中京テレビ放送株式会社

RKは、カンタン操作でシナリオを組めるうえ、コマンドを使って複雑な命令を下すことも可能
初学者から上級者まで使いやすいツールです

中京テレビ放送株式会社では、社内に数多く点在する定型的なルーティン業務の軽減を目指して、キーエンスのRPA(業務自動化)ツール・RKを導入。テレビ局の営業・放送を管理する基幹業務システムである「営放システム」や各種データ基盤のデータ抽出や入力など約30近い業務を自動化させて、年間で約1000時間の業務削減に繋げました。そこでRKの開発と、社内での普及に携わっておられる技術DX推進局ICT推進グループ主任の小林様に、RKの活用状況や導入効果、ツールとしての評価などについて詳しく伺いました。

中京テレビ放送株式会社

中京テレビ放送株式会社は、1969年4月1日に開局した愛知・岐阜・三重の3県を放送エリアに持つ日本テレビネットワークの基幹局です。映像の制作・配信・販売、報道、またそれに付随する版権グッズの販売に加え、イベントや施設の運営事業、文化・スポーツ事業、さらに近年ではドローンスクール事業を展開するなど、放送局の枠を超えた幅広いジャンルに挑戦しながら、新たな感動と価値を発信し続けています。

  • 設立:1968年3月1日(開局:1969年4月1日)
  • 従業員数:281名(2025年4月現在)
  • 資本金:10億5600万円
  • 年商:353億4100万円(2025年3月期)

テレビ局の営放システムや各種データ
基盤のデータ抽出・入力を自動化

RKの活用状況を教えてください。

RKは中京テレビ放送の中でも、情報技術を担当する「ICT推進グループ」と、放送技術に関わる「メディアテクノロジーグループ」の2部門で主に活用しています。

現在稼働しているシナリオは、全部で30本。いくつか例をあげるとするなら、次のようなシナリオです。

●未決定の契約を営放システムから抽出して担当者にメールで送信
●各番組のフォーマットを営放システムに転記
●経理のサーバーから収支コードを別システムにインポート
●放送運行表のPDFを営放システムから取り出して指定場所に格納
●視聴率データを営放システムに取り込む
●Webサイト上からニュース視聴数を取得してAWSにアップロード
●営放システム上でCM順の最適化を実行
●本編の尺情報を抽出してExcelに転記しつつ編成担当者に送付

主に「営放システム(民放の基幹システム/営業放送システム)」や各種「データ基盤」から、データを取り出して加工したり、逆にデータを入力したりする用途が多いですね。

アカウント数は開発版が1本と実行版が4本で、開発版はICT推進グループのメンバー5名が活用。RKはフローティングライセンスですので、使いたい人がカレンダーに予約する形で、シェアしながら開発をおこなっています。

「属人化の解消」と「使い勝手の良さ」からRK導入を決定

導入経緯を教えてください。

実は弊社では、RKを導入する前から他社製のRPAを活用しており、いくつかの業務を自動化させていました。しかしながらこのツールは、あまり操作が直感的ではなく、使いこなせる人が限定的という課題感を抱えていました。このままだと、もし担当者が部署異動などでいなくなってしまった時に、上手く引き継ぎができません。そうなるとシステム変更や突発的な不具合があっても、メンテナンスもままならなくなるため、継続的、安定的な稼働に不安があったのです。

そんな中、ある展示会でキーエンスのRKと出会いました。そして大きく次の3つの理由から導入を決定しました。これが2022年8月頃になります。

●市民開発を進められる直感的な操作性

デモを見てみると操作がとても直感的で、簡単にシナリオを組み上げていける。これならICT推進グループだけでなく、いずれは経理や総務、人事といったバックオフィス部門の社員たちが、「市民開発」で自動化を進められるかもしれないという期待感が持てました。

●データ読み込み精度の高さ

さらに機能面を詳しく調べると、ExcelやPDFの処理に強かったのも良かったですね。特にデータの読み込み精度に関しては、とても優秀でした。
たとえば「この位置にある数字を取る」という座標指定ではなく「“合計金額”という項目の右の数字を取る」といった項目名ベースでの抽出ができたり、行や項目の位置が入れ替わったりしても自動的に正しいデータを認識してくれる機能は、非常に使い勝手が良さそうだと感じました。

●手厚くスピード感あるサポート

またキーエンスのサポートの良さも、導入を後押ししてくれました。
まだ導入検討中の段階にもかかわらず、具体的なシナリオ内容をヒアリングしてくれたり、その課題に対するアプローチ案をご提示いただけたりしたのは、とてもありがたかったですね。実際に導入した後も、問い合わせに対するレスポンスはとても早く、評判通りだと実感しました。

年間約1000時間の業務削減!システム周りで困ったら「RKでの解決」が視野に

RKを導入してどのような効果を得られましたか?

