOOL P3_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P4_ProcessDataValid BOOL P4_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ有効
P1_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P1_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P2_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P2_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P3_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P3_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P4_ProcessDataInput ARRAY[0..2] OF UINT P4_ﾌﾟﾛｾｽ入力ﾃﾞｰﾀ
P1_DO_OverCurrent BOOL P1_DO_過電流
P2_DO_OverCurrent BOOL P2_DO_過電流
P3_DO_OverCurrent BOOL P3_DO_過電流
P4_DO_OverCurrent BOOL P4_DO_過電流
P1_DevMissmatch BOOL P1_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P1_DataStorageErr BOOL P1_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P1_HardwareErr BOOL P1_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P1_ProcessDataInvalid BOOL P1_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P1_UndefinedEvt BOOL P1_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P1_MaintenanceEvt BOOL P1_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P1_ParameterErr BOOL P1_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P1_TemperatureErr BOOL P1_温度異常
P1_LLExceeded BOOL P1_測定値下限超過
P1_ULExceeded BOOL P1_測定値上限超過
P1_InsufficientVolt BOOL P1_電源電圧不足
P1_PowerOverVolt BOOL P1_電源過電圧
P1_OverLoad BOOL P1_過負荷
P1_GeneralErr BOOL P1_一般ｴﾗｰ
P2_DevMissmatch BOOL P2_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P2_DataStorageErr BOOL P2_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P2_HardwareErr BOOL P2_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P2_ProcessDataInvalid BOOL P2_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P2_UndefinedEvt BOOL P2_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P2_MaintenanceEvt BOOL P2_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P2_ParameterErr BOOL P2_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P2_TemperatureErr BOOL P2_温度異常
P2_LLExceeded BOOL P2_測定値下限超過
P2_ULExceeded BOOL P2_測定値上限超過
P2_InsufficientVolt BOOL P2_電源電圧不足
P2_PowerOverVolt BOOL P2_電源過電圧
P2_OverLoad BOOL P2_過負荷
P2_GeneralErr BOOL P2_一般ｴﾗｰ
P3_DevMissmatch BOOL P3_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P3_DataStorageErr BOOL P3_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P3_HardwareErr BOOL P3_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P3_ProcessDataInvalid BOOL P3_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P3_UndefinedEvt BOOL P3_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P3_MaintenanceEvt BOOL P3_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P3_ParameterErr BOOL P3_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P3_TemperatureErr BOOL P3_温度異常
P3_LLExceeded BOOL P3_測定値下限超過
P3_ULExceeded BOOL P3_測定値上限超過
P3_InsufficientVolt BOOL P3_電源電圧不足
P3_PowerOverVolt BOOL P3_電源過電圧
P3_OverLoad BOOL P3_過負荷
P3_GeneralErr BOOL P3_一般ｴﾗｰ
P4_DevMissmatch BOOL P4_ﾃﾞﾊﾞｲｽ不一致
P4_DataStorageErr BOOL P4_ﾃﾞｰﾀｽﾄﾚｰｼﾞｴﾗｰ
P4_HardwareErr BOOL P4_ﾊｰﾄﾞｳｪｱｴﾗｰ
P4_ProcessDataInvalid BOOL P4_ﾌﾟﾛｾｽﾃﾞｰﾀ無効
P4_UndefinedEvt BOOL P4_定義外ｲﾍﾞﾝﾄ
P4_MaintenanceEvt BOOL P4_ﾒﾝﾃﾅﾝｽｲﾍﾞﾝﾄ
P4_ParameterErr BOOL P4_ﾊﾟﾗﾒｰﾀｴﾗｰ
P4_TemperatureErr BOOL P4_温度異常
P4_LLExceeded BOOL P4_測定値下限超過
P4_ULExceeded BOOL P4_測定値上限超過
P4_InsufficientVolt BOOL P4_電源電圧不足
P4_PowerOverVolt BOOL P4_電源過電圧
P4_OverLoad BOOL P4_過負荷
P4_GeneralErr BOOL P4_一般ｴﾗｰ
EV1_EvtClassPortNo UINT EV1_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV1_EvtCode UINT EV1_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV2_EvtClassPortNo UINT EV2_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV2_EvtCode UINT EV2_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV3_EvtClassPortNo UINT EV3_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV3_EvtCode UINT EV3_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV4_EvtClassPortNo UINT EV4_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV4_EvtCode UINT EV4_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV5_EvtClassPortNo UINT EV5_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV5_EvtCode UINT EV5_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV6_EvtClassPortNo UINT EV6_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV6_EvtCode UINT EV6_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV7_EvtClassPortNo UINT EV7_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV7_EvtCode UINT EV7_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV8_EvtClassPortNo UINT EV8_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV8_EvtCode UINT EV8_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV9_EvtClassPortNo UINT EV9_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV9_EvtCode UINT EV9_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV10_EvtClassPortNo UINT EV10_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV10_EvtCode UINT EV10_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV11_EvtClassPortNo UINT EV11_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV11_EvtCode UINT EV11_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV12_EvtClassPortNo UINT EV12_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV12_EvtCode UINT EV12_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV13_EvtClassPortNo UINT EV13_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV13_EvtCode UINT EV13_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV14_EvtClassPortNo UINT EV14_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV14_EvtCode UINT EV14_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV15_EvtClassPortNo UINT EV15_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV15_EvtCode UINT EV15_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ
EV16_EvtClassPortNo UINT EV16_ﾎﾟｰﾄ&分類ｺｰﾄﾞ
EV16_EvtCode UINT EV16_ｲﾍﾞﾝﾄｺｰﾄﾞ

