商品カテゴリ

圧力センサ / 圧力計

IO-Linkに対応し温度も同時に測定可能な耐環境デジタル圧力センサをはじめ、液体や気体からミストエアまでさまざまな流体の正圧・負圧測定に対応する圧力センサ / 圧力計を豊富にラインナップ。設置性が高く過酷な環境に対応するなど、使いすさを追求した圧力センサ / 圧力計は、多彩なアプリケーションに対応します。

圧力センサ / 圧力計

商品ラインナップ

生産終了品

耐環境型圧力センサ

  • 耐環境デジタル圧力センサ GP-Mシリーズは、耐環境性や高い視認性、簡単取付という扱いやすさに加え、測温機能を搭載した圧力センサの新標準機です。圧力範囲-100Kpa~+40Mpaと広範囲で、気体や液体、ミストエアの測定に対応します。アンプと表示器を内蔵したコンパクトなボディは、IP67の防水性・防塵性を持ち、−20〜+80℃の周囲温度で使用でき、50Gの衝撃と20Gの振動に耐える堅牢設計。3ステップで簡単に取り付けができ、凹みがないステップフラッシュダイヤフラムによって詰まりがなく、分解清掃も可能です。測温機能では、周囲温度キャンセル(ATS)機能による高精度な温度計測を実現。圧力と温度を同時監視し、本体のLEDで温度状態を一目で認識できるほか、IO-Link対応によりセンサのデータをPLC(シーケンサー)やPCなどにデジタル伝送することで、予兆管理や遠隔監視も簡単に実現できます。

    異常の兆候を早期発見

    圧力と温度の同時監視で、異常の兆候を早期に発見

    測定対象を温度センサ(T1)で計測。もう一方の温度センサ(T2)では周囲温度を計測することで、差分処理を行い、周囲温度の影響を抑えた計測を実現します。

    温度の状態が一目でわかる3色表示灯

    MODEボタンを押すだけで、圧力と温度の表示切り替えがおこなえます。

    低温 水色 常温 緑 高温 赤

    IO-Link対応でセンサデータをまるごと取得

    IO-Link対応で様々な出力に対応。ON/OFFや圧力/温度の現在値データなどを高速に伝送します。圧力や温度データをその場で確認でき、離れた場所からの常時監視も可能です。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    GP-M シリーズ - 耐環境デジタル圧力センサ
  • 耐環境型デジタル圧力センサ AP-V80シリーズは、センサヘッドにフルステンレス構造の頑丈かつコンパクトなボディを採用し、ミストを含んだ空気や水、油などさまざまな流体を検出可能です。省スペースなセンサヘッドは、7種類から選ぶことができ、圧力範囲は真空側-100kPa~+50MPaの高圧まで対応します。いずれもIP67の防水性や高温100℃の耐熱性を実現しています。アンプは2段デジタル表示を搭載し、現在の圧力値を確認しながら設定値の微調整を簡単かつダイレクトに行うことができます。また、フィルタやストレーナなどの目詰まりがわかる2ヘッド対応の差圧タイプもラインナップしています。CEマーキング適合に加え、UL認定も取得。さらに需要の高いPNPタイプも用意し、世界各地の拠点に導入可能です。

    フルステンレス構造で頑丈・コンパクト

    圧力素子と本体のステンレス一体化によって、頑丈・コンパクトボディを実現しました。
    ミストの混ざった空気や水、油など、ほとんどの流体で使用できます。さらに、小型化により省スペースも実現しました。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    圧力素子と本体のステンレス一体化構造により内部に流体が入らないので、強度・信頼性も向上
    ステンレスの圧力素子(感圧部)

    7種類の多彩なヘッドバリエーション

    標準で耐熱100℃に対応していますので、高温の流体にも安心してご使用いただけます。
    また、圧力範囲も真空側、-100kPaから50MPaまで7種類のヘッドバリエーションで幅広く対応しています。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    IP67仕様で、水がかかっても壊れません
    耐熱範囲-20℃から100℃ 耐圧範囲-100kPaから50MPa
    AP-V80 シリーズ - 耐環境型デジタル圧力センサ
  • 耐環境小型圧力センサ 実績のあるロングセラーモデル

