包装の歴史

包装、容器の歴史は古く、石器や木材、木の葉、動物の皮などから始まり、やがて土器や樽などに進化していきました。いずれも内容物を保護し、保存、運搬を可能にするなどの目的があります。ラベルはこれらの中身を区別するために誕生したもので、容器とは切っても切れない関係にあります。
ここでは、包装の歴史について解説します。

現代の包装、容器の素材は「紙」や「フィルム」「樹脂」「ガラス」「金属」など多岐にわたります。形状は「箱」や「袋」「ボトル」「カップ」「トレー」「パウチ」など、こちらも用途によってさまざまな加工が施されています。
包装、容器は保護や保存などの目的のほか、商品をPRする機能を持っています。その形状や表示により「商品を目立たせる」「ブランドやシリーズの区別を際立たせる」などの役割を果たします。
ラベルはこれら包装、容器を補助する形で、内容物や内容量、原材料、原産国、アレルギー情報などを記載しています。特に少量・多品種な商品や輸入品では、コストの関係から包装、容器へ1種類ずつ印刷できないため、比較的少量で生産できるラベルを活用し商品を説明・分類することが多いのです。

包装の歴史

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