芙蓉総合リース株式会社

エンドユーザーコンピューティング実現のためにRKを導入し現在18部署まで横展開が進行中
今後も営業部門など導入部署を増やして業務の自動化をさらに推進していきます
芙蓉総合リース株式会社では、エンドユーザーコンピューティングによる業務の自動化を実現させるべく、キーエンスのRPA(業務自動化)ツール・RKを導入。コーポレート部門を中心とした18部署へ横展開させることに成功し、広く活用しています。そこで社内でRK推進に取り組むシステム企画部の担当課長・樫原様、同部主任・瀬戸口様、および田端様に、RK導入の経緯や活用状況、横展開のコツなどについて詳しく伺いました。
芙蓉総合リース株式会社
芙蓉総合リース株式会社は、情報機器、医療機器、設備機器など多彩な分野のリース業を祖業にしている国内大手の総合リース会社です。近年では社会課題の変化に対応すべく、再生可能エネルギー発電事業、モビリティ事業、BPO事業など、リースの枠組みを超えた新たなビジネスにも事業領域を拡大。「前例のない場所へ。」をスローガンに、社会課題の解決と企業価値の向上の同時実現を目指した経営を進めています。
- 設立 : 1969年5月1日
- 資本金 : 105億3200万円
- 従業員数 : 単体860名、連結3,803名(2024年9月末現在)
- 年商 : 連結:7,085億円/単体:4,336億円(2024年3月期)
コーポレート部門18部署の業務自動化にRKを活用
RKの活用状況を教えてください。

RKは、主に財務企画部や経営企画部といった、いわゆる社内の「コーポレート部門」18部署において業務の自動化に活用しています。シナリオ(自動化プログラム)数としては、現状74本。具体的には、「部門全体の管理表」に他システムからのデータを転記したり、逆に管理表から別ファイルへデータを転記したりといった、「月次でおこなう表データの整備業務」が、その多くを占めています。
その他、持株会データの処理や福利厚生施設の予約管理など、「限られた社員しか対応できない業務」も、RKを使って自動化しました。
開発版は、部署によって活用度に応じたライセンス数を付与していますが、各部署の中には専用ライセンスを持っていないところもあります。また実行版は、実際にシナリオが動いている11部署に各1本ずつライセンスを付与しています。
そのため今後、開発の状況や、シナリオの完成状況によって、ライセンスは増減する予定です。そういう意味で、月額契約のサブスクリプション型というのは便利ですね。
「AIあり」と「AIなし」の使い分けはどのようにされているのですか?
原則、全部署に「AIあり」配布しており、「AIなし」は利用者が多い部署に追加で配布しています。サポートへの問い合わせ内容を見るに、積極的に活用しているようです。
ちなみにシステム企画部としては今後、「AI」のシナリオ分析機能を使って「シナリオの仕様書」の作成を進めていく予定です。
目指すはエンドユーザーコンピューティングによる開発
RK導入の経緯を教えてください。
実は2023年のRK導入に先駆けて、当社では2019年より他社製RPAを使って業務自動化に取り組んできました。自動化させているのは、「ビジネス部門」で主におこなっている毎日何百、何千とあるデータを基幹システムへ入力するという業務です。
ただそのRPAはサーバー稼働型で、大量高速処理に優位性はあるものの、ツールとして扱うには難易度が高く、現場社員が開発・運用するには難しいものでした。実際にそのRPAを扱うためには、ベンダーさんから数人の常駐スタッフを派遣してもらい、日々の開発やトラブル時に対応してもらう必要がありました。
そんな中、各部署が抱える独自のPC業務も、RPAで自動化させられないか……という話が浮上してきたのです。しかし、先行して利用していた他社製のRPAは、先ほども申し上げた通りエンドユーザーコンピューティングには向いていません。そうなるとベンダーに依頼することになるのですが、細々したPC業務の自動化をその都度依頼していては、依頼が滞留してしまい、いつ完成するか分かりません。またコストパフォーマンス的にも悪い。
そのため、新たなRPAの導入を検討するようになりました。
2023年の上半期でツールを探して、数ヶ月を掛けて比較検討。複数の理由からRKを選ばせていただき、2023年の下半期から、まずは「お試し的」に10ライセンス程度契約しました。そこから数ヶ月使ってみて、その使い勝手の良さや、エンドユーザーコンピューティングが実現できそうだという感触を得たことで、本格導入に至った次第です。
競合がある中で、新たなRPAにRKを選定した理由を教えてください。
大きくは次の4点が選定の理由です。
- サポート体制が充実している
- 選択メニューが豊富で機能性が高い
- バージョンアップの頻度が高い
- サブスクリプション型の料金体系
特に大きかったのは、サポート体制ですね。無償なのに専任の担当者が付いて、疑問があれば即時回答してくれるというのは、私たちにとってとても魅力的でした。
RKを社内に浸透させるためにおこなった4つの工夫とは?
18もの部署それぞれで自動化が進むほど横展開が進んでいますが、RKを社内に浸透させるにあたって、どんな工夫をしたのですか?