    AP-50 シリーズ - 耐環境小型圧力センサ

生産終了品

気体用圧力センサ(表示器一体型)

  • 超小型デジタル圧力センサ AP-C30シリーズは、省スペースな超小型ボディを採用した気体用圧力センサです。回転式圧力ポートを採用し、設置の自由度を向上させました。25×30mmのコンパクトなセンサ本体に見やすい表示器を内蔵することで、設置性と視認性を両立。また、本体で設定値にダイレクトアクセス可能です。操作ボタンは人間工学に基づいた高さや形状、そして誤操作を防止するボタンレイアウトを採用し、省スペースでありながら使いやすさも追求しています。さらに、複数の本体を並べて設置できる取付アタッチメントを複数種ラインナップし、設置場所に合った取り付けパターンを選ぶことでスマートな設置・運用が可能となります。

    AP-C30 シリーズ - 超小型デジタル圧力センサ
  • 気体用圧力センサ (表示器一体型)

    AP-30 シリーズ - 2色表示式デジタル圧力センサ

気体用圧力センサ(表示器分離型)

  • ネットワーク対応圧力センサ AP-Nシリーズは、オープンフィールドネットワークに対応した気体用圧力センサです。EtherNet/IP®やCC-Link、DeviceNet®、EtherCAT®といった、世界で使用されているオープンフィールドネットワークに対応する通信ユニットをラインナップし、さまざまな装置仕様で高い接続性を発揮します。流量センサやファイバセンサなどのアンプと連結し、ケーブル1本でPLC(シーケンサー)とまとめて接続可能です。また、センサで得た情報の集約やPLCから設定値や設定情報の一括書き変えが可能なため、複数台数の一元管理や、予知保全などの運用が簡単に実現可能です。※EtherCAT®は、ドイツBeckhoff Automation GmbH によりライセンスされた特許取得済み技術であり登録商標です。

    多様なオープンフィールドネットワークに対応

    世界の主要なオープンフィールドネットワークに対応した通信ユニットを用意しているので、PLCメーカーを選ばず使用できます。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    EtherNet/IP®
    CC-Link V2
    DeviceNet®
    EtherCAT

    ※PROFINET、PROFIBUSへ、お問い合わせください。
    ※EtherCAT®は、ドイツBeckhoff Automation GmbHによりライセンスされた特許取得済み技術であり登録商標です。

    各種センサとまとめてネットワーク化できる

    ファイバセンサ、レーザーセンサ、流量センサなど、様々なセンサと連結することができ、一括でネットワーク化できます。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    AP-N シリーズ - ネットワーク対応圧力センサ
  • 配管の引き回し不要。高速・高精度・キューブタイプのアンプ分離型圧力センサ

    AP-C40 シリーズ - 2色表示デジタル圧力センサ
  • 省配線デジタル圧力センサ AP-V40シリーズは、センサヘッドとアンプの分離タイプで、ヘッド部の小型化と高速応答を実現。圧力センサを検出部の直近に取り付けできるため、引き回す配管容量が少なくなりタクトアップが実現できます。ケーブルをフリーカットできるワンタッチ小型コネクタでアンプに接続するため、ムダのない配線が可能です。最高0.01kPaの分解能、高速応答1msで高精度検出と装置のタクトアップを可能にします。また、独立2点出力・アナログモニタ出力・ゼロシフト入力をすべて標準装備しているため、用途に応じてセンサを使い分ける必要はありません(アナログ出力とゼロシフト入力は要切り換え)。アンプはDIN取付タイプと、CUBEタイプをラインナップしており、取り付けに応じて選択可能です。

