株式会社ポポラマーマ

プレビュー機能や徹底した日本語表記など
「使い勝手の良さ」からRKの採用を決定。
サポート対応も手厚く、頑張れば自分たちだけで
自動化を実現できる点が魅力です。

株式会社ポポラマーマでは、経営効率化の取り組みのひとつとしてRKを活用。面倒だった作業をいくつもRKに肩代わりさせることで、業務軽減を実現させました。そこでRKの導入や活用に深く関わっている営業本部デジタル推進室マネージャー 春日和也様に、RKの導入経緯やツールとしての魅力について伺いました。

株式会社ポポラマーマ

株式会社ポポラマーマは、「ゆで上げ生パスタ」専門店・ポポラマーマを全国展開している1995年設立の会社です。北海道から九州まで幅広い地域に出店しており、その店舗数は直営店とフランチャイズ店を合わせて全国83店舗。「おいしい生パスタをリーズナブルにスピーディーに提供」することで、地域に住むファミリー層を中心に数多くの利用者から高い評価を獲得しています。

  • 設立 : 1995年8月7日
  • 資本金 : 5000万円
  • 店舗数 : 83店舗

さまざまなシステムからのデータの取得やその加工にRKを活用

RKの活用状況について教えてください。

現在は次の3種類の業務に活用しています。

1.受発注システムのデータの吸い上げと統合

社外のシステム「インフォマート」に届いた請求書を一定の間隔で確認。確定しているものをダウンロードして、経理システムにアップロードできるようcsvに加工しています。請求の内容に応じて4つのシナリオ(自動化プログラム)を作り、それぞれ月に1回ずつ動かしています。

2.イーコマースの注文の取りまとめ

弊社ではパスタ麺やソースの通販サイトをやっています。そこに届いた注文のデータの取り込みと取りまとめもRKで自動化しました。こちらは週1のペースで回しています。

3.ユニフォームの管理データの取得

店舗ごとに存在する、キャストさんに貸し出しているユニフォームの管理データの取得にもRKを活用しています。月に1回、店舗ごとに存在するデータをダウンロードして、エクセルをcsvに変換。そのデータを経理へと送っています。

その他、まだ作成段階ですがRKを使って、売り上げデータのエクセルへの転記や、商品別データの取り込みなども実現させる予定です。
ライセンスは現在、開発版がふたつ。私を含めたデジタル推進室2名でひとつ、経理のパソコンでシナリオを動かすのにひとつ、それぞれ使っています。

各シナリオはRK専用のパソコンで動かしているのでしょうか?

いいえ。店舗の営業時間の前後、人がパソコンを使わなくなった時間帯を見計らって、スケジュール管理で動かすようにしています。もちろん将来的には、RK専用のパソコンを置くことも検討しています。

RKを活用している現場からは自動化の新たなアイデアも

RKで自動化を導入したことで、現場からの反応はいかがですか?

良好です。面倒な作業を、RKに任せられるようになったので、業務が楽になったようですね。
例えば「請求書が確定しているかの確認」は、都度アクセスして人の目で見て判断する必要がありました。もし確定していなかった場合は、再度時間を置いて確認しなければならないため、下手をすると何度もアクセスするハメになり、かなり面倒でした。そこを自動化できたので、手間はかなり軽減できたと思います。

特に経理にはRKが便利だと浸透してきたようですね。今では「この業務を自動化できないか?」と具体的なアイデアが経理側から出てくるようになりました。

複数のRPAを検討した結果、使いやすさの面でRKを選定

RK導入の経緯を教えてください。

弊社代表の鶴の一声で、DX推進やIT化など新しいことをやって経営効率化を図ることになったのが最初のきっかけです。2022年7月にはその流れで、私も所属する「デジタル推進室」が設立され、いろんな取り組みをおこなうようになりました。
例えば、試験的に「自動配膳ロボット」や「テーブルトップオーダー」を一部店舗に導入したり、さまざまなデータから店舗ごとに来客数や必要人員数を割り出す「売上予測システム」を活用したりしています。
その中で、RPA(自動化ツール)による業務自動化も検討するようになりました。

そこで当時有名どころだったRPAツールをひととおりインストールして試してみました。しかしどれも使いこなすにはプログラムの知識が必要で、簡単ではありませんでした。また機能面でも、ボタンや入力欄の精密な指定に不安があったことから、RPAの導入は一旦ストップしかけたのです。

そんな時に、弊社の取締役から教えてもらったのが、キーエンスさんのRKでした。そこで営業担当の方にお話を聞いたり、デモを見せていただいたところ、非常に使いやすそうな印象を受けたので、他のRPAツール同様、まずは検証としてお試しでの導入をしてみたのです。
2ヶ月ほど検証させてもらった結果、想像通り使い勝手が良くて、これならやりたいことが実現できそうだと思い、導入を決めたのです。

検証してみたからこそ感じたRKの「使い勝手の良さ」とは

実際に検証してみた結果、どういった部分に他とは違う「使い勝手の良さ」を感じられたのですか?

