歩留まりよみ:ぶどまり

製造業など生産全般において、原料や素材の投入量に対し、実際に得られた生産数量の割合のことです。また、歩留まりを百分率で示した数値を「歩留まり率」といいます。

例えば100個分の原料または素材を投入し、実際に利益につながった製品が80個、利益にならない欠陥品が20個である場合、歩留まり率は80%です。食品加工などの場合には、一般に原材料の重量から食品に使えない部分や加工で生じるロスを除き、製品になった量の割合を指すため、歩留まり率は100%にはなりません。

製造業にとって歩留まりは生産性や効率性の優劣を量る目安であり、企業の能力を示す重要なスペックです。しかし、実際の製造業では、生産した商品の数を把握することはできても、欠陥品の具体的な数を把握することは簡単ではありません。近年盛んな製造業のIoT化は、歩留まりの向上につながる改善活動の一環であるといえます。

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歩留まり率と良品率の違い

しばしば混同される2つの値ですが、歩留まり率=良品率ではありません。製造業においては違いを理解しておく必要があります。

歩留まり率(%)= 完成品数÷原料数×100

良品率(%)= 良品数÷完成品数×100

たとえば、歩留まり率が80%の生産ラインで80個の完成品が生産できても、同ラインの良品率が50%だと利益につながる製品は40個になります。つまり、純粋な歩留まり率は「40%」です。もし、このラインで良品を330個作るには、825個分(330÷0.4)の原材料が必要ということになります。
このように、歩留まり率に対し良品率はさらに絞り込んだ値であり、お互いの関係を理解しておくことは、生産性や利益率の向上にとって重要であるといえます。

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