現在動いているシナリオ30本で、年間約1000時間の業務削減に繋がっています。
同時に、元々「ICT推進グループ」と「メディアテクノロジーグループ」が、手動でポチポチとやっていた定型の単純作業の多くがなくなったことで、複雑性のある業務の分析、新しい仕組みの構築など、クリエイティブな業務に時間を費やせるようになったのは、非常に大きな導入効果だと思っています。

またかつては、システム周りで困った時は「APIと連携しての解決」だけを考えていたのですが、今では「RKを使った解決」も視野に入るようになった点も、RKの導入効果のひとつと言えます。
特に私たちが使っている「営放システム」を触るには、RKは最適だと思います。
なぜなら全国の系列局が連携する大規模な基幹システムであり、不具合があると、放送事故に繋がってしまいます。社会インフラとしての安定性が最優先されるため、頻繁な改修やカスタマイズがしづらいという側面があります。

その点、RKならAPIなどなくても自動化できますし、大きな予算は掛かりません。さらにちゃんとしたシナリオを作りさえすれば、業務をミスなく肩代わりしてくれます。
手作業の時は細かく三重チェックしていた作業の中には、RKに任せるようになってから、大胆に最終チェック段階まで進めるようになったものもあるくらいです。

そういう意味で、繰り返し作業が多くて、ミスがあまりできないシステムを扱う会社には、ぜひRKをオススメしたいですね。我々のようなテレビ局はもちろん、たとえば製造業を営まれている会社なんかは、かなり親和性が高いのではないでしょうか。

初心者から上級者まで使いやすい柔軟性の高さを評価

これまでたくさんのシナリオを作成してこられた小林様から見て、RKの使い勝手についての評価を教えてください。

初学者から上級者まで、幅広い人が使いやすいツールだと思います。
まず画面の視認性が良いので、どんな命令が動いているのかが分かりやすい。複雑なプログラミングなども必要ありません。さらにはシナリオ作成者以外が見ても、実行内容が読み解けるので、メンテナンスもしやすい。初心者でもとっつきやすいツールだと思いますし、ICT推進グループの慣れたメンバーなら、1日程度でシナリオを作りきることもできる点も、非常に魅力的だと考えています。

一方、上級者に向けた部分としては、RK上で「AWS CLI(コマンドライン)」や「PowerShell」などを使える点を評価しています。やりたい内容によっては、命令をドラッグ&ドロップしてシナリオを組んでいくより、コマンドを使った方が早い時もありますから。
実際に動いているシナリオの中には、コマンドを使ってAWSの「S3(ネットワーク上のストレージ)」上にデータをアップロードしているものもあります。

使い方に柔軟性のあるツールなので、今では業務改善を目指したり、新しいことをやりたいとなった時は、必ずアイデアのひとつとして「RK」が出てくるようになりました。ICT推進グループにとって、クリエイティブなチャレンジを手助けしてくれる存在になっています。

目指すはバックオフィス部門が自ら自動化を進める「市民開発」

今後の展望を教えてください。

ICT推進グループのメンバーは、今や多くのメンバーがRKの「手練れ」に成長してくれたので、ある程度、作りたい自動化は作り終えた状態まで持ってこられました。これからは導入当初から考えていた、バックオフィス部門での「市民開発」をぜひ進めていきたいですね。その実現のために、我々ICT推進グループとしては、各部門からの問い合わせに都度対応するだけでなく、「営放システムを操作するシナリオの作り方」など、初心者でも理解できるRKの手順書を用意してあげることで、RKにはじめて触る皆さんを支援していければと思っています。

そうして使える部署が増えてきたら、開発版のアカウントを増やす必要性も出てくると思います。理想は1部署ごとに開発版1本。そうして各部署の困り事を、自分たちで解決していけるようになれると良いですね。

そういう意味では、RKのAI機能のさらなる拡充には期待しています。
今でもある程度、AIに相談することでシナリオのひな型まではできるようですが、自然言語だけでもっと細かな指示ができて、たとえばシナリオ作成時間が大幅に短縮できるようになったら、もっとRKの活用の幅は広がっていくと思うので、楽しみにしています。

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