シャフトの径違い複数箇所同時検査

部位によって外径が異なる「段付きシャフト」の形状を測定し、打痕による凹凸と同時にワークの3次元寸法を検査します。シャフトを1回転させる間に、測定範囲内の全部位・全周の3次元形状を取得することで、高速かつ合理的な自動全数検査を実現します。

従来の課題

画像センサを用いた検査では、外径の違いによりワークの高さ(近さ)が異なるため、ワーク全体にピントが合いませんでした。そのため、センサとワークの距離を変えながらシャフトを複数回転させる必要があり、タクトタイムに影響していました。また、汚れなどの影響により、不良箇所の検出が安定しないことがありました。

解決

インラインプロファイル測定器は、段付きシャフトを1回転させる間に、帯状のブルーレーザで測定範囲内すべての高さ情報を高速かつ高精度に取得。ワークの3次元寸法・形状を高精細に捉えます。
ワークの形状や表面の光沢や汚れに影響されることなく、打痕など不良箇所の凹凸と、ワークの段の幅や高低差など3次元寸法を同時に検査可能です。16kHzの高速サンプリングによるタクトタイム短縮と、安定した自動全数検査で不良品流出防止を実現します。

高精細な3次元形状を高速取得し、異常箇所の検出も可能。

選定のポイント

“動いているワークも測定可能”なプロファイル測定器「LJ-X8000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。