モーター・回転機 予兆保全 向けソリューション

温度+振動を同時計測
モーターの予兆保全を多ch同時ロギングで

モーターの巻線温度・軸受温度と振動(加速度)を、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズで多チャンネル同時収録。熱電対と加速度センサを1台に混在入力し、温度と振動を同一時間軸で連続記録します。温度単体・振動単体では見えない異常予兆を、同時計測で可視化します。

モーターの予兆を「温度単体・振動単体」で見ていると起きる3つの課題

モーターの劣化は、温度上昇と振動変化が相互に絡み合って進行します。片方だけの計測や、別々に記録した波形では、予兆の因果関係を捉えきれません。

温度だけでは異常の予兆を捉えきれない

巻線温度や軸受温度の上昇は劣化の結果として現れますが、温度が閾値に達した時点ではすでに異常が進行していることがあります。振動(加速度)は温度より早く変化に現れる場合があり、温度単体の監視では予兆の初期段階を見逃します。予兆を早期に捉えられないと、突発停止による生産ライン全体の停止や、モーター焼損といった重大故障に至ります。

振動だけでは発熱・過負荷の背景が分からない

加速度センサによる振動監視は軸受の摩耗やアンバランスの検知に有効ですが、振動変化が発熱・過負荷・冷却不良のどれに起因するのかは、温度データと突き合わせないと判断できません。振動単体では原因の切り分けが難しく、対策が後手に回ります。原因を特定できないまま運転を続けると、劣化が加速し、点検・交換のタイミングを誤って過剰保全や保全漏れを招きます。

別々に記録した波形は時間軸がずれて突き合わせられない

温度と振動を別々の機器で記録すると、サンプリング周期や記録開始時刻が異なり、同じ瞬間の状態を突き合わせられません。「温度が上がったとき振動はどう変化したか」という相関を、後から正確に読み解けません。時間軸のずれたデータでは異常発生の前後関係が曖昧になり、予兆保全の判断根拠として使えず、故障の再発防止にもつながりません。

モーターの温度・振動 同時計測のポイント

熱電対と加速度センサをNR-Xシリーズに一元入力し、多チャンネルを同一時間軸で連続収録して異常予兆を可視化します。

測定①
01

温度と振動を
NR-Xに一元入力

巻線・軸受に取り付けた熱電対と、フレームに設置した加速度センサを、マルチ入力データロガーNR-Xシリーズの各入力ユニットに混在接続します。

測定②
02

多チャンネルを
同一時間軸で同時収録

複数点の温度と振動を1台で同期サンプリングし、同一時間軸の波形として連続記録。温度と加速度を同じタイムスタンプで突き合わせられます。

測定③
03

温度と振動の
相関を可視化

温度上昇と振動増加のタイミング・前後関係を波形で重ねて確認し、発熱・過負荷・軸受劣化などの兆候を切り分けます。

測定④
04

予兆保全への活用

正常時の温度・振動パターンを基準に、逸脱を早期に検知。長時間の連続記録で緩やかな劣化傾向を捉え、計画的な点検・交換につなげます。

モーターの温度・振動 記録方式の比較

記録方式によって、温度と振動の混在入力・多チャンネル同時収録・長時間連続記録への適合に大きな差があります。

比較項目 NR-Xシリーズ
(マルチ入力データロガー)
紙記録計・ペンレコーダ オシロ・メモリレコーダ(短時間) PLCデータ収集(制御用)
温度+振動の多入力混在 ○ 熱電対と加速度を1台に混在 × 主に温度など少入力 △ 電圧系が中心 △ 専用ユニットが必要
多チャンネル同時収録 ○ 多点を同一時間軸で同期 × チャンネル数が限られる △ チャンネル数が限定的 △ 制御周期に依存
長時間連続記録 ○ 長期の連続
ロギングに最適
△ 用紙・インク制約 × 短時間の波形取得向き △ 保存容量に依存
絶縁・ノイズ耐性 ○ チャンネル間絶縁で現場に強い △ 環境影響を受けやすい △ 測定環境に依存 △ 構成に依存
設置・配線 ○ ユニット追加で
拡張が容易
△ 設置スペースが大きい △ 都度セットアップ × 制御設計と一体で手間
役割(得意領域) ◎ 温度・振動を同時記録し予兆保全 連続の傾向記録 高速・短時間の波形解析 制御・監視用のデータ収集

