WMシリーズ お客様導入事例

株式会社 東洋製作所

⾼い操作性で誰でも同じように測定ができ、⼤型ワークも場所を選ばず⾼精度に測定。
三次元測定機の導⼊で対外的な信頼性も向上

課題

従来マイクロメータやシリンダゲージ・ノギスなどのハンドツールでは、⼤型ワークの測定と、測定結果に対する信頼性の保証が難しかった。
また測定時間もかかるため、加⼯機の稼働率を下げていた。

成果

ワイドエリア三次元測定機を活⽤することで、⼤型ワークも簡単に1⼈で測定。
品質保証に対する対外的な信頼も格段に向上。

1000mmを超える大型ワークは測定が困難で、信頼性にも欠けていた

大きな部品から小さな部品まで、幅広いサイズの加工に対応されている東洋製作所さまでは、特に大型の異形状の加工を得意とされています。
しかし、大型ワークの場合、加工後の精度確認に課題があり、一般的な測定器具では対象が大きすぎて測定ができなかったそうです。

「精度の確認では、マイクロメータ、シリンダゲージ、ノギスといった測定器具を 使用するのが基本です。
しかし、たとえば1000mmを超えるような大きいもので、測定設備がない場合は、加工機を使った機上測定をおこない、その結果を検査表に記入して出荷していました。
その場合測定機を使った精密な測定ではなく、加工機の運動誤差が加わるので、お客さまの測定結果と差が出るなど、信頼性が保てません。
しかも測定中は加工機を作業に使えず、時間もかかるので、稼働率も下げてしまいます。
お客さまの測定結果との誤差を埋めるには、どのようなことが必要なのかを考えたとき、お客さまの信頼性が高い三次元測定機の導入に行き着きました。」

持ち運びが⾃由で、測りたいまさにその場所で
⼤型ワークの正確な測定が可能に

「三次元測定機を導入するにあたっては、当社はサイズの大きいワークが多いので、さまざまな点を検討する必要がありました。
たとえば、門型の三次元測定機では設置場所の問題があり、ワークが測定機に載らない場合もあります。
アーム型三次元測定機は、繰り返し精度に不安があり、測定範囲が足りなくなることも考えられました。
そのため、場所をとらず、自由に移動ができて、精度良く広い範囲を測定できる三次元測定機を探していました。」

このような経緯で、最終的にキーエンスのWMシリーズに行き着きます。

「WMシリーズは最大測定範囲が広く、大型ワークでも問題なく測定ができます。
測定機を固定せずに、いろいろな場所に持ち運べ、今まで測定ができなかったような場所でも使用できるのも大きな利点でした。
価格面も含め、繰り返し精度の高さや、測定誤差が少ない点なども選んだ理由になります。
導入前は操作性について不安がありましたが、実際はスムーズに使うことができ、経験の浅いエンジニアでも簡単に使用できています。」

正確なデータが製品の品質を担保。
作業者の不安を解消し、お客さまからの信頼を⾼めることができた

「WMシリーズを使うことで、作業者の不安が減り、測定ミスも少なくなっています。
加工未経験者でも測定をおこなうことができて、測定者が変わっても同じ結果が出るようになりました。
測定結果の信頼性も高まり、お客さまからのクレームも減少しています。
もちろん、機上測定をおこなう必要がなくなったので、稼働率を下げることもありません。
お客さまからの問い合わせに対しても、WMシリーズの測定結果を参考に回答ができますし、ワイドエリア三次元測定機で測定していることをアピールすることで、新たな信頼を獲得することもできました。
また、同じWMシリーズを使用されているお客さまもいらっしゃいますので、話が早く、測定内容もよくわかります。」

大型ワークの測定において大きな効果を得られた東洋製作所さまでは、WMシリーズのさらなる活用を検討されています。

「当社は、『機械加工部門』と『電動カー部門』の2部門があります。
電動カー部門では、自社開発品となる電動シニアカー「てくてっくん」の製造販売をおこなっており、この製品の外観形状の寸法測定にWMシリーズが活用できるのではないかと考えています。
現状ではまだそこまで実現していない状況ですが、今後は両部門で活用していきたいと思っています。」

東洋製作所さまは1967年に創業。
鉄道車両や建設機械といった大きなものから、エレベータの巻き上げ機などの高精度部品まで、50年以上にわたって金属加工をおこなってきました。
近年は、自社開発品となる電動シニアカー事業にも乗り出し、成長を続けています。

  • この事例に記述した数字・内容は事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。