WMシリーズ お客様導入事例

山恵鉄工株式会社

WMシリーズの導入で、検査効率は10倍に
開発・量産スピードも加速

課題

建設機械の大型部品や治具を測定

当社は建設機械部品をメインとした製缶・溶接製品の製造会社です。
我々が製造している建設機械の大型部品や治具は測定対象物自体が非常に大きく、10mを超えるものもあります。
これらの大型部品は一般的な三次元測定機やレイアウトマシンには大きすぎて乗らないため、測定できません。
かつては手作業で測定をしており、その当時は「この測り方で本当に測定値が合っているだろうか?」という不安が常につきまとっていました。
また検査治具も製品ごとに作る必要があるため、手間や保管場所にも大きな負担がかかっていました。

その後、レーザトラッカーを導入したこともありましたがこれは扱いが非常にデリケートで、校正には多額の費用と長い納期がかかり、立ち上げるのにも時間がかかるなどの課題がありました。
WMシリーズのデモを見たのはそんな時です。

成果

検査の効率化 — 「10倍のスピードアップ」 を実現

WMシリーズの導入によって、過去の検査方法に比べると検査時間は1/10にもなりました。
つまり10倍の効率化を実現できたということになります。
また、基本的に図面で指示されている寸法はすべて測定をしますが、過去には測れない部分もありました。
そういう時にお客様と相談の上で「ここは測れないですね」ということもありましたが、WMシリーズを導入してからはそういうこともなくなりました。

誰でも簡単に現場でスキャンができる

最初に接触タイプのWMシリーズを導入しました。
さらにその数年後、スキャンタイプのものが発売された際にはデモを見て「これしかない」と感じて20分で即決しました。
その当時新しく始めようとしていた建設機械部品は曲面が多く、複雑な部分も多い部品でした。
新タイプは接触式では測れなかった場所までスキャンでき、しかも測定スピードが圧倒的に速い。
手順も容易で、その仕事以外でも製品検査や治具の測定など、いろいろなことに使えそうだと感じました。

その新しく始めようとしていた部品は十数種類もの対象物があり、立ち上げ時期は次から次へと製品検査が必要でした。
WMシリーズがなかったら、お客様に「もう少し量産開始を待ってください」と言わなければならなかったと思います。

新しいWMシリーズを導入したことで検査スピードは格段に速くなりました。
スキャンは現場でおこない、事務所でスキャンしたデータを確認するというように分担作業ができるようになったことで大幅な効率化に繋がっています。

検査の効率化だけではないメリット

他にも、スキャンデータを残しておくことによるメリットがあります。
現場で測定をした後に「あの寸法どうなってる?」とか、「この部分を測り忘れた」というようなことも発生します。
そんな時にスキャンデータが残っていれば、現場で再度測定をすることなく確認ができます。
また、トレーサビリティとしても役立っています。
お客様から気になるところがあって問い合わせを受けることがあってもスキャンデータが手元に残っているので、出荷時点にどういう寸法で出荷をしたのかという証明になります。

そして製品の測定以上によく使っているのが治具の測定です。
私たちは量産品が多いため一つ一つをすべて測るというよりは、仮組の治具を自社設計・製造することによって品質と効率を両立させています。
当然、この治具も測定できなければ意味がない。
自社でどんどん治具を設計して、作って、測定して、投入していく。
このサイクルスピードが上がることはそのまま開発期間の短縮に繋がります。
新しい仕事ですぐ量産に結び付けられるというのは、強い競争力にもつながっています。
今、WMシリーズは当社の日々の業務の中に深く入り込んでいます。

1973年に創業した山恵鉄工さまは、主に建設機械部品を一貫生産するメーカーです。
豊富な経験と先進的な設備を駆使し、各製造工程を自社で一貫しておこなうことで精度と効率を両立させています。
高い技術力と人材のベストミックスで、お客様の要望にも柔軟に対応可能です。
「Happy Together」を合言葉に、関わるすべての人をハッピーにするという思いで、高品質な製品を提供しています。

  • この事例に記述した数字・内容は事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。