広範囲のシール材検査(ディスペンサロボット連動)

自動車のボディなど、広範囲に塗布されるシール材(シール剤・シーリング材)を全長検査します。ディスペンサロボットのノズルに追随し、自動塗布直後の形状を検査します。タクトに影響しない高速な検査で塗布途切れによる不良の流出を防ぎ、塗布ビードの3次元形状から接着強度を保証します。

従来の課題

従来は、ポイントレーザの変位計を用いて点の高さを測っていました。しかし、シール材の頂点高さを正確に捉えることができないため、微細な塗布ビードの途切れや形状不良を見逃すことがありました。
また、塗布ビードの幅や体積がわからないため、気泡などで薄くなっている箇所なども検出不可能でした。

解決

インラインプロファイル測定器をディスペンサロボットのノズルと並走させることで、塗布直後のシール材の高さや3次元形状を高速かつ高精細に取得します。シール材やワークの色や光沢、曲面・傾斜・段差などの形状に影響されないため、安定した塗布ビードの全長検査が実現します。
また、現場のハードな使用を考慮したヘッドは耐衝撃性を備え、ケーブルは断線しにくいよう耐屈曲性を確保。ディスペンサロボットとの併用においても安定した運用が可能です。

シール材のプロファイル測定
塗布ビードの3次元形状

選定のポイント

“動いているワークも測定可能”なプロファイル測定器「LJ-X8000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。