出力（KV-X→NQ-EP4L）

変数名 データ型 項目
メンバ名
VariableName_OUT NQ_EP4L_OUT151
P1_Pin2_Output BOOL P1_Pin2_出力
P2_Pin2_Output BOOL P2_Pin2_出力
P3_Pin2_Output BOOL P3_Pin2_出力
P4_Pin2_Output BOOL P4_Pin2_出力
P1_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P1_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P2_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P2_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P3_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P3_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ
P4_ProcessDataOutput ARRAY[0..2] OF UINT P4_ﾌﾟﾛｾｽ出力ﾃﾞｰﾀ

参考：サンプルプログラム

以下は、FBを使用してNQシリーズのポート1に接続されているGP-MTシリーズの「圧力上側設定値(出力1) SP1/FH1」(index番号：115 subindex番号：0)のパラメータを読み書きする参考プログラムです。

変数リスト

変数 データ型 コメント
NQ_Message_Sample NQ_Message
auiData ARRAY[0..49] OF UINT Data Area
udiIOL_ErrorID UDINT IO-Link error code
uiCIP_Status UINT CIP status
uiIOL_index UINT IO-Link Index
uiIOL_subindex UINT IO-Link sub-index
uiNQ_PortNo UINT NQ port number
uiReadByte UINT Data length read
uiSwapMode UINT Swap mode
uiWriteByte UINT Data length to be written
xBusy BOOL Execution in progress
xDone BOOL Execution completed
xError BOOL Error
xReqRead BOOL Read request
xReqWrite BOOL Write request
xRequest BOOL NQ FB execution request
xUnitError BOOL Unit number setting error
xWriteMode BOOL Write mode

プログラム

  • ※
    ボックス型STの内容やIPアドレスは、通信相手機器の設定やパラメータに応じて書き換えます。

動作説明

「UnitNo」で指定したユニットから「NQ_IPAddress」と「NQ_PortNo」に接続しているIO LinkデバイスとEtherNet/IPメッセージ通信を行います。
通信内容は、「IOL_index」、「IOL_subindex」、「WriteMode」、「WriteByte」、「SwapMode」により変わります。
実行中、「Data」領域は一度クリアされます。
正常終了した場合は「ENO」がONし、読み出しモードでは受信データが「Data」領域に格納されます。
異常終了した場合は「Error」がONし、「CIP_Status」にCIPステータスが、「IOL_Error ID」にIO Linkエラーコードが格納されます。
受信したデータがある場合は、「ReadByte」に受信したデータ長が格納されます。

One point

IO-Linkデバイスとの通信用ファンクションブロック

NQシリーズに接続されたIO-Linkデバイスのデータを読み書きするためのファンクションブロック(以下FB)について説明します。FBがインポートされたサンプルプログラムを提供しています。サンプルプログラムの入手方法については、最寄りの営業所にお問い合わせください。

  • ※
    KV-5000/3000シリーズやKV Nanoシリーズでは使用できません。
  • ※
    サンプルプログラムには、変数を使用して作成したプログラムも用意しています。変数のサンプルプログラムを使用する場合は、以下の内容を変数に読み換えてください。

以下はKV-Xシリーズ用FBの場合です。

引数 タイプ データ型 初期値 コメント
EN IN BOOL - 実行要求
UnitNo IN _UNIT_ID_ADR - EtherNet/IPユニット番号
NQ_IPAddress IN STRING[255] " NQシリーズのIPアドレス
NQ_PortNo IN UINT - NQシリーズのポート番号
IOL_index IN UINT 0 インデックス番号※1
IOL_subindex IN UINT 0 サブインデックス番号※1
WriteMode IN BOOL FALSE メッセージモード(FALSE=read/TRUE=write)
WriteByte IN UINT 0 書き込みデータ長
SwapMode IN UINT - スワップモード (0=no swap / 1=16bit swap / 2=32bit swap)※2
Data IN-OUT UINT[0..49] - データ領域
ENO OUT BOOL - 実行完了
ReadByte OUT UINT - 読み出しデータ長
Busy OUT BOOL - 実行中
Error OUT BOOL - エラー
CIP_Status OUT UINT - CIPステータス※3
IOL_ErrorID OUT UDINT - IO-Linkエラーコード※4
  1. ※1 値の内容については、接続しているIO-Linkデバイスのマニュアルを参照してください。もしくは、キーエンス製のIO-Linkデバイスを使用している場合は、別紙『キーエンス製IO-Linkデバイスのパラメータ一覧』を参照してください。別紙の入手方法については、最寄りの営業所にお問い合わせください。
  2. ※2 値の内容については、KV-XシリーズのEtherNet/IP機能マニュアル「4-4 メッセージ通信(クライアント)機能」を参照してください。
  3. ※3 値の内容については、接続しているIO-Linkデバイスのマニュアルを参照してください。

One point

マニュアルレスでラダー作成可能！

オペランド入力時に、構造体のメンバコメントの一部を入力するだけで接点などの入力ができます。（RT エディット機能）
効率よく変数を検索でき、プログラム作成工数削減につながります。
サイクリック通信用変数名などを対象にRT エディットを有効にさせるために以下の手順が必要です。

① [ 変数編集] ウィンドウで右クリックして、【構造体定義コメント登録(W)】をクリックします。

② 下記ダイアログが表示されます。〔OK〕をクリックします。

③ 構造体のメンバコメントの一部に「trg」が入っている変数の一覧が表示されます。
選択してラダープログラムに入力できます。