ベアリング（軸受）の測定

輸送・全般: ベアリング（軸受）は、軸やソケットへの組み付け精度が回転精度に直結し、その寿命を大きく左右します。このため、外径や内径の寸法はもちろん、真円度・同心度などにわたるハイレベルな測定が必要です。

測定における課題

使用する測定機器: マイクロメーター・接触式輪郭形状測定機

測定方法: 外径や内径は、ベアリングの円周の複数箇所をマイクロメーターで測定しています。精密な値は、接触式輪郭形状測定機でベアリングを回転させ、位置を変えながら複数箇所を測定しています。

課題

マイクロメーターでの測定は、2点間測定の平均値なので、あくまでも参考値。
接触式輪郭形状測定機の測定は、測定箇所や検査数に比例して検査時間が長くなり、工程に遅れが出る。また、測定圧による測定誤差も問題。

改善事例

画像寸法測定器は、内径や外径、内径と外径の差はもちろん、真円度・同心度など軸受の精度管理に必要な箇所を1度の操作で測定できます。
測定に時間がかからないので、検査による工程への影響を低減することができます。また、検査数を増やすことで、品質管理の向上にも貢献できます。さらに、ステージに置いた複数のベアリングを同時に測定することもできます。

改善事例