鉄鋼・スラブの寸法・体積測定

赤熱したスラブの寸法(幅・厚みなど)と体積をインラインで測定します。赤熱状態を検査することで、異常の早期発見や加工装置へのフィードバックが可能となります。距離を離して設置すれば熱対策も可能です。

従来の課題

従来の赤色レーザーを光源とした測定器や、受光素子の感度が低い測定器では、輻射光の影響により赤熱した金属を安定して測定できませんでした。
そこで、冷却後に手作業で寸法測定していましたが、異常を早期発見できないことが、歩留まり率の低下の原因となっていました。また、ワークの大きさや重量によっては、手作業による測定に危険が伴う場合がありました。

解決

超ワイドレンジタイプの超高精細インラインプロファイル測定器であれば、1ヘッドで最大測定幅720mm・最長設置距離1380mmに対応し、大型・高熱ワークの測定が可能です。
また、帯状のブルーレーザ光源や超高感度CMOSを用いた専用の光学設計により、赤熱した金属の輻射光に影響されず、安定した測定が可能です。しかも、ワーク搬送を止めることなく、高速かつ高精度なワーク寸法・体積・3次元形状などの自動全数検査が実現します。

選定のポイント

“動いているワークも測定可能”なプロファイル測定器「LJ-X8000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。