WMシリーズ お客様導入事例

大川スティール株式会社

『WMシリーズなら全製品が測定でき、将来的には組立時の測定にも 使える予定です。
測定の幅が広がったことで現在の自社の測定方法に自信が持てました。』

課題

従来は複雑な測定は2名以上必要で、その上長時間の作業を強いられていました。
例)セットバックした柱や仕口部分、階高部分など。

成果

10m以上の製品でも1人、かつ短時間で測定可能となり、測定の大幅な効率化を実現しました。
さらに三次元測定の精度が格段に向上しました。

長い箇所を1人で計測すると何度も移動が必要で、
形状が複雑な部分は計測箇所が多く、時間が掛かる。

大川スティール様は、超高層ビルを含めた数多くのビル建築物や主要交通駅舎、商業施設、競技場などに使用される建築鉄骨製品を製造しています。

その高い品質管理能力と技術力が評価され、国土交通大臣よりHグレード鉄骨製品製造工場の認定を受けています。
近年は、設計から製作、施工までワンストップで対応できる体制を整え、お客様からのニーズが高まっている高品質化や短納期化に対応するべく、設備やソフトの強化に取り組んできました。

巨大な建築物に用いられる鉄骨を製造する大川スティール様だけに、全長が10mを超える製品も多く、建築鉄骨における品質管理のバイブルとなっている建築工事標準仕様書(JASS 6)に基づいた寸法精度に収まっているかの測定では、1人で検査するのには時間が掛かり、2人以上でなければ測定が困難なこともありました。

「10m以上の鉄骨をメジャーで測定するとなると、ひとりでは原点と測定点を 何度も往復することになりますし、長物を指定の張力をかけて測定するには原点 を押さえる必要があるので2人必要です。
さらに仕口や階高などの部分は測定 箇所も多くなるため時間が掛かっていました。」

準備時間の短さと正確な測定結果に驚き。
「これなら使える」と確信。

また、長年検査課で活躍し、高い測定技術を備えた経験豊富なベテラン社員の定年という課題もありました。

「嘱託社員として働いてもらえるのもあと数年。
今まで培ってきた測定技術やノウハウの引き継ぎを進めていますが、今後はデジタル化が進むと考え、若手社員との交代時期に合わせて三次元測定機を導入してみようと考えました。」

そんな時、業界専門誌の記事で知っていたキーエンス「WMシリーズ」の営業担当から連絡があり、デモを見ることに。

「デモまでの対応も早かったですし、当日も到着して組立完成までの時間が短く、すぐ使用できることに驚きました。
しかも測定してすぐに出た結果も正確。
『こんなに簡単なら、測定も楽になるかな』と思いました。」

アフターフォローに関する心強い言葉があったことも背中を押しました。

「『測り方に迷う時は遠慮なく聞いてください』と言ってくれて。
実際に導入後、正確に測定するにはどうすれば良いか電話で聞いたことがあって、本当にすぐ正しい測定方法を教えてくれたんです。
売りっ放しじゃないとわかり、今はとても信頼しています(笑)」

実は以前、キーエンスの三次元測定機の導入を検討したものの、結果的に見送っていました。

「以前紹介してもらった機種の測定範囲は長さ10mまでだったので、 弊社の製品を測定するには少し足りませんでした。
新しいWMシリーズは測定範囲が大幅に広がったので、『これは使える!』と思いました。」

導入後、さらなる短納期化、高品質化を実現。
測定機の活用範囲を広げ、事業の発展を目指す。

WMシリーズを導入し、その使いやすさや精度の高さを実感しています。

「複雑な形状の製品検査において、従来のメジャーで測定した後、WMシリーズで測定していますが精度は申し分ありません。
お客様からもさらなる短納期化、高品質化の要望が高まりつつありますし、その傾向は今後も続くと思われます。
WMシリーズを使えば、従来のメジャーに比べて測定時間も短縮できますし、基本的にすべて1人で測定できるので工数が下がることも明らかになりつつあります。
今後もWMシリーズを使い込んでいく中で、測定時間を半分程度に、トータルコストを5%程度削減できればと考えています。」

また、社内の意識も変化が見られるといいます。

「WMシリーズ導入前から製品精度に対する自信はありましたが、導入によって品質への自信が確信に変わりましたね。
この確信をさらに全社に広げるべく、現在は製品検査でのみWMシリーズを使用していますが、将来的には製品の加工・組立を担当する製造部門でもWMシリーズの新規導入を検討していきたいと考えています。
今後もWMシリーズの本導入で加工精度の向上や短納期化を実現し、事業の発展を目指します。」

大川スティール様は1933年に創業。
虎の門ヒルズをはじめとする超高層ビルをはじめ、空港やスタジアムといった地域のランドマーク建築物などに用いる建築鉄骨製品の設計から製作、施工までをおこなってきました。
近年は、製造工程のライン化や多関節溶接ロボットの導入などによって加工精度向上や短納期化を実現し、成長を続けています。

  • この事例に記述した数字・内容は事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。