ロート製薬株式会社

導入約1年で90本以上のシナリオを作成し、業務改善効果を実現!
成功体験を積むことと、きめ細かなフォローがRKを上手く使いこなすコツです

ロート製薬株式会社では、生産技術部と大阪工場にてキーエンスのRPA(業務自動化)ツール・RKを導入。導入から約1年しか経っていないにもかかわらず、2拠点あわせて90本以上のシナリオ(自動化プログラム)を作成し、業務改善効果へとつなげました。そこで生産技術部と大阪工場それぞれでRK導入と普及に深く関わった、生産技術部データインフラ開発グループの濱様と山下様に、RKの導入経緯や活用状況、上手く使いこなすコツなどについて詳しく伺いました。

ロート製薬株式会社

ロート製薬株式会社は、1899年に創業された大阪に本社を置く製薬会社で、一般用目薬では国内トップシェアを誇っています。創業当時は目薬や胃腸薬などの一般用医薬品から始まった同社は、歴史を重ねるごとにサプリメントや健康食品、日焼け止め、リップクリームなど幅広い商品を展開。2020年からは眼科・耳鼻科領域の医療用医薬品の取り扱いも始められました。近年では特に「肌ラボ」や「オバジ」、「メラノCC」といったスキンケア商品が高い人気を獲得しています。

  • 設立 : 1949年(昭和24年)9月15日(創業 1899年(明治32年)2月22日)
  • 従業員数 : 単体1753名、連結9144名
  • 資本金 : 65億400万円(2025年3月期現在)
  • 年商 : 単体 1365億5700万円、連結 3086億2500万円

生産技術部と大阪工場という別々の部署で同時期にRK導入が進む

RKを導入することになった経緯から教えてください。

実は、RKは生産技術部と大阪工場それぞれの部署で別々に導入されました。部署ごとの経緯は次の通りです。

●生産技術部の導入経緯

生産技術部では、元々情報システム部に所属していた私(濱様)が、部内のあるグループから「時間のかかるルーティン作業を自動化できないか」という相談を持ち掛けられたことが始まりです。
弊社では、異常検知のため、毎日の天候データをWebから取得し、自社で保有している電気やガスのデータと組み合わせて、Excelに転記するという作業をおこなっております。そうすることで、たとえばガスの使用量が多ければガス漏れの可能性がないかを、いち早く知ることができるわけですが、この作業が実はかなり時間がかかっていたのです。
また、この作業に時間が取られることで、本来のクリエイティブな分析に時間が割けない、建物の管理やメンテナンスのために休日出勤が必要といった問題も発生していました。

そこで最初は、情報システム部で使っている他社製RPAでの解決を考えました。
そのRPAを触れるベンダーさんに業務分析、シナリオ作成をお願いしようと、見積もりまで進めていたのですが、そんな折、ちょうど上司から「RKというツールの紹介を受けるけど、一緒に話を聞くか?」と持ち掛けられたのです。実際にデモを見てみると、操作は簡単で「これならユーザー側でもシナリオを作れそうだ」という期待感が持てました。だったら外注するより自分たちでやったほうが、スキルが付くし、なにより自分たちが一番業務のことが分かっているので、理想のものが作れるということで、導入を進めていくことになりました。

●大阪工場の導入経緯

大阪工場のほうでは、工場内のDX推進チームで管理者をおこなっていた私(山下様)が、当時の工場長からDXの一環として「RKというものがあるよ」と紹介してもらったことが、導入の入り口となります。
喫緊な課題を抱えていたわけではなかったのですが、常にDX推進の中でやれることを探していたことから話を聞いてみると、ドラッグ&ドロップでシナリオを構築していけたり、AIに「こういうことをしたい」と言えば、ある程度簡単なシナリオを自動で作ってくれたりと、とてもユーザーフレンドリー。これなら確実に成果が出そうだと思えました。

また同時に、MES(製造実行システム)の中で、毎日数時間かけておこなっているExcel転記などのルーティンを自動化させてくれそうだという具体的なイメージも生まれたことから、導入を工場長に直談判しました。

導入からわずか1年ほどで90本以上のシナリオを作成

RKの活用状況を教えてください。

生産技術部では「開発版(AIあり)」を三重県の拠点のパソコンに入れて使っています。その他に、大阪本社、三重のテクノセンター、京都のロートリサーチビレッジの3拠点に展開をしております。