「経営陣の理解を得て推進を見守ってもらう」、「RPA構築課題を提供して学習してもらう」「各部署に旗振り役を作る」、さらには「ワークショップを開催する」ということをおこなっています。
● 経営陣の理解を得る
ボトムアップで物事を進める際でも、事前にトップ層……経営陣の理解を得ておくことは重要です。ライセンスひとつ契約するにもお金が掛かる話ですから。
具体的な工夫としては、RKでの試行を始める前に、まず副社長や役員を集め、RKを使って簡単なシナリオを目の前で作って「こんなに簡単にできますよ」とアピールをしました。その甲斐もあり、経営陣からは「やってみよう」とゴーサインをいただくことができました。
● 構築課題を提供して学習してもらう
RKの推進は基本的に瀬戸口と田端の2名がおこなっています。この少ない人数で、ユーザーが増えるたびに研修会をやっていては、体力的に持ちません。そこでRKのスキルをエンドユーザーに定着させる方法として、「課題」を設けるようにしました。
まずRKの基本操作は、動画などが豊富に載っているキーエンスさんのサポートサイトで自習してもらい、その後に「課題」としてお題に沿ったシナリオを作ってもらう。その結果を見て、しっかりと合格ラインで作れていればライセンスを正式に付与するようにしています。
● 各部署に旗振り役を作る
RKのライセンスを配布するにあたっては、各部署ごとに推進者・副推進者の2名を「旗振り役」として配置してもらいました。そして各部署でのRKの浸透と、我々システム企画部とのやり取りの窓口としての役割をお願いしました。
実際にこの旗振り役が積極的に動いている部署ほど、RKは広く活用されていることが分かってきたので、やって良かったですね。
● ワークショップを開催する
最後に、最新知識の周知やスキルの向上を目的とした「RKのワークショップ」を、各部署の旗振り役に向けて2ヶ月に1回開催しています。そこではバージョンアップの情報をかみ砕いて説明したり、他部署がおこなっている事例を紹介しています。
キーエンスさんのサポートメンバーの方にもご参加いただき、随時的確な補足やアドバイスを貰えているので、参加者にとっては有意義な時間になっているのではないでしょうか。
このワークショップでユーザー同士が集まることによって、コミュニケーションが活性化する事も期待しています。そしていずれは、そんな「RPA仲間」同士で問題解決できるようになっていくと良いですね。
伴走サポートは安心感と安定感があると高く評価
伴走サポートに対する評価を教えてください。

安心感と安定感がありますね。
質問に対する返答は的確ですし、メールによる問い合わせに対するレスポンスも早い。また、ITリテラシーの高くない人にも分かるように、ユーザー目線の平易な言葉で伝えてくれる点もありがたいと思っています。
またワークショップにご参加いただいた際、「RKを使ってWebスクレイピングで欲しい項目を取得する」という話をした際、「取得したデータはメールに添付することもできますよ」と、補足をしていただけたことがありました。こういうワークショップの意義をすごく理解し、補足していただける点も非常にありがたかったですね。
433時間の業務時間削減を実現!
さらには業務の整理や見直しにも!
RKの導入効果について教えてください。
定量的な効果で言えば、2023年下半期の導入から2024年上半期までの試算で、847時間掛かっていた業務を、414時間まで削減。51.1パーセントの削減率になりました。
RKの導入効果は、業務時間の削減だけではありません。特に、RK開発によって、元々のExcelの項目自体を改善できたり、転記する箇所を減らせたりと業務の整理、見直しにも繋がりました。
現在システム企画部で進めている「シナリオの仕様書」化が進めることで、さらに属人化が解消できたり、シナリオの共有・管理・ブラッシュアップがやりやすくなるといった効果にも期待しています。ブラックボックス化したシナリオや野良シナリオの抑制にも繋がりそうです。
RKは「自分のコピー」「パートナー」のような存在
皆さんにとってRKはどのような存在ですか?
「自分のコピー」とまでは言い切れませんが、それに近い存在です。ボタンをポチッと押すだけで自分の業務を肩代わりしてくれますから。またRKを触ることで業務の見直しに繋がったという面から言えば、「パートナー」的な存在でもあると感じています。
そんなRKを用いた今後の展望を教えてください。
まずは、まだ11部署しかシナリオを動かせていないので、RKを使っている18部署すべてがシナリオを動かせるように進めていくこと、またシナリオ数を増やして費用対効果を上げていくことが目下の展望です。
さらにコーポレート部門だけでなく、ビジネス部門にもRKを使ってもらえるような体制も作っていきたいですね。今、ビジネス部門で使っている他社製RPAは大量高速処理が必要な業務の自動化に特化しているので、もっと身近な小さな業務の自動化に、RKを使って取り組んでいければと思っています。
またシステム企画部としては、「サブシナリオ」的に流用可能なシナリオを作ってライブラリ化できればとも考えています。特に営業部門は、拠点が違っても業務内容は同じなので、上手く使いまわせるものができれば良いですね。
そうした展望の実現のために、キーエンスさんには引き続き、RKを頻度高くバージョンアップしていただいたり、情報交換などにご協力いただければと思っています。

AI/ナビ搭載 業務自動化RPA
「RKシリーズ」

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