松陽産業株式会社

年間で約485時間の業務削減ができ、社員たちのデジタル化や自動化への意識も向上しました
ゆくゆくは「人がやる必要がない業務」はすべてRKで自動化させたいですね!

松陽産業株式会社では、「データの収集および利活用」と「アナログ業務削減による生産性アップ」を目指してキーエンスのRPA(業務自動化)ツール・RKを導入。そこから約1年で18本のシナリオ(自動化プログラム)を生み出し、年間で約485時間の業務削減へと導きました。そこでRKの旗振り役として、岡山事業所と大阪本社でのRK振興を進める管理本部情報システムチームリーダーの千原様に、RKの活用状況や導入経緯、得られた効果などについて詳しく伺いました。

松陽産業株式会社

松陽産業株式会社は、1967年に設立された「パンチングメタル」とその2次加工品の製造メーカーです。通気・通風、フィルター、遮音吸音、意匠、滑り止めなど多彩な用途で使われる「パンチングメタル」を、設計・開発からワンストップで対応できる点が大きな特徴。近年では、大阪の阪神梅田本店の外装ファサードパネルを手掛けるなど、機能性だけでなくデザイン性に特化した製品の需要も高く、帝国データバンク調べ(2024年11月28日時点)では業界トップの売上高を獲得。パンチングメタルのリーディングカンパニーとして業界を牽引し続けています。

  • 設立 : 1967年(昭和42年)11月27日
  • 従業員数 : 143名(2026年1月1日現在)
  • 資本金 : 4500万円
  • 年商 : 47億5000万円(2025年7月実績)

基幹システムのデータ取得・入力などの業務をRKで自動化!

RKの活用状況を教えてください。

RKの導入から約1年間で、18本のシナリオを作成しました。
内容としては、基幹システムの入出力に関わる業務が多いですね。例をあげると、次のようなシナリオを自動化しています。

●例1:基幹システム内のデータをExcel出力

基幹システムに登録されたデータを、各部署で使いやすい形にしてExcelに出力しています。そこからはまだ、自分たちでパワークエリやマクロなどを使って細かな成形をおこなっているので、ここもいずれは自動化させたいですね。

●例2:直販サイトの登録データを基幹システムに格納

当社運営の直販サイトには日々、仕入・売上などのデータが更新されていきます。それらを自動で取得して、基幹システムに正しく転記させています。

●例3:日報を基幹システムに登録

日報をまとめたExcelにアクセスして、基幹システムに入力させる作業も自動化しました。現時点では、手書きの日報をExcelにする作業はまだ人の手でおこなっているので、今後はここの電子化と自動化も目指したいと思っています。

アカウントは、大阪本社で開発版1本と実行版1本、また工場のある岡山事業所でも開発版1本、実行版1本を持っていて、それぞれの拠点で社員たちが自らの業務の自動化を進めています。
RKを触っているのは全拠点合わせて23名。そのうちすごくツールを理解して、ある程度複雑なシナリオまで作れるのは7~8名になります。

データの収集と業務効率化を目指してRKを導入

RK導入の経緯を教えてください。

「データドリブン経営の実現」と「ノンコア業務の効率化」を目指したことが、RKを導入しようと思ったキッカケです。

これから先、会社の付加価値を上げて、より大きく成長させていくには、いわゆるデータに基づいた「データドリブン経営」をおこなっていく必要があります。しかし先ほど「手書きの日報」があるとお伝えしたように、弊社にはまだまだアナログでやっている業務がたくさんあります。そのためデータを活用するにも、肝心のデータがしっかり揃っていないというのが現状でした。
またデータの入出力や転記といった、売上には関わらないけど絶対に必要な「ノンコア業務」が、かなり社員の時間を奪っているという課題も抱えていました。こうした業務をなるべく削減し、人は「人でしかできないクリエイティブな仕事」にシフトさせることで、もっと生産性を上げていけると考えたのです。

そこで浮上したのが「RPA」を使って、データの入出力をシステム化するという試みでした。つまり「ノンコア業務」をロボットに任せることで、「データを貯めること」と「生産性アップ」の両方を同時に実現させられるということですね。

ただ弊社は情報システムチームが最近できたばかり。ITの知見に富んだ者はほとんどいなかったので、知り合いの伝手などを通じて社外の人にも話を聞きながら、良いRPAがないか探し始めました。そこで知ったのが「RK」だったのです。
早速、展示会に足を運び、出展されていたRKを見せていただいたところ、とても使いやすそうで好印象を受けました。

普段通りの業務作業をするだけで、レコーディングしてシナリオを自動で作成してくれるところ、最初に大きなフローを選択するだけで簡単なシナリオができるところ、また生成AIが組み込まれて、困った時にすぐ頼れるところなんかは、魅力的でしたね。

これならITに詳しくない弊社の社員たちでも、シナリオを作れるようになりそうだと期待感を持てたことで、導入を決定しました。

まずは岡山事業所に開発版1本と実行版1本を導入。実際に社員たちに触ってもらい、成果が出そうだという見込みが得られたことで、大阪本社への導入もおこないました。

伴走サポートの活用ときめ細かなフォローでRKの利用者増加を目指す

現在は7~8名がRKを使いこなされているとのことでした。社員の皆さんにシナリオ作りを覚えてもらうために、どのような工夫をされましたか?