一例ですが、次のようなシナリオが随時動いています。

  • ●Webから天候や、ガス・電気の使用量などの情報を取得してExcelに追記
  • ●生産管理のマスタデータをExcelに転記
  • ●マスタデータの登録期限を確認して、未登録者にアラートメールを送信
  • ●生産計画を読み込んで、適切な人員の配置と並び替えをおこなう
  • ●予算データを取得して、グループごとに勘定科目別・月別のExcelを作成

主に、Webや各システムにあるデータを取得してExcelに転記したり、注意喚起のためのアラートを発信したりするようなシナリオが中心ですね。そのほとんどが深夜や早朝にスケジュール実行されており、社員のみんなが出社したら最新のデータが手元にある状態になっています。

業務見直しや社員育成にも

現時点での導入効果について教えてください。

生産技術部、大阪工場ともライセンス費用は十分ペイできている状態です。
まだまだ自動化したい業務はたくさんあるので、今後それらが実現していけば、さらにその導入効果は大きくなっていく予定です。

定性的な効果で言えば、業務内容の見直しができたことは良かったですね。
たとえば、Webからcsvを取得した際、データを取得する前に1回csvをExcelに保存し直していたのですが、改めて考えるとExcelに保存しなおす必要は特になかった。おそらく安全のためにExcel化する手順を入れ込んでいたのでしょうが、自動化するならcsvのままでも構わないということで、その作業がなくなりました。

またRKに触れることで、ITに対する苦手意識を克服できた社員が出てきたことも導入効果のひとつですね。最初は「RPAってなんですか?」と聞いてくるレベルだった社員が、今では自分ひとりでシナリオを作り切れるまで成長してくれました。
RK導入が「社員のスキルアップ」にも繋がって欲しいと考えていた我々にとって、この結果はとても大きなことだと感じています。

成功体験を積むことと、チームを作ってフォローすることが重要

ITが苦手だった社員が、ひとりでRKを使いこなせるようになってもらうために、どのような工夫をされたのでしょう?

RKはもともとUIやAIがとても優れているので、大きな工夫をせずとも、そもそも使い方を覚えやすいと思っています。
ただそんな中でも、大阪工場では「1分でも1秒でもいい、作業のほんの一部でも良いので、自動化させよう」と働きかけて、規模の小さいシナリオを作らせることで、たくさんの成功体験を積んでもらったのは、上手くいったポイントではないでしょうか。人って、成功体験がないとモチベーションを保ち続けることは難しいですから。

また生産技術部のほうでは、2週間に1回程度MTGをおこない、自動化を進めているリストの進捗や、シナリオ作りでの困りごとについて随時確認するという取り組みをおこなっています。Teams上に「チーム」を作って、タイムリーな情報交換もすることで、シナリオ作成に停滞がないようにも心がけています。
それでも分からないことがあった時は、随時キーエンスのカスタマ―サクセスに助けてもらっています。

カスタマ―サクセスのお話が出てきたところで、その評価についてもぜひお聞かせください。

導入時の伴走サポートの時はもちろんのこと、それ以外でも困ったらメールや電話、時にはTeamsで都度相談させていただいているのですが、皆さん親身に相談に乗ってくださって感謝しています。
反応は早いですし、一緒に考えてくれるだけでなく、こちら側のスキルになるように導いてくれるので、大変ありがたいですね。

特に最初のころは大雑把な相談もたくさんさせていただいたと思います。先ほどのシナリオ例でも挙げた「予算データから複数のExcelを作成する業務」なんかは、やることが多くて複雑なため「そもそもどうすれば、これを自動化できるんだ?」と途方に暮れていましたから。そんな時も、画面共有なども駆使しながら完成まで導いてくれたので、すごく助かりました。ちなみにシナリオ実装後は、この業務に追われていた担当者たちから「ありがとう」の言葉をたくさんいただけたんですよ。

直近の目標は未着手の「やりたいリスト」の自動化!

今後の展望を教えてください。

生産技術部にも大阪工場にも、まだまだRKを使って自動化させたい業務はたくさんあります。たとえば生産技術部でいえば、導入当初に作った「やりたいリスト」の半分程度しかシナリオ化できていません。まずはそれらの自動化を実現していきたいですね。
たとえば現在、着手しているもので言えば「購買の自動発注」です。これが実現できれば、効率化が図れると考えています。

もちろん「やりたいリスト」だけでなく、そこからさらに発展させて、まだ手を付けられていない分野や業務の自動化もどんどん進めていきたいですね。
こうした目標実現のために、ぜひキーエンスさんにはこれまでと変わらぬサポートをお願いできればと思います。

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