商品を通じた
社会的課題の解決

生産性の向上

労働力不足などの社会的課題を踏まえ、製造現場では生産性を向上させるための自動化や合理化が進められています。当社は生産性向上につながる商品とアプリケーションを提案することで、生産時間を短縮し、生産性向上に貢献しています。

  • 豊富なツールで、最大100項目を同時測定。

光軸あわせ機能により、設置も簡単。

品質の改善

技術革新による商品の高機能化・微細化に伴い、ものづくりの高度化が進んでいます。他方で品質に対する消費者の目は年々厳しくなっており、不良品の発生は、企業のブランドイメージの失墜や収益力の低下に大きく影響します。当社はそのようなものづくりの現場が抱える課題解決に貢献しています。

労働環境における安全確保

当社は製造現場における安全性確保に寄与する商品を提供しています。具体的には、製造現場で使用される機械・ロボットなどの危険な要素から作業者の安全性を確保しつつ、生産性も維持できるような「安全機器」の開発をおこない、現場の安全性向上を推進しています。

セーフティレーザスキャナ
SZ-Vシリーズ

セーフティライトカーテン
GLシリーズ

労働環境の改善

有機溶剤およびアルコールを使用したインク・補充液を日本国内で取り扱う場合には対策が必須です。産業用インクジェットプリンタの使用にあたっては、インクや補充液の有害性を確認するために、リスクアセスメントの実施が義務付けられています。当社のインクジェットプリンタは、健康障害を防止するさまざまな機能を搭載しています。

従来は安全にメンテナンスをするには特別な装備が必要でした

インクジェットプリンタをお使いいただくためには、日々のメンテナンスが必要になります。リスクアセスメントの結果に基づき、事業者はその対策を検討する必要があります。

封じ込めの一般原則

化学物質を外部に出さないための対策例が示されています。

グローブボックス

化学物質からの曝露を低下させるために吸排気を備えたボックスを使用することが求められています。

呼吸用保護具

化学物質を吸入しないための対策手法として防毒マスクが推奨されています。

労働衛生保護具

皮膚や目を守るために、保護メガネや耐溶剤性の手袋の着用が推奨されています。

MK-Gシリーズなら誰でも安心してメンテナンスができます

MK-Gシリーズはインクや補充液の曝露や吸入を防ぐ新構造を搭載しました。従来のインクジェットプリンタに求められる特別な対策や追加コストはかかりません。

  • ポンプ交換などの特別な作業を除く。作業内容に応じて事業者が対策を判断する必要があります。

オートシャワー洗浄機能搭載

専用ステーションにセットすれば、オートシャワー洗浄中も化学物質の揮発を抑えられます。洗浄した液に触れることがないので安心です。

ダイレクトボトル排液

ボトルとキャップをしっかりと固定してからスタートすると、排液が漏れだすことはありません。曝露や吸入の心配をすることなく排液を完了できます。

カートリッジ式インク&補充液

タンクに注ぎ込む必要がないので、揮発したりこぼしたりするリスクがありません。カートリッジを使い切ったら、ワンタッチで交換するだけです。

ワンタッチ交換

フィルターの交換は手順に従って作業をすれば、内部からインクが漏れだす心配はありません。工具レスで新しいフィルターに差し替えできます。

工場の省エネルギー・
省資源への貢献

気候変動などの環境問題はグローバルでの喫緊の課題であり、工場における省エネや省資源への取り組みに対するニーズは年々高まっています。当社は商品を通じて、お客様の省エネや省資源への取り組みの実現をサポートしています。

お客様の現場における
環境負荷低減への貢献

お客様の現場における
環境負荷低減への貢献

工場では、切削水や切削油、冷却用クーラントや作動油、溶接時に使うアルゴンガス、エアブローに使う空気、塗装用の塗料など、さまざまな液体や気体を使って生産をおこなっています。これらの工場で利用する流体は、ポンプ・ファンなどを用いて工場内に送られます。ポンプやファン、そのほか流体を圧送するコンプレッサなどは、作動時に大きな電力を消費しており、省エネ対策では、流体の使用状況を流量センサで管理・記録し、無駄なポンプやファン、コンプレッサの稼働を抑えることが重要です。

後付け可能な
クランプオン式流量センサ

  • クランプオン式の液体用流量センサ

  • クランプオン式の気体用流量センサ

流量センサを活用した
省エネへの貢献

工場では、エアツールやプレス機、スプレーガン、ロボットや工作機器を動かすエアシリンダなどに圧縮エアを利用しています。この圧縮エアは、コンプレッサによって作られており、大きな電力を消費しています。工場では欠かせない圧縮エアを作るコンプレッサですが、エア漏れも多く、大きなロスが生まれるという課題があります。そこで圧縮エアの流量を正確に管理することが省エネでは重要です。圧縮エアの流量を正確に管理することでコンプレッサの電力量を最適化でき、省エネにつながります。また、流量センサで圧縮エアの流量を監視し、空気の見える化を図ることでエア漏れを発見できるほか、使用状況に応じて圧力を下げる、インバータ化する、台数制限制御をおこなうといった省エネ対策の実施にも効果的です。

[ 活用例 ]圧縮エアの使用量管理

レシーバタンクから送り出される流量を把握することで、工場全体での圧縮エアの使用量を把握できます。

世界初 本体だけで状態がわかる多機能ディスプレイを搭載

圧力センサを活用した
省エネへの貢献

工作機械の多くは、油圧シリンダや油圧バルブなどを使用しています。作動のほか、洗浄や冷却に油が使用されていますが、従来それらの油圧管理は、十分におこなえていないことが多いです。省エネの観点からは油圧管理をおこない、適切な油圧に保ち、無駄な圧力を使わないことが重要です。そのためには油圧センサを用いた油圧管理が効果的です。常時、油圧を管理することで変化がわかり、作動油の劣化や漏れなども発見しやすくなります。

  • 工作機械の油圧管理

管理数値を「見える化」
することによる省エネ対策

製造業の省エネ対策では、流量センサ・圧力センサなどで測定した情報を集め、「どこで、だれが、どれだけのエネルギーを使っているのか」ということを見える化する必要があります。エネルギー使用量を把握したうえで省エネ対策を検討し、実行と改善を繰り返すPDCAサイクルを回すことで、より良い省エネ対策を実現します。

工作機械の油圧管理パソコンやPLC、データサーバと連携できるタッチ型パネルレコーダ