キーエンスの伴走サポートを上手く使いつつ、グループを作ってきめ細かいフォローをおこないました。

RKはとても使いやすいツールではありますが、それでもITリテラシーの高くない社員にとっては難しい部分もあります。また「この業務は無駄かもしれない」「RKなら無駄をなくせる」という意識を常に持っていなければ、現状維持バイアスがかかって、主体的に自分たちで改善しようという思いには至りません。

ですので、まずはなるべくたくさんの社員にキーエンスの伴走サポートを受けてもらって、RKに触れてもらうようにしました。岡山事業所で4回、大阪本社で4回、またこれから千葉事業所への展開を考えているので、そちらでも2回、キーエンスの方から指南をいただき、23名の社員が程度の差はあれどRKを触れるようになりました。

あわせてこの23名には、Teamsで作った「RPAを使いこなす」というチームに参加してもらっています。ここでは、最新情報の通知、お互いの情報交換、シナリオの管理と共有をおこなっています。まだ活発な意見交換をおこなうところまでは至っていませんが、頑張ってRKを触ってくれるメンバーも少しずつ増えてきている実感はありますね。

伴走サポートのお話が出てきたところで、キーエンスのカスタマーサクセスについてのご評価もお聞かせください。

とても優秀だと思います。「こういうことをやりたい」と伝えると、いとも簡単にやって見せてくれます。さらには我々のニーズを的確に把握して、ひとつの方法だけでなく、いろんなシナリオの作り方を教えてくださいます。メールの返信も早く、教え方も優しくて丁寧。とても満足しています。
また営業の方からは、IT補助金の活用提案もしていただけて、先日申請を終えました。RKの使い方だけでなく、総合的な支援もしてもらえるのはありがたいですね。

年間で約485時間の業務削減を実現!社員の自動化に対する意識も前向きに

導入効果を教えてください。

導入当初の想定より多い18本ものシナリオが作れたことで、年間で2万9151分(約485時間)の業務削減に繋がりました。
たとえば直販サイトの担当者は、データ転記業務を日々残業しながらこなしていたのですが、今ではその業務の多くが自動化されたことで、定時近くに帰れるようになりました。担当者からは感謝の声が届いています。
これだけの業務効率化に繋がったのは、主体的にRKを触ってくれる社員が、おのおの頑張ってくれたお陰だと思っています。今後さらにシナリオは増えていく予定ですので、まだまだ削減効果は上がっていくという期待感を持っています。

社員たちのデジタル化、自動化に対する意識もだいぶ変わってきた印象があります。
RKの存在を知った社員からは「RKでこんなことができないか?」といった相談を持ち掛けられることも増えましたし、RKを触ったことでITに興味が出てきて「パワークエリを教えて欲しい」というお願いをされることもありました。
また社内では、紙で出していた申請書を電子のワークフローで回していこうという取り組みや、基幹システムに新たなデータを入れようという試みもスタートしました。

デジタル技術を使った業務改善に前向きな社員が増えて、当たり前だった業務に「?」を持てたこと、さらにそこから業務見直しへと繋がったことは、すごく良い傾向だと感じています。

「人がやる必要がない業務」は全部RKに任せたい

実際にRKに触れてみて、どういった会社が活用すると良いと思いましたか?

まだまだアナログで頑張っている中小企業、特に我々のような製造業には向いていると思います。
会社というのは、利益を出して成長していくことが目的です。そして利益を出すには、ものを安く作って、高く売ることが基本。そのためには業務改善、効率化を目指さなければなりません。
しかし中小企業の多くは「人が頑張れば対応できる」範囲で、無理をしながらアナログ業務をこなしている部分が往々にしてあるものです。しかしそれだと手一杯になって、会社のこれ以上の成長はもちろん、個人のスキルアップも望めません。

こうした悩みがあるなら、ぜひRKを導入してみてほしいですね。
「人がやる必要がない業務」を全部任せようとすれば、自ずとデジタル化が進んでいきますし、その過程で業務改善やスキルアップも図ることができますから。

今後の展望を教えてください。

資材部門や営業部門など、まだ導入が進んでいない部署にもRKを浸透させて、おのおのが自分の部署内の業務を見直して、自分たちでシナリオを作れるようになると良いと思っています。ゆくゆくは他の拠点にもRKを導入できるといいですね。
そしていずれは、出社してパソコンを付けたら、全部のシステムが起動して、欲しいデータが揃っている……という状態まで持っていくことが理想です。

ただ懸念点として、勝手にシナリオ作りが進むことで、基幹システムに思わぬ書き込みをしてしまったり、データが壊れてしまったりする可能性もゼロではないと思っています。ですので、そこのガバナンス体制の整備、ルール化もやっていく必要がありますね。

キーエンスさんからは、私たちがやりたいことに対してしっかり対応していただけていますし、最新の事例や改善情報なども都度ご連絡いただけているので、現状でとても満足しています。今後も変わらぬ対応を期待しています。

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