産業用インクジェットプリンター(IJP)の印字原理

産業用インクジェットプリンター(IJP)の印字原理
  • プリントヘッドに、加圧されたインクがコントローラーから供給されます。
  • インクは、ピエゾ振動素子と吐出口を持つ「ノズル」に送られます。
  • インクはピエゾ振動素子により振動を受けながら吐出され、同時に負電荷を帯電します。インクはインク柱を形成していますが、負電荷が飽和した状態で粒子になり、インク柱から分離します。
  • 帯電検出センサーは、インク粒子が正常に帯電しているかを監視して、誤動作を防止します。
  • ノズルから飛び出したインク粒子は、約7000Vの電圧による電界が発生している2枚の偏向電極間を通過します。このとき、インク粒子の帯電量に応じて曲げる力が働くため、飛ぶ方向が変化します。これに合わせて、ワークまたはプリントヘッドが垂直方向に移動すると、文字や数字を形づくり印字されます。
  • 印字に利用されないインクは、ガターと呼ばれるパイプで回収し、再利用します。

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