細かな点も含めて、主に次の5点を高く評価しました。

1.書くのではなく選択でシナリオを作れる

RKには、シナリオを作る方法が複数用意されています。その中のひとつ「フローナビゲーション」という方法では、やりたい内容が書かれたブロックをシナリオ上にドラッグ&ドロップしたり、ナビに従ってクリックしていくだけで、ある程度まで自動化を実現できます。
プログラムと同じことができるのに、画面を見ながら選択するだけでシナリオを作れるのは、ありがたかったですね。

2.プレビュー機能がある

例えばAとB、ふたつのエクセルデータを統合させるシナリオを作った時に、統合後にこうなりますというプレビューを表示してくれます。自分が作りたいものが、間違いなくできているかが、シナリオを作っている段階で分かるので、とても便利ですね。
特に弊社でのRKの用途は、データを統合させる作業が多いので、本格導入した後もいろんな場面で活用しています。

3.日付の設定が簡単にできる

弊社では受発注や請求書に関わる部分を自動化しているため、データを取得する際に、日付で範囲を絞る機会がたくさんあります。RKではその設定が命令文を選択するだけでできるため、とても簡単です。
一般的なRPAだと、変数をセットして、日付を代入して……と本当に面倒な手順が必要だったので、これだけでも大きな違いを感じました。

4.一度作ったシナリオを流用できる

自動化させたい業務が、以前作ったシナリオと似た内容だった場合は、そのシナリオを流用して改造することで、短時間で新たなシナリオを作れる点も良いところです。シナリオを作るほど、それが資産として蓄積されていくため、どんどんシナリオ作成の効率も上がって行くと思います。

5.日本語表記が徹底されている

徹底して日本語表記されている点も、使い勝手に大きく影響しました。メニュー項目や命令文だけでなく、シナリオ内に条件分岐を付けた時も「もしAだったBを開く」みたいに日本語で書かれているので、分かりやすいです。

サポートサイト、問い合わせ対応、伴走サポートすべてに満足

カスタマ―サクセスに対する評価を教えてください。

満足しています。まずサポートサイトが良く出来ていますね。特に「ナレッジベース」と呼ばれるRKの解決ページでは、検索をかけると大体求めている答えが書かれているので便利です。
「問い合わせ」をした時の返信が非常に早い点も良いですね。返答の内容も分かりやすくていつも助かっています。

「伴走サポート」も頼りになります。困った時には、ただ解決策を教えてくださるだけでなく、私が作ったシナリオを見て「こっちの方が楽にできますよ」と、より簡略化させたり、ミスがなくなるような、一歩踏み込んだアイデアを教えてくださる時もありました。
操作法の勉強会をお願いした際は、マニュアル通りの教え方ではなく、こちらの希望を聞いて、それに沿った指導をしてくださる点もありがたかったです。
一般的な勉強会だと、決まった内容に沿ってやるため、飲食店をやっている我々からするとまったく使わない機能をひたすら教わるということも。その辺の柔軟さはキーエンスさんならではだと思います。

パソコンに不得手な人にこそRKは最適

RKを勧めるとしたら、どんな人に勧めますか?

パソコンやプログラムに不得手な人にこそ勧めたいですね。
もしも得意なら、それこそプログラムを組んでしまえば良いですし、エンジニアが社内にいるならその人に任せれば良いからです。
ちょっとした改修でも、システムを触ると大きな費用が掛かるものです。その点、RKなら月々の予算もそれほど掛かりません。またなにより使いやすくてサポートも手厚いので、頑張れば自分たちだけでシステム改修と同じようなことを実現できます。

特に決まった時間に決まったデータを取ったり、それを集約したりする業務が定期的に発生しているなら、RK導入はぜひやったほうが良いと思います。私たちのような飲食店を経営している会社さんなんかは、まさに向いているのではないでしょうか。

今後の展望について

今後の展望と、そのためにキーエンスに期待することを教えてください。

まずは現在作成中のシナリオや、経理から依頼されているシナリオを完成させたいと思います。
あとは現場をもう少し楽にさせたいという思いがあるので、エリアマネージャーにもRKを教えて、使えるようになってもらうことを考えています。そうして店舗内の業務をいろいろと自動化させられれば、現場にも少し余裕が出てくるのではないかと期待しています。

そのためにキーエンスさんには、これからもRKの魅力である「使いやすさ」をより追求していただけることを期待しています。
もっと操作を簡単にしたり、流行りのAIとも連携してシナリオ作成の補助をしてくれたりすると、なお嬉しいですね。

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