その他(病院/薬局/ガス・水道)

その他の業界として、病院/薬局/ガス・水道でのハンディターミナルの活用事例を紹介します。ハンディターミナルは幅広い業界で利用されています。

病院での活用事例

ハンディターミナルは医療過誤の防止に有効

ハンディターミナルは医療過誤の防止に有効

病院など医療機関で深刻なのが医療過誤という問題です。投薬や処置にミスがあると患者に健康被害が出たり、最悪の場合は生命にかかわる事態にも発展したりしかねません。そこで導入され始めたのがハンディターミナルです。ハンディターミナルと院内情報システムを連携させ、ディスプレイ上で医療情報や患者情報を参照しながら最新の処置オーダーデータを確認できるため「巡回検診」のように多忙な状況下でも適切な投薬、処置が行えるようになりました。使い方も患者のリストバンドに印字されたバーコード=受診者コードをスキャンするだけという簡単なものなので、ミスを防ぎながら医師や看護師の負担も軽減します。

薬局での活用事例

ハンディターミナルで調剤過誤を防止

ハンディターミナルで調剤過誤を防止

調剤薬局で取り扱う医薬品は、形や色が似たものも多く、取り間違いによる調剤過誤が問題になっています。そこで近年では、ハンディターミナルを用いたピッキングチェックシステムの導入が進んでいます。医薬品を保管している棚にバーコードを貼り、ピッキングの際にバーコードを読み取り、処方箋の医薬品と間違いがないかチェックすることで調剤過誤を予防します。ハンディターミナルを用いることで、もし取り間違いが発生しても振動や音で警告でき、人為的なミスを防止することができます。

ガス・水道などの検針業務での活用事例

検針データを現場から送信し、検針作業の簡素化を実現

検針データを現場から送信し、検針作業の簡素化を実現

ガスや水道などの検針作業は、検針員が各家庭を回り検針メーターを目視で確認してその数値を記録して行われます。1日に何百という検針作業をこなすなかで、問題となるのは収集した検針済みデータの扱いです。従来は、検針員が事業所に戻り、料金計算側のコンピュータに取り込む作業が必要でした。しかし、ハンディターミナルなら入力したデータはその場で本部のシステムに送信できるので業務効率が格段に向上しました。

このほか、翌日分のデータを別の担当者が所持するハンディターミナルへダイレクトに送信できるようになり、データの受け渡しも飛躍的に簡素化されています。その日に急きょ訪問先を変更するといった事態となっても、データ通信機能で引き継ぎもスムーズに行えるなど、さまざまな面で検針業務が合理化されています。

まとめ

このページでは、病院や薬局、ガス・水道などの検針における課題と、ハンディターミナルの活用方法について説明しました。まとめると以下の通りです。

  • 医療現場では、人的ミスが安全性や健康に直接関わるため、正確さが厳しく要求される
  • 業務の簡易化と人的ミスの防止には、ハンディターミナルの活用が有効

業務ミスを防止するためのハンディターミナル活用方法とメリットとして下記が挙げられます。

  • 病院:院内情報システムとハンディターミナルを連携させることで、患者への誤った処置や投薬、検査の実施を防止
  • 薬局:ピッキング時に保管棚のバーコードと照合することで、調剤過誤を予防
  • ガス/水道などの検針:検診データを現場から本部システムに送信でき業務効率が向上

この他にもさまざまな業務やシーンでハンディーターミナルの活用によって、ミスの防止や業務の効率化が実現します。
ハンディターミナルの活用方法や導入手順をまとめた資料「ハンディターミナル活用ガイド」を下記よりダウンロードいただけます。商品カタログとあわせてご覧ください。

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