NR-Xシリーズを選ぶ理由

マルチ入力データロガーNR-Xシリーズは、熱電対による温度と加速度センサによる振動を1台に混在入力し、多チャンネルを同一時間軸で同時収録します。温度単体・振動単体では見えなかった「温度が上がったときに振動がどう変化したか」という相関を、同じタイムスタンプで突き合わせられるため、モーターの発熱・過負荷・軸受劣化の予兆を早期に切り分けられます。長時間の連続記録で緩やかな劣化傾向も捉え、予兆保全につなげられます。モータ表面温度の傾向監視や、加速度センサ単体での設備傾向監視といった単一物理量の用途は、それぞれの用途事例ページ(モータ表面温度の測定加速度センサによる設備傾向監視)もあわせてご確認ください。

モーターの温度・振動 同時計測に対応するNR-Xシリーズ

熱電対と加速度センサを混在入力できるマルチ入力データロガー。多チャンネルを同一時間軸で連続収録します。

モーターの温度・振動 同時計測に対応

マルチ入力データロガー

NR-Xシリーズ

用途に応じた入力ユニットを組み合わせ、温度(熱電対)・電圧・加速度など異なる物理量を1台に混在入力できるマルチ入力データロガー。巻線温度・軸受温度と振動(加速度)を多チャンネルで同時収録し、同一時間軸の波形として長時間連続記録します。チャンネル間絶縁により現場のノイズに強く、モーター周辺の過酷な環境でも安定して測定可能。温度単体・振動単体では捉えられない相関を、同じタイムスタンプで突き合わせられるため、発熱・過負荷・軸受劣化といったモーターの異常予兆を早期に可視化し、予兆保全に活用できます。入力ユニットの追加でチャンネル数を柔軟に拡張できます。

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仕様・入力ユニット構成・導入事例をまとめたカタログを無料でダウンロードできます。

モーターの温度・振動 同時計測の活用例

温度と振動の同時測定・巻線と軸受の多点温度記録・加速度センサによる振動収録など、予兆保全のさまざまな現場で活用されています。

モーターの品質検査

試験ベンチ上のモーターを回転させ、巻線・軸受の温度(熱電対)とフレームの振動(加速度センサ)をNR-Xシリーズに混在入力して同一時間軸で収録。出荷前の品質検査で、温度上昇と振動変化の関係を波形で確認し、良否を判定できます。

搬送ロボットの振動データ計測

搬送ロボットのアームやハンドに加速度センサを取り付け、動作中の振動波形をNR-Xシリーズで連続収録。搬送速度や姿勢ごとの振れを比較し、駆動モーターの温度データと重ねて位置決め精度の低下や劣化の予兆を捉えます。

コンベアの回転数計測

コンベアの駆動モーターの回転数を、モーターの温度(熱電対)や振動(加速度センサ)とあわせてNR-Xシリーズで同時記録。負荷変動による回転数の落ち込みと発熱・振動の関係を突き合わせ、搬送設備の状態監視に活用します。

モーターの温度・振動 同時計測(NR-Xシリーズ)に関するよくあるご質問

温度と振動を1台で同時に測れますか?
測れます。NR-Xシリーズは熱電対による温度と加速度センサによる振動を混在入力でき、多チャンネルを同一時間軸で同時収録します。
なぜ温度と振動を同時に測る必要があるのですか?
モーターの劣化は発熱と振動が相互に関係して進むため、片方だけでは原因の切り分けが困難です。同時計測なら「温度が上がったとき振動がどう変化したか」を突き合わせ、予兆を早期に切り分けられます。
温度だけ、振動だけの用途事例もありますか?
あります。モータ表面温度の傾向監視や、加速度センサによる設備の傾向監視など、単一物理量の用途事例もご用意しています。本ページは、それらを同一時間軸で組み合わせる「温度+振動の同時計測」に特化した内容です。
多点の温度と複数の振動を同時に記録できますか?
できます。入力ユニットを組み合わせることで、巻線・軸受など複数点の温度と、複数箇所の加速度を多チャンネルで同時に記録できます。ユニット追加でチャンネル数を拡張できます。
長時間の連続記録で緩やかな劣化も捉えられますか?
捉えられます。NR-Xシリーズは長時間の連続ロギングに対応し、日単位・週単位の温度・振動の傾向変化を記録して、計画的な点検・交換の判断材料に活用できます。
モーター周辺のノイズが多い環境でも測れますか?
測れます。チャンネル間絶縁により現場のノイズの影響を受けにくく、インバータやモーター周辺の過酷な環境でも安定した測定が可能です。

モーターの温度・振動同時計測による予兆保全、
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入力ユニット構成・設置方法・仕様についてはカタログまたはお問い合わせフォームからご確認いただけます。温度単体・振動単体の用途事例もあわせてご覧いただけます。