    AP-V40 シリーズ - 省配線デジタル圧力センサ
  • 空圧用の超小型 分離型圧力センサ

    AP-40 シリーズ - アンプ分離型圧力センサ

その他

生産終了品

圧力センサ/圧力計とは、液体や気体の圧力を測定するため用いられるセンサや計器のことです。それぞれの仕組みや測定原理などについて説明します。

圧力センサとは

圧力センサは、圧力計と異なり、感圧素子を使ったセンシングで圧力を計測し、アナログまたはデジタル信号でのアウトプットが可能です。ステンレスダイヤフラムやシリコンダイヤフラムなど膜状のゲージを介し、感圧素子で気体や液体の圧力を測定します。それを電気信号に変換し出力することができます。圧力センサは機械式の圧力計とは異なり、流体との接触が最小限です。ダイヤフラムのみで流体の圧力を測定するため、詰まりなどによるトラブルを抑え、省メンテナンスで安定した運用が可能です。

圧力計とは

圧力計は圧力を計り表示する計器の一種です。設定場所、流体の種類によって、汎用圧力計・一般圧力計・小型圧力計・密閉形圧力計・グリセリン入圧力計など、多くの種類があります。代表的なものとして、ブルドン管圧力計やベローズ式圧力計などの種類があり、いずれも機械的に圧力を測定して表示します。
これらの圧力計は、機械的な構造を持ち、内部で流体と接触するため、詰まりが生じると正確な測定値が得られなくなります。そのため、定期的なメンテナンスや部品交換が必要です。流体の特性に合ったさまざまな圧力計がありますが、詰まりやすい流体を扱う場合は注意が必要です。また、複数の圧力計を設置している場合は、圧力計の状態の違いによってバラつきが生じることがあります。

圧力センサ / 圧力計のメリット1:内部の流体の圧力状態をいつでも確認できる

圧力センサ/圧力計を配管やタンクなどに取り付けることで、内部の気体や液体の圧力を測定し確認することができます。正圧のみならず、負圧も測定することができるため、さまざまな装置や設備の各部における流体の圧力を稼働状態で確認することができます。

圧力センサ/圧力計は、さまざまな流体(気体や液体)の圧力を測定することができます。稼働中の装置や設備における各配管の圧力を確認することができるため、状態を値で管理することができます。圧力計では、各計器の指針を目視確認する必要がありますが、圧力センサの場合、センサヘッドが小型であるため高い設置性を持ちます。また、本体やアンプの表示器だけでなく流体の圧力を確認できるほか、PLCやPCに接続することで、複数の圧力センサの測定値を遠隔から監視することができます。さらに、センサから得たデータを活用して傾向の把握や予兆保全などにも役立てることができます。

圧力センサ / 圧力計のメリット2:差圧を測定することができる

通常の圧力計/圧力センサは大気圧(絶対値)と比較した圧力を示しますが、2箇所での流体の圧力の差によって差圧を測定することができます。圧力計/圧力センサを2箇所に取り付けて、その差を算出する方法のほかに、差圧の測定に特化した各種の差圧計もあります。

機械式の差圧計では、2箇所に設置した圧力計の値の差を計算する方法があります。他に、U字管の底に液体を入れて両端2箇所からの圧力の差を測定するU字管圧力計や、円環状の管の上部に隔壁を1つ設けて下部に液体を入れて2つの液面にかかる圧力差を測る環状てんびん型差圧計などがあります。流体によっては詰まりやすいため注意が必要です。一方、圧力センサでは、2箇所に設置した各センサヘッドを1つのアンプで差圧として測定することができます。1ヘッドで差圧測定に特化したタイプでは多くの場合、1つのダイヤフラム(感圧素子)に対して、2方向から加わる異なる圧力を測定することができます。どちらの方向にどれだけの変化量があったのかを電気的な信号として読み取り数値化することができます。圧力センサは、機械式の圧力計と比べて、詰まりなどのトラブルを回避することができ、データ出力によって遠隔からも差圧の確認や分析などができるといったメリットがあります。

