I型肺胞上皮がん細胞の多重染色観察
蛍光ボケのないクリアな画像を取得
肺胞とは、肺の中にある小さな泡のような組織です。ガスをためる肺胞膣とそれを囲む肺胞上皮細胞からなっています。肺胞上皮細胞はI型とII型肺胞上皮細胞に分類され、I型は肺胞内酸素と血液中二酸化炭素のガス交換を行い、II型は界面活性剤である肺サーファクタントを分泌して表面張力を軽減させて肺胞の球形を維持しています。
使用対物レンズ:CFI Plan Apo λ 60xH
オールインワン蛍光顕微鏡 BZ-X800を導入すれば
- 「セクショニング」機能を使用することで、光学的に「蛍光ボケ」を取り除き、クリアな画像を取得することができます。
- 多重染色された細胞も、各蛍光チャンネルの画像を4つまで重ね合わせて、1枚のオーバーレイ画像を撮影することができます。
- チャンネルごとにZ方向に複数枚の画像を取得し、 撮影した画像からフォーカスが合っている部分だけを合成することで、 標本全体にピントが合ったフルフォーカスオーバーレイ画像を構築することができます。
- フルフォーカス画像に加えて、Z方向の移動ピッチ情報から高精細なオーバーレイ3D画像を構築できます。
Z方向の局在を鮮明に観察することができます。
リアルタイムオーバーレイ
1つの画面で、リアルタイムに画像を重ねながら露光時間等パラメータの調整をすることができます。
オーバーレイ画像の確認をするために、わざわざ一度画像を記録する必要はありません。
また、各チャンネルの露光時間やカメラゲインなどの撮影条件は個別にメモリされるため、オーバーレイ後に特定のチャンネルだけを再調整することができます。