WMシリーズ お客様導入事例

株式会社 今井鉄工所

ワイドエリア三次元測定機の導入により検査時間の短縮、検査人員の削減を実現。
これまでは諦めていた困難な形状検査も可能となり、お客様からの信頼も高まりました。

課題

大型製品の検査に、多くの時間と人を要していた。
製品の形状的に測定が困難な場所もあり、裏付けの取れた検査結果を出すことができなかった。

成果

検査にかかる時間・人的コストを大幅削減。
さらに、正確な測定による検査証明が可能となり、お客様から信頼を得ることができた。

検査時間と人的コストが余計にかかっていた

今井鉄工所では、プラントに使用される各種圧力容器や塔槽類などを製造してきました。

「製品は一品一様で、形や大きさは製品ごとに異なります。
製品の多くは、人の背丈を遥かに超えるような大きなもので、現地で組み立てをするような超大型タンクなども取り扱っています。
製品を出荷する際には、寸法や外観などの検査が必要です。
ノギスやマイクロメータを使った1人でできる検査もありますが、巻き尺などを使って数人がかりでおこなうような検査が大半を占め、検査に2、3日を要することもあり、想定以上のコストがかかっていました。」

そして、何よりも問題だったのは、寸法を測るにも形状を含め、正確に測ることができない構造があることでした。
「タンクには、側面に取り付け用の足を持ったものがあり、足に設けられたボルト穴と、設置場所の穴の位置を合わせる必要があります。
足は円柱状のタンクの四方に向けて設けられていますが、ボルト穴間の距離(中心径)を測ろうとしても、タンク本体があるので測ることはできません。
そのため、設置場所の穴に合わせたドーナツ形の治具を別に作り、それをタンクの取り付け穴にはめて、位置を確認するしか方法がありませんでした。」

これでは時間もコストも必要以上にかかってしまいます。
「検査はお客様の立ち会いのもと実施するのですが、ボルト穴間の距離(中心径)測定に関しては、お客様もそこは測れないものと諦めている部分がありました。
しかし、お客様に安心していただくためにも、当社ではしっかり裏付けが取れる測定方法を模索していました。
その中で出会ったのが、WMシリーズでした。」

デモを体験して導入を即決定。
検査時間は最大で5分の1以下に短縮

しっかりとした裏付けのとれる検査手法を探していた今井鉄工所にとっては、WMシリーズはまさに一筋の光でした。
早速、自社工場でのデモ体験を依頼することに。

「連絡をしてからのキーエンスの担当者のアクションが本当に早く、すぐにデモ機を持って来てくれました。
検査担当の社員も同席して実際に測定するところを見て、素晴らしい測定機だとわかりました。
ぜひ導入して欲しいと社内でも声が上がってきて、そこから導入までは早かったです。」

WMシリーズ導入後は、検査にかかる時間は最大で従来の5分の1以下に短縮され、検査作業も1人でできるので、省人化にもつながっています。

「今までは巻き尺で外周を測り、計算で出していた大型のタンクの直径も簡単に測ることができ、足のボルト穴の位置も、治具なしで正確に測定できるようになりました。
測れない場所がなくなり、経験の浅い検査員でもほとんど誤差なく、ベテランと同じ測定結果が出せるようになったのも大きな導入効果となっています。」

正確で裏付けのとれた検査結果によりお客様からの信頼も向上

WMシリーズを導入したことにより得られた効果は、作業時間の短縮だけではありません。
お客様からの信頼も得られたことが大きな成果でした。

「測定の手間が減り、作業時間が短縮されたことは大変うれしいことですが、やはり一番うれしいのは、WMシリーズで測定することで、しっかりと裏付けがとれた検査結果をお客様に出せることです。
たとえば、タンクの中心はマークも何もないので、中心からの距離が図面に書かれていても測りようがない。
疑似的に測っても、それが合っているか確認することもできません。

しかし、WMシリーズであればすべて測定できるので、この部分の中心はここにあり、このような寸法になっていると自信を持ってお話しすることができます。
三次元測定機を持っていないお客様も多くいらっしゃいますが、WMシリーズで測定したとお伝えすることで、それならば問題ないとお客様も安心されます。」

今井鉄工所では、製品の検査だけでなく、トラブル発生時の原因追及にもWMシリーズを活用しています。
「人間の目ではわからない、接合部のゆがみをWMシリーズで測定することで見つけ出し、原因特定に至ったケースがありました。
以前は何かトラブルが起きると、検査の日数の関係で納期に影響が出てしまうことが多かったのですが、WMシリーズの導入後はそれもなくなりました。

今後は、現地で組み立てをおこなう超大型タンクの測定にもWMシリーズを活用したいと考えていますし、別の場所にある工場ですが2台目の導入も決定しています。
各工場にWMシリーズを使用できる体制を整え、お客様に安心していただける測定結果をお届けしていきたいです。」

株式会社今井鉄工所は、1953年に創業。
プラントに使用される各種圧力容器や塔槽類、熱交換器、真空容器、ストレーナなどの製作を得意とし、一品一様の製品づくりをおこなってきました。
化学、医薬、食品、半導体、石油、原子力、水処理など、幅広い分野で製品が活用されています。

  • この事例に記述した数字・内容は事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。