WMシリーズ お客様導入事例

株式会社 菰下精密鎔断

『R寸法でも穴ピッチでも、ワイドエリア三次元測定機によって測れないものがなくなりました。
品質の劇的な向上が、納期の正確さにもつながり、大きなアドバンテージになっています。』

課題

長尺物やR寸法、穴ピッチなどを正確に測ることができず、時間がかかり、人員も必要。
大板の母材の平坦度測定ではストレッチャーの長さが足りず、全長が測定できなかった。

成果

ワイドエリア三次元測定機を導入したことで、測定できないものがなくなり、測定のための時間も人員も削減。
出荷後の手戻りも減り、納期の精度が向上した。

これまでは、現物あわせのタイミングで初めて
問題に気づくことが多く、大きな負担になっていた

菰下精密鎔断さまは、親子三代にわたり精密鎔断をおこなってきました。
精密鎔断は、可燃性ガスと酸素で厚い鋼板を加熱し、燃焼反応を起こして切断していく加工方法で、垂直方向の切断だけでなく、さまざまな角度からの切断が可能です。

菰下精密鎔断さまでは、厚み1200mmまでの極厚精密鎔断や特殊鋼材、異形切断など、多種多様な精密鎔断に対応しています。
精密鎔断された鋼板は、図面通りに加工されているか寸法確認がおこなわれます。
しかし、曲げ加工されたり、円弧上に鎔断された加工品などのR寸法は、円弧の両端の寸法を測定することでしか数値化することができませんでした。
穴ピッチも同様に、コンベックスでは円中心(仮想点)を正確に測定することはできません。
また、大型の加工品の測定にはコンベックスを用いて二人でおこなっていましたが、揺れやたわみの影響で正確な計測が難しく、時間もかかっていました。

取引先に納品し現物あわせをして初めて問題に気付くこともありました。
その場合、納品した品物を引き取り(運送)し、加工しなおす必要があります。
手戻りの費用・工数をあわせると、すべての利益がなくなるほどの手間になります。
そのため正確に測定できる方法を常に探していました。

測定対象を動かすことなくすべての寸法を測定できる、
ワイドエリア三次元測定機(WMシリーズ)の導入を決定

正確な寸法測定方法を模索していた菰下精密鎔断さまは、WMシリーズのデモを自社工場で体験しました。

「キーエンスの営業担当の方がデモ機をすぐに持ってきてくれました。
5分あれば現場で測定できるとのことだったので、実際に現場で測ってもらうと、今まで正確に測定ができなかった長尺物やR寸法、穴ピッチも測ることができる。
しかも対象物は動かさなくていい。
今までいろいろ探してきて、大きなもののすべての寸法を正確に測定できるというものがありませんでしたので、コレだ!と思いましたね。」

導入の際にはキーエンスから使用方法の講習を受け、導入後もさまざまなサポートを受けます。

「当社は毎回測定対象の形状が違うので、こういう形状の時にはどのように測定したらいいのか迷うことがあります。
そのような時も営業担当の方が来て、実際に測定方法を見せてもらって覚えることができました。
サポートが万全だったので、安心して使えています。
社内で測定担当以外の者も使い始めました。」

寸法測定の正確さは、取引先の信頼向上につながり、
自社の大きなアドバンテージになる。

「精密鎔断は、金属の種類や季節によってもガスや酸素の調整をする必要があり、高い加工技術が求められます。
どんな難しい形状の加工も菰下精密鎔断に依頼すれば大丈夫、と言ってもらえるような会社を目指して技術を高めてきました。
しかし、切ったものが正しい寸法になっているか正確にわからなければ、信頼は得られません。
高い技術力があっても、証明できるものがなければお客様には伝わらないので、WMシリーズで測定したデータを、加工品とともにお客様に納品しています。
おかげさまで今では、ここまで測ってくれるのかといつも喜んでいただいています。」

WMシリーズは、加工精度の向上だけでなく、営業戦略にも活用されています。

「測定データを納品時に提出できるということは、営業面でも大きなアドバンテージになっています。
また、加工品の寸法に自信をもって納品することができ、納品した加工品を組みあわせる際に、ピタッと寸法が揃うということでお客様にも非常に重宝されています。」

株式会社菰下精密鎔断さまは、可燃性ガスと酸素で厚い鋼板を加熱して切断する「鎔断」を長年おこなってきました。
垂直方向の切断だけでなく、多方向、さまざまな角度からの切断が可能で、極厚精密鎔断や特殊鋼材、異形切断など、多種多様な精密鎔断に対応しています。

  • この事例に記述した数字・内容は事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。