運用時のポイント

アフターサポートについて

Wi-Fi機器は、海外メーカーの商品も多いですが、そういった商品はアフターサポートに不満を感じることも多くなっています。また、国内メーカーであっても産業向けではなく一般向けの商品は、工場や生産ラインでの使用を想定しておらず、アフターサポートが受けられないケースもあります。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』は、産業・FA（ファクトリー・オートメーション）用に特化しているので、アフターサポートも万全です。産業用に特化しているので耐環境性能も備えています。FA（ファクトリー・オートメーション）総合メーカーが開発したWi-Fi機器なので、PLCや各種センサとの接続も容易で、キーエンスの各種FA（ファクトリー・オートメーション）機器とシームレスな接続を実現し、充実のアフターサポートを提供しております。

安定性・通信速度・各種装置の接続

さまざまな設備・機器が設置された工場や生産ラインは、無線LAN（Wi-Fi）の通信に悪影響をおよぼすノイズも多く、過酷な通信環境です。そこで無線LAN（Wi-Fi）の運用で課題になるのが安定性・通信速度・各種装置の接続などです。

安定性

工場や生産ラインで無線LAN（Wi-Fi）を使用する場合、もっとも気になるのが安定性ではないでしょうか？「過酷な現場環境で安定した通信が可能なのか？」「通信が途切れてデータの欠損が発生しないのか？」と考える方も多いはずです。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』は、過酷な現場での使用を想定し、電波干渉や電波混雑による遅延や速度低下が起こりにくい、6GHzの周波数帯を採用しています。さらに1つの経路が遮断されても別の経路で継続して接続できるメッシュ無線に対応しており、プログラマブルコントローラ（PLC）「KVｰ8000シリーズ」のドライブレコーダ機能を使用してトラブル前後の設備状況を把握するなど、二重三重のテクノロジーで安定性を高めています。

通信速度

Wi-Fiは、使用する機器や接続する機器によって通信速度が異なります。また、それ以外にも周辺環境によっても通信速度の低下を引き起こします。そこで重要なのが使用するWi-Fi機器の規格と、設置環境の選定および定期的なモニタリングです。Wi-Fiの通信速度が低下する原因については、『通信速度や接続台数（接続人数）』でも説明していますが、最新のWi-Fi規格に対応した商品の選定、アクセス集中や障害物などに強いメッシュWi-Fiの構築などが有効な対策です。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』は、6GHzの周波数帯＋メッシュ無線に対応しているので、充分な通信速度を実現しています。

各種装置との接続

工場では、生産ラインの組み換えやレイアウト変更などもあり、その都度接続状況の確認作業が発生します。また、通信状況によってアクセスポイントの数を増やしたり、設置場所を変更したりといった作業も必要です。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』は、面倒な事前調査不要で、たった10分で立ち上げ可能なので、急な生産ラインの組み換えやレイアウト変更にも柔軟に対応できます。また、数ステップで新規設定やユニット追加もできるので、各種装置との接続や通信範囲の拡張も簡単です。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』なら、現場の無線電波状況を歩きまわりながら調査しなくても、ユニットを設置して通電するだけでたった10分でメッシュ無線を構築できます。

モニタリング・接続状況の確認

電波などを用いて通信を行う無線LAN（Wi-Fi）は、周辺環境の影響を受けやすいという課題がありました。そこで重要なのがモニタリングや接続状況の確認です。その方法として、工場や生産ラインのような広いエリアでの無線LAN（Wi-Fi）利用では、Wi-Fi環境を監視する『無線LANコントローラ』で複数のアクセスポイントを統合管理が一般的です。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』は、専用のアプリケーションで、パソコンのほか、タブレットやスマホから各経路の通信状況/既存の電波状況を確認可能です。通信負荷の高い箇所や速度低下している経路がひと目でわかります。各ユニットの接続状態のモニタリングができるなど、充実したモニタリング・管理機能を備えています。

キーエンスの産業用ワイヤレスシステム『WS-1000シリーズ』は、Webブラウザ上で通信状態の見える化が可能です。そのため、トラブル時も安心で、すぐに対策を講じることができます。