今井鉄工所では、プラントに使用される各種圧力容器や塔槽類などを製造してきました。
「製品は一品一様で、形や大きさは製品ごとに異なります。
製品の多くは、人の背丈を遥かに超えるような大きなもので、現地で組み立てをするような超大型タンクなども取り扱っています。
製品を出荷する際には、寸法や外観などの検査が必要です。
ノギスやマイクロメータを使った1人でできる検査もありますが、巻き尺などを使って数人がかりでおこなうような検査が大半を占め、検査に2、3日を要することもあり、想定以上のコストがかかっていました。」
そして、何よりも問題だったのは、寸法を測るにも形状を含め、正確に測ることができない構造があることでした。
「タンクには、側面に取り付け用の足を持ったものがあり、足に設けられたボルト穴と、設置場所の穴の位置を合わせる必要があります。
足は円柱状のタンクの四方に向けて設けられていますが、ボルト穴間の距離(中心径)を測ろうとしても、タンク本体があるので測ることはできません。
そのため、設置場所の穴に合わせたドーナツ形の治具を別に作り、それをタンクの取り付け穴にはめて、位置を確認するしか方法がありませんでした。」
これでは時間もコストも必要以上にかかってしまいます。
「検査はお客様の立ち会いのもと実施するのですが、ボルト穴間の距離(中心径)測定に関しては、お客様もそこは測れないものと諦めている部分がありました。
しかし、お客様に安心していただくためにも、当社ではしっかり裏付けが取れる測定方法を模索していました。
その中で出会ったのが、WMシリーズでした。」