リチウムイオン電池の端子検査

リチウムイオン電池の端子の外観・形状・位置に異常がある場合、接続不良により正しく充電・放電できないといった不良が発生するほか、製品の安全性に関わる可能性もあります。バッテリの小型化に伴い高い精度が問われる端子をインラインで全数検査します。

従来の課題

従来の2次元濃淡画像による検査では、検査箇所と背景のコントラストが低く、端子の形状や高さを判別できませんでした。また、端子のような金属部品の場合、光沢による多重反射の影響を受けやすく、安定した撮像が困難なため、2次元画像のみによる検査には限界がありました。

解決

ワークの光沢や形状に影響されず高さ情報や輪郭を捉える、パターンプロジェクション照明と高機能カメラの組み合わせで、安定した自動全数検査が可能です。
豊富な撮像モードや検査ツールで複数の検査をスムーズに実行できます。多方向からの投光でエッジを正確に捉える「輪郭撮像モード」で端子位置を検査。さらに「3D撮像モード」で端子部品の高さ情報を捉え、形状不良や溶接不良による部品の浮きを正確に検査可能です。

「輪郭撮像モード」端子部品の位置検査
「3D撮像モード」外観・高さ・形状の3次元検査

選定のポイント

”2次元+3次元検査”に対応する「パターンプロジェクション照明」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。