圧力センサのメリット3:ネットワーク接続やデータ活用が可能

圧力センサは、機械式の計器である圧力計と異なり、測定値をデータで出力することができます。データはアンプや通信モジュールを介して接続したPLCやPCにデータを伝送することができ、ネットワークを活かした運用が可能となるため、利便性や用途が大幅に広がります。

圧力センサは、機械式の圧力計と異なり、センサヘッドで感知した圧力を電気信号でアンプに出力することができます。IO-Linkや各種オープンフィールドネットワークに対応した圧力センサであれば、FAでのスムーズな導入・運用が可能です。アンプ(アンプ一体型の場合は通信モジュール)を介して簡単にネットワークに接続することができ、複数のセンサの測定値を遠隔から監視したり、アンプの設定をPLCから一括変更できるなど運用面で大きなメリットがあります。また、センサで得たデータを保存・蓄積することができるため、傾向分析や予兆保全にも役立てることができます。

圧力センサ / 圧力計の業界別導入事例

油や高粘度な流体・粉体や異物を含んだ流体・低温/高温流体の圧力+温度測定

工作機械におけるワーククランプ圧やクーラント吐出圧、ワーク着座確認、切粉を含んだ廃液の詰まり監視などに、耐油性・耐腐食性に優れたセラミック(アルミナ)ダイヤフラムを採用した耐環境デジタル圧力センサ GP-Mシリーズを導入することで-0.1~+40MPaまでのワイドレンジを安定して測定することができます。また、センサ内部に凹みの少ないダイヤフラムを採用しているため、グリス・コーティング剤・接着剤・フラックス・シール剤などの詰まりやすい流体でも、液溜まりや気泡溜まりを起こしにくく、分解清掃も簡単です。流体温度は−20~+100℃に対応。ストレーナの目詰まり・スチームトラップの背圧確認・殺菌洗浄の水圧など、冷却から保温、殺菌などさまざまな温度帯に対応。周囲温度に影響されず、流体の温度も同時に測定することができます。

ミストを含んだ空気圧・高い水圧・蒸気圧・機械装置の油圧測定

フルステンレス一体構造の圧感部と小型センサヘッドを採用した、耐環境型デジタル圧力センサ AP-V80シリーズの活用例を紹介します。コンプレッサーの元圧確認・装置異常の管理ではダストやミストが混ざっているエアーも、頑丈なセンサヘッドで安定検出します。洗浄液で濡れたガラス基板の吸着確認(真空確認)では、吸着時にミストが混入しても問題ありません。高圧洗浄時の水圧や水蒸気、100℃を超える高温水の圧力監視にも安心して導入可能です。また、プレス時の圧力を監視し、シリンダにかかる圧力制御に活用したり、ダイカストマシンの油圧シリンダ部で射出圧力や型絞め圧力を検出することができます。

充てん圧とリーク圧の検知・装置の着座確認

装置の圧力測定で高い設置性を発揮する、超小型デジタル圧力センサ AP-C30シリーズの活用例を紹介します。たとえば、2つの出力のうち1つを一定圧までボトルに流体を充てんする際の確認に使用します。バルブを閉めると同時にゼロシフト入力をONすると、その間はリークによる変位圧のみを検出できます。一日を通しての最大リーク圧と最大充てん圧を記録できるため、ワークのばらつき範囲の把握が可能です。着座確認では、装置の立ち上げ時にゼロシフトをONすることで、その日の元圧の状態に基づいた着座確認が可能になります。分解能を10倍にするエリアフォーカス機能を使えば、ワークの有無だけでなく傾きなどで生じる微妙な圧力差を確実に検知可能です。

Q.
正圧用の圧力センサに負圧をかけたり、負圧用の圧力センサに正圧をかけたりすることはできますか?
A.
センサヘッドが対応する圧力範囲を超える圧力がかかると、性能の低下や故障の原因となる可能性があります。たとえば、液体の圧力測定に使用する場合、ウォーターハンマーなどによる瞬間的な圧力変化も取り扱う圧力の範囲として考慮する必要があります。安定した圧力測定を行うためには、使用環境と圧力センサのスペックを照らし合わせ、目的に合ったものを選定しなければなりません。さまざまな流体の種類や性質とその圧力範囲、設置環境などに対応できるよう、キーエンスでは各シリーズにセンサヘッドを豊富にラインナップしています。圧力センサの選定でご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
Q.
流体の温度も同時に測定できる圧力センサは、周囲温度の影響で測定誤差が発生しませんか?
A.
流体の圧力と同時に流体の温度も測定することができる、耐環境デジタル圧力センサ GP-Mシリーズは、−20〜+80℃の周囲温度において、周囲温度の影響を受けず、流体の温度だけを測定することができます。GP-Mシリーズは、コンパクトなボディに計測用温度センサと補正用温度センサを搭載しています。この2つの温度センサを使った「周囲温度キャンセル(ATS:Ambient Temperature Suppression)機能」により、厳しい周囲温度であってもそれをキャンセルして流体の温度だけを誤差なく安定して測定することができます。
Q.
IO-Link対応の圧力センサは、個別に通信モジュールが必要ですか?
A.
いいえ、複数・異種のセンサをまとめて接続することができます。たとえば、IO-Link対応の圧力センサ GP-Mシリーズであれば、ネットワーク通信モジュール NQシリーズに他のIO-Link対応の流量センサやファイバセンサ、レーザセンサ、光電センサなどをまとめて接続することができ、シンプルな配線でシステム構築が可能です。万一のセンサの不具合も可視化できるため、故障したヘッドを差し換えるだけで素早く復旧できます。また、通信モジュールでもセンサのデータのバックアップを取るため安心です。さらに、専用のモニタリングソフトを無料でダウンロードでき、PC上でセンサを自動認識し、遠隔監視やセンサ設定などをすぐに始めることができます。

圧力センサの種類と測定原理

測定原理は、感圧素子の種類によって異なります。代表的な種類として、ダイヤフラムを用いる半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサや静電容量型圧力センサがあります。それぞれの測定原理について解説します。

半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサ

半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサは、ダイヤフラム(感圧部)の表面に半導体ひずみゲージを持ち、圧力によってダイヤフラムが変形します(ひずみます)。そのときに発生する電気抵抗の変化を電気信号に変換し、圧力の測定値を算出・出力します。

A.圧力 B.保護膜 C.半導体ひずみゲージ

静電容量型圧力センサ

静電容量型と呼ばれる圧力センサは、ガラスの固定電極とシリコンの可動極(ダイヤフラム)を対向させたコンデンサを持ちます。流体の圧力によってダイヤフラムが変形して発生する静電容量の変化を電気信号に変換し、圧力の測定値を算出・出力します。

A.圧力 B.ダイヤフラム C.固定電極 D.電極膜

圧力計の種類と測定原理

機械式の計器である圧力計の代表的な種類として、ブルドン管圧力計やベローズ式圧力計が挙げられます。いずれも内部に流体を取り込み、圧力を機械的に増幅して指針を動かし、値を示します。それぞれの原理について説明します。

ブルドン管圧力計

ブルドン管圧力計は、計器の筐体内部にあるブルドン管という部位で流体による圧力を受け、その変化を機械的に拡大します。その変化量で直接ゲージ圧を測定して指針で値を示します。

A.圧力 B.ブルドン管 C.リンク D.ギヤ E.指針

ベローズ式圧力計

ベローズ式圧力計は、外周に蛇腹状の深いひだをもった薄肉円筒(ベローズ)の内部にスプリングを内蔵しています。ベローズの外側に流体による圧力が加わると、それに反比例してベローズが縮み、指針を動かして値を示します。

A.圧力 B.ベローズ C.スプリング D.指針